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「…終わったよ。」
「早いね。」
「だって…子供向けの本だったし…」
「何!?」
「…多分5、6歳くらいの子向けのだと思う。」
唖然としてるし…
まじで読めなかったの?
漢字にはフリガナふってあったし…
「…シュルクは本当に頭いいね。」
「そんなことないよ。」
だって前世の知識ですからな
「…シュルク。世継ぎのことだけど…」
「嫌!!私絶対産まないからね!!」
「…養子貰おうかと思ってるんだけど…」
「養子?」
「でもね…王族には赤ちゃんを産める人がいないんだ。だから貴族から貰おうと思ってるんだけど…」
「どこから貰おうか困ってるの?」
図星だね
「…どこがいい?女の子と男の子1人ずつ以上は貰おうと思ってるんだけど…」
「多いね。私は…どこでもいいよ。タール様に色目を使わない人のところだったら。」
「ふふ。シュルク…嫉妬してるの?」
「してない。」
「じゃあなんで色目を使わないところがいいの?」
「…タール様取られる。」
「嫉妬してるじゃん。」
「してないもん。」
してないよ
断じて嫉妬なんてしてないもん
「分かった。上流から探してみるよ。」
「ありがとう。私の我が儘で…」
「いいよ。シュルクが痛いの嫌いなのは昔からだもんね。」
うぅ…
男の人に体を許したくないというか…
本当は知らない人に触られたくもないというか…
「…後今度王家主催の舞踏会があるから仕立て屋に新しいドレス作ってもらってね。」
はい?
舞踏会?
「む…無理無理無理!!私ダンスなんて踊れないし!!」
「知ってるよ。シュルク踊れるでしょ?お義父様から聞いたよ。」
…お父様…恨むぞ
「しかも上手いんだってね。先生泣かしたらしいじゃん?」
まぁ…
泣かしたよ?
1時間で覚えたから…
「楽しみにしてるよ。」
「楽しみにしないで…」
うぅ
タール様酷い…
私が踊りたくないの知って言ってるよね?
ほら
顔が悪魔の微笑みになってるよ…
誰か…
マジで逃亡スキルを教えて…
「早いね。」
「だって…子供向けの本だったし…」
「何!?」
「…多分5、6歳くらいの子向けのだと思う。」
唖然としてるし…
まじで読めなかったの?
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だって前世の知識ですからな
「…シュルク。世継ぎのことだけど…」
「嫌!!私絶対産まないからね!!」
「…養子貰おうかと思ってるんだけど…」
「養子?」
「でもね…王族には赤ちゃんを産める人がいないんだ。だから貴族から貰おうと思ってるんだけど…」
「どこから貰おうか困ってるの?」
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「多いね。私は…どこでもいいよ。タール様に色目を使わない人のところだったら。」
「ふふ。シュルク…嫉妬してるの?」
「してない。」
「じゃあなんで色目を使わないところがいいの?」
「…タール様取られる。」
「嫉妬してるじゃん。」
「してないもん。」
してないよ
断じて嫉妬なんてしてないもん
「分かった。上流から探してみるよ。」
「ありがとう。私の我が儘で…」
「いいよ。シュルクが痛いの嫌いなのは昔からだもんね。」
うぅ…
男の人に体を許したくないというか…
本当は知らない人に触られたくもないというか…
「…後今度王家主催の舞踏会があるから仕立て屋に新しいドレス作ってもらってね。」
はい?
舞踏会?
「む…無理無理無理!!私ダンスなんて踊れないし!!」
「知ってるよ。シュルク踊れるでしょ?お義父様から聞いたよ。」
…お父様…恨むぞ
「しかも上手いんだってね。先生泣かしたらしいじゃん?」
まぁ…
泣かしたよ?
1時間で覚えたから…
「楽しみにしてるよ。」
「楽しみにしないで…」
うぅ
タール様酷い…
私が踊りたくないの知って言ってるよね?
ほら
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誰か…
マジで逃亡スキルを教えて…
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