病弱幼女は最強少女だった

如月花恋

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「じゃあ結菜ちゃん。写真撮るから笑ってね」
「ほぇ~?」
私は首を傾げた。
なんでこんなことに…?
ていうかここどこ?
「ん。そのまま笑えるかな?」
にこっ…?
私が笑うと写真を撮られた。
…なんで?
「パパぁ…」
さっきまでパパと一緒だったのに…
なんで私だけここにいるの…
「結菜ちゃん。じゃあパパのところに戻ろうか」
お兄さんは私の手を引いて元の部屋に戻った。

「パパぁ!!」
「おっと。結菜~どうして泣いてるのかな?怖かった?寂しかった?」
「だって…パパ…きゅうに…いなくなっちゃ…やだぁ…」
「パパはどこにも行かないよ。結菜のそばにいる」
パパは私を抱きしめて慰めた。
「書類は書いていただけました?」
「はい。これですよね?」
「結菜ちゃんはほとんどのことを秘密にするんでしたよね?」
「はい」
「…え?10歳…?」
お兄さんは目を見開いて私を見た。
…何?
そりゃ10歳には見えないでしょうね!!
ちょっとパパにおっきくしてもらったけど!!
「…3歳ぐらいにしか見えなかった…」
「そうですよね。結菜。やっぱり結菜ちっちゃいって」
「…パパのせい」
「ごめん。だってパパ…ママのこと好きだし」
「パパのせい。ばつとしていっしゅうかんパパにあわない」
「へ!?待って!?なんで罰!?」
…私の身長を奪った罰
「結菜~!!」
「おにいさん。ゆいな。げーのーかいでるの?」
「そうだね…ゆくゆくはテレビに出るかも」
「ふぅん」
…それでさっきの写真か
「名前は…ユイかな。あまり元の名前と離れすぎてても反応できないし」
「ユイ!!」
「結菜!!まさかばぁばのところに1週間泊まるとか言わないよね!?」
…?
そのつもりだよ?
ばぁばもいいって言ってくれるし
「そんなのパパは認めません!!」
「あ…でもがくえんどうしよう」
「学…園…?…あ」
パパは何故か私から目をそらした。
「パパ~なにかしってるよね~?」
「…はぁ。この前結菜の学園に退学届出しちゃった♪」
「…はぁ!?」
…退学?
え?
私小学部も卒業出来ないの?
「いやぁ…そろそろ結菜には違うことを学んでもらわないとね?」
「パパなんて…」
「え?」
「だいっきらい!!」
私はパパの膝からおりて逃げ出した。
ちゃんと通いたかったんだもん!!
そのために頑張って文字の勉強もしたのに!!
読み書きも言葉も必死で覚えてひろくんにも手伝ってもらって勉強見てもらったのに!!









~100回記念特別ストーリー~
▷もしも結菜が魔法少女だったら

「くっ…悪はさっさと消滅しなさいっ!!」
私はマジカルステッキで敵をぶっ叩いた。
「キュアユイ~ステッキはそう使うんじゃないって何度も…」
小人が話しかけてきた。
「だって魔法攻撃効かないんだもん!!だったら物理で叩く!!」
「…僕…人選間違えたかな…」
「リス。残りはどれくらい?」
「僕はリスじゃなくてリースだっ!!…残りって?」
リースは首を傾げた。
「残りの悪は?」
「そんなの人の負の気持ちがある限り生まれ続けるに決まってるよ~」
…それって
「…永遠に終わらなくない?」
「終わりはあるよ。親玉を潰せば負の気持ちがモンスターになることはなくなるよ」
「…じゃあ親玉を叩けば…」
「無理無理~親玉には魔法攻撃しか効かないよ~」
…え
じゃあ私の今までの物理攻撃は…
効かない…?
「とりあえず行こう!!」
「それでこそキュアユイっ!!」
私はリースの手を借りて空を飛んだ。

「キュアユイ。待っていたぞ」
「…ん?なんか聞いたことのある声…?」
幕が開くとそこにいたのは…
「パパ!?」
「ママもいるわよ~」
「なんで!?」
「結菜が正義の味方やるならパパ達は悪役かなって」
「ふふ~久しぶりに悪役やるわね~」
…親を叩けばいいの?
「えっと…マジカルストリーム!!」
私はステッキを本来の使い方で使用した。
「…うんうん。魔法少女の結菜も可愛いよ~」
「効いてない!!それどころか指で飛ばされた!!リース!!」
「はいはい」
リースは私の頭にくっついた。
「マジカル☆キュアユイ!!」
「その子がくっつくと服も変わるんだね~ますます可愛いよ。猫耳までついちゃって~」
「…結菜。のちに黒歴史になるわよ」
「ママ!!それ言っちゃダメ!!今は魔法少女キュアユイなの!!」
「だってママもまだ記憶に残ってるもの。アーマオウジダイガナツカシイワネー」
「全然懐かしいんでないし魔王時代って何!?」
私はおもわず突っ込んでしまった。
「もうやだこの家族!!私は魔法少女なの!!パパ達が悪役ならユイに倒されなさい!!」
「あ~ちからが~ぬけていく~(棒)」
「棒読み!!あからさまな演技!!もうこうなりゃどうにでもなれ!!」
私はパパの胸に飛び込んだ。
「パパ…ゆいな…パパにおねがいがあるの…」
「ん?」
「…マジカル爆弾!!」
私はステッキをパパにぶつけて自分は離れた。
バーーーン
「ふっ。悪は倒されたなり!!」
「僕らも危ういから~!!」
「ふぇ!?きゃぁぁ!!天井がふってくる~!!」
…チャンチャン♪

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