病弱幼女は最強少女だった

如月花恋

文字の大きさ
76 / 148

76

「やっぱりいやぁぁぁ!!」
「こら結菜。暴れないの」
「やだぁぁぁ!!」
「うっうっ」
祐樹…?
何?
「柊さ~ん」
ビクッ
に…逃げなくては!!
「結菜。逃げちゃダメよ。今日はパパいないんだから」
ママは私の手を掴んで歩いた。
「やだぁぁぁ!!」

「結菜ちゃん。今日はお母さんと一緒なんだね」
「…うぅ…にげられなかった…」
「先生。すみません。私は一緒にいられなくて…」
「…おやその子は?」
「昨日生まれたんです。でも自宅で生んだものだから…しかも夜中だったので出生届けも出しに行けなくて…」
「そうですか。結菜ちゃんのことは任せてください」
「ママぁ!!ゆいなもゆうきと一緒に行くぅぅ!!」
「ダメよ。結菜は病院」
ぴぇぇぇん!!
病院は嫌なんだってばぁぁ!!

「弟くん。祐樹って名前なんだね。誰が考えたの?」
「ゆいなっ!!」
「いい名前だね。結菜ちゃんセンスいいよ」
えへへ~それほどでも~
私は即座に自分の腕を庇った。
「…でもちゅうしゃはや!!」
「バレたか」
がるるる
「…結菜ちゃん。祐樹くんにこんな情けない姿見られてもいいの?」
「いいっ!!」
「いいんだ…」
だって祐樹も転生者みたいだし
天才だし
年上かな~って
「結菜ちゃん。じゃあ結菜ちゃんのお話をしようか」
私の話?
「結菜ちゃんの血をいつも取るでしょ?」
「うん。痛い」
「その血がキラキラしてるんだけど…何でか分かる?」
…魔力だね
「分かんな~い」
「じゃあ実物見る?」
先生は奥の部屋から試験管を1本持ってきた。
「これだよ」
うわぁ…
本当にキラキラしてる…
魔力の塊にするとこんなにキラキラしないのに…
「これは先月の。結菜ちゃんの弟の祐樹くんも少し検査してみたいんだけど…」
「ダメっ!!ゆうきはメッ!!」
「じゃあ結菜ちゃんがちゃんと出来るかな?」
「ぐぬぬ…ゆうきをだすなんてせんせいいじわるっ!!」
「褒め言葉かな?」
「ちがうっ!!」
褒め言葉なわけないでしょ!!
私は先生にさっと腕を差し出した。
「やりたきゃやって!!このいじわるせんせい!!」
「人聞き悪いなぁ…でも結菜ちゃんが素直に腕を出すなんて今まで無かったね」
先生は素早く採血を終えた。
「…終わったよ」
「うくっ…痛いよぉ…」
「絆創膏貼るよ」
ペタッ
「はい。よく出来ました」
「…シール」
「どうぞ」
…ちっ
ノーマルシール
これはたくさん持ってるなぁ…
「結菜ちゃんが喜ぶかなと思って絆創膏もプ〇キュアにしたんだよ?」
「どこ!?」
私はすぐに腕を見た。
「っっっ!!」
私の好きなキャラだっ!!
「せんせいありがとっ!!」
「どういたしまして」
こんなに先生が気が利く人だとは思わなかったよ~
感想 40

あなたにおすすめの小説

この優しさには絶対に裏がある!~激甘待遇に転生幼女は混乱中~

たちばな立花
ファンタジー
処刑された魔女が目を覚ますと、敵国の王女レティシアに逆行転生していた。 しかも自分は――愛され王女!? 前世とは違う扱いに戸惑うレティシア。 「この人たちが私に優しくするのは絶対に何か裏があるはず!」 いつも優しい両親や兄。 戸惑いながらも、心は少しずつ溶けていく。 これは罠? それとも本物の“家族の愛”? 愛を知らないレティシアは、家族の無償の愛に翻弄されながらも成長していく。 疑り深い転生幼女が、初めて“幸せ”と出会う―― じんわり心あたたまる、愛されファンタジー。 他サイトでも掲載しています。

転生後はゆっくりと

衣更月
ファンタジー
貧しい集落で生まれたリリは、生まれた瞬間から前世の記憶があった。 日本人特有の”配慮”に徹した赤ん坊を演じていたことで、両親から距離を置かれた挙句、村人からも「不気味な子」として敬遠されることに…。 そして、5才の誕生日に遠くの町に捨てられた。 でも、リリは悲観しない。 前世の知識チートは出来ないけど、大人メンタルで堅実に。 目指すは憧れのスローライフが出来るほど、ほどほどの守銭奴としてリリは異世界人として順応していく。 全25話(予定)

