病弱幼女は最強少女だった

如月花恋

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「ふぇぇん!!おはなし~!!」
「ゆ…結菜!!前より話すの上手くなってるみたいだし…ね?」
「や!!ちゃんとおはなしするの!!」
「王女様。そちらも可愛いですよ」
「かわいくないの~!!」
「「…結菜」」
ママとパパが俯いてしまった。
「そういえばパパ?」
「ん?どうした?ママ?」
「結菜の婚約ってどうしたの?」
ん?

「「あ」」
…なんで宰相さんまで「あ」って言ったの?
「ほら。結菜も女の子なのよ?行き遅れになるのは可哀想じゃない?」
「…結菜」
そこで私に振るのか
「ん?なに?パパ」
「結菜は結婚したい?」
「したい!!」
「…そっか」
パパは自分の椅子に座って…燃え尽きた。
「…宰相。あなた何か知ってるんじゃないのかしら?」
「いや…その…」
「言いなさい。これは命令よ?」
「…前に…陛下が物凄い顔で何かを破っていたので…姿絵かな…と」
「…パパ?姿絵破ったのかしら?」
「結菜に相応しい男は居なかった」
パパはうんうんと1人頷いていた。
…パパ
自爆してるよ
「…はぁ。もう1度送られることを待つしかないわね。宰相。これから姿絵などの婚約関係のものは私のところに通しなさい」
「御意」
「ちょ…ママ!?結菜に悪い虫がつくよ!?」
「パパは少し黙りなさい」
「はい…」
おぉ
ママ強い
最強だね!!
私はキラキラした目でママを見上げた。
「ママ。つよいね」
「あら嬉しいわ」
「鬼嫁…」
「パパ~?殴られたいのかしら~?」
「いえ!!ちょ…逃げる!!」
「あ!!こら!!待ちなさい!!」
パパは転移魔法で逃げ出した。
…パパ…転移魔法が上手いのって…ママから逃げるため?
でも…婚約か
9歳で婚約か
…早くない?
「ママ」
「ん~?どうしたのかしら?」
「ゆいな。9さいだよ?」
「そうね」
「こんやく。はやくない?」
「早くないわ。むしろ遅いくらいよ」
…え
王族だから?
異世界だから?
「18までには必ず婚約しないと…どこかにいい男転がってないかしら」
ママ
凄くいい笑顔で男転がってって…
「…ママ…こわい」
私はママに聞こえないようにそう小声で呟いた。
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