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

ゴミスキルと呼ばれた少女は無限を手にする

森のカフェしっぽっぽ
ファンタジー
十三歳の少女アイリス・アルベールは、人生を決める「祝福の儀」で“ゴミスキル”と蔑まれる《アイテムボックス》を授かってしまう。戦えず、稼げず、価値もない――そう断じた家族は、彼女を役立たずとして家から追放する。さらに、優秀なスキルであれば貴族に売り渡すつもりだったという冷酷な真実まで明かされ、アイリスはすべてを失う。 だが絶望の中、彼女は気付く。この世界が、自分がかつてやり込んだVRMMORPG『メデア』そのものであることに。 そして思い出す―― 《アイテムボックス》には、ある“致命的なバグ”が存在することを。 市場で偶然を装いながらアイテムを出し入れし、タイミングをずらすことで発生する“複製バグ”。それは、あらゆる物資を無限に増やす禁断の裏技だった。 食料も、装備も、資金も――すべてが無限。 最底辺から一転、誰にも真似できないチートを手にしたアイリスは、冒険者として歩み始める。だがその力はやがて、経済を歪め、権力者の目に留まり、そして世界の“仕様そのもの”に干渉していくことになる。 これは―― ゴミと呼ばれた少女が、“世界の裏側”を掌握する物語。

転生幼女の攻略法〜最強チートの異世界日記〜

みおな
ファンタジー
 私の名前は、瀬尾あかり。 37歳、日本人。性別、女。職業は一般事務員。容姿は10人並み。趣味は、物語を書くこと。  そう!私は、今流行りのラノベをスマホで書くことを趣味にしている、ごくごく普通のOLである。  今日も、いつも通りに仕事を終え、いつも通りに帰りにスーパーで惣菜を買って、いつも通りに1人で食事をする予定だった。  それなのに、どうして私は道路に倒れているんだろう?後ろからぶつかってきた男に刺されたと気付いたのは、もう意識がなくなる寸前だった。  そして、目覚めた時ー

掃除婦に追いやられた私、城のゴミ山から古代兵器を次々と発掘して国中、世界中?がざわつく

タマ マコト
ファンタジー
王立工房の魔導測量師見習いリーナは、誰にも測れない“失われた魔力波長”を感じ取れるせいで奇人扱いされ、派閥争いのスケープゴートにされて掃除婦として城のゴミ置き場に追いやられる。 最底辺の仕事に落ちた彼女は、ゴミ山の中から自分にだけ見える微かな光を見つけ、それを磨き上げた結果、朽ちた金属片が古代兵器アークレールとして完全復活し、世界の均衡を揺るがす存在としての第一歩を踏み出す。

神による異世界転生〜転生した私の異世界ライフ〜

シュガーコクーン
ファンタジー
 女神のうっかりで死んでしまったOLが一人。そのOLは、女神によって幼女に戻って異世界転生させてもらうことに。  その幼女の新たな名前はリティア。リティアの繰り広げる異世界ファンタジーが今始まる!  「こんな話をいれて欲しい!」そんな要望も是非下さい!出来る限り書きたいと思います。  素人のつたない作品ですが、よければリティアの異世界ライフをお楽しみ下さい╰(*´︶`*)╯ 旧題「神による異世界転生〜転生幼女の異世界ライフ〜」  現在、小説家になろうでこの作品のリメイクを連載しています!そちらも是非覗いてみてください。

転生能無し少女のゆるっとチートな異世界交流

犬社護
ファンタジー
10歳の祝福の儀で、イリア・ランスロット伯爵令嬢は、神様からギフトを貰えなかった。その日以降、家族から【能無し・役立たず】と罵られる日々が続くも、彼女はめげることなく、3年間懸命に努力し続ける。 しかし、13歳の誕生日を迎えても、取得魔法は1個、スキルに至ってはゼロという始末。 遂に我慢の限界を超えた家族から、王都追放処分を受けてしまう。 彼女は悲しみに暮れるも一念発起し、家族から最後の餞別として貰ったお金を使い、隣国行きの列車に乗るも、今度は山間部での落雷による脱線事故が起きてしまい、その衝撃で車外へ放り出され、列車もろとも崖下へと転落していく。 転落中、彼女は前世日本人-七瀬彩奈で、12歳で水難事故に巻き込まれ死んでしまったことを思い出し、現世13歳までの記憶が走馬灯として駆け巡りながら、絶望の淵に達したところで気絶してしまう。 そんな窮地のところをランクS冒険者ベイツに助けられると、神様からギフト《異世界交流》とスキル《アニマルセラピー》を貰っていることに気づかされ、そこから神鳥ルウリと知り合い、日本の家族とも交流できたことで、人生の転機を迎えることとなる。 人は、娯楽で癒されます。 動物や従魔たちには、何もありません。 私が異世界にいる家族と交流して、動物や従魔たちに癒しを与えましょう!