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(´-ω-`)スピースピー……
ゴンッ
「いったぁ…何?」
私はまたベットから落ちた。
「痛た…なんでこうもベットから落ちるかな…しかも人が気持ちよく寝てる時に限って…」
私はもそもそとまたベットの上に登った。
くぁぁ
メイド達いないし…誰も起こしてくれなかったの?
ぐぅぅぅ
「ご飯抜いたからお腹空いた…」
私は部屋を出てウロウロした。
厨房がどこなんて分かんない
すると明かりのついた部屋を見つけた。
そして中から声が聞こえたためほんの少しだけ開いたドアの隙間から覗いて見た。
「宰相。シュルクを誘拐したヤツらはどうした?」
「それならタール様が既に殺害してます。誘拐した人達の家族も国外追放してあります。」
「…警備は?」
「騎士団の者を常に傍に置いてます。」
へぇ…
騎士団の人がいたんだ…
知らなかった
今度差し入れでもあげてみよ~
カタッ
「…誰だ!!」
ひゃあ!!
国王陛下…剣飛ばさないで…
ていうか隙間から見てた私によく気づいたね
一緒にいた宰相?さんが扉を開けた。
「シュルク…起きたのか?」
「国王陛下…眠れないの。お腹空いちゃって…」
「宰相。今すぐシュルクになんか食べさせてやれ。」
「かしこまりました。」
宰相さんは頭を下げてから部屋を出て行った。
国王陛下はというと私を膝に乗せていた。
「まぁご飯抜いて寝てたら起きるよね。」
「…国王陛下。タール様が…誘拐犯殺したって本当?」
「…本当だよ。怖くなった?」
「…うん…怖い…タール様が…怖い。私のためだって分かってるけど…」
私の握りしめた手は…震えていた。
「…タールはシュルクの事を愛しているからね。自分の手が汚れることぐらいどうってことないんだろうね。」
「…私も…私もタール様のこと愛してる…だけどね…時々怖くなるの。」
「あぁ…シュルクは男を知らないからね。」
「男?」
「…タールが時々獣みたいにならない?」
「獣が分かんない。」
「…そこも教えてないのか…」
国王陛下は頭を抱えてしまった。
「…タールが怖くなる時ってどんな目してる?」
「えっとね…なんかね…目の奥に火が見えるみたいな感じがするの。」
「それが男だ。」
「男?」
「覚えておくといいぞ。」
「は~い。」
私が返事をすると宰相さんが入ってきた。
「こんなものしか用意出来ませんでしたが…」
「うわぁ!!サンドイッチ!!」
「…シュルク?」
「いったっだきま~す!!」
私ははむはむとサンドイッチを食べ始めた。
「喜んでる…のか?」
「…そのようですね。」
「くぁぁ…はむはむ…」
「シュルク。眠たいなら食べるのやめていいんだぞ?」
「嫌!!しゃいしょーさんがしぇっかく…もってきてくれちゃんだもん…」
「呂律が回んなくなってるだろ。」
国王陛下は私からサンドイッチを取り上げた。
「もう下げとけ。」
「やぁ…食べるのぉ…」
「起きたらな。朝食にでも用意させとくから。」
国王陛下は私の背中を優しく叩き寝かしつけた。
「それ…じゅるい…」
「早く寝ろよ。」
「…むにゃむにゃ…」
私はそのまま眠った。
朝起きたら国王陛下が一緒に寝てた。
…何故?
ゴンッ
「いったぁ…何?」
私はまたベットから落ちた。
「痛た…なんでこうもベットから落ちるかな…しかも人が気持ちよく寝てる時に限って…」
私はもそもそとまたベットの上に登った。
くぁぁ
メイド達いないし…誰も起こしてくれなかったの?
ぐぅぅぅ
「ご飯抜いたからお腹空いた…」
私は部屋を出てウロウロした。
厨房がどこなんて分かんない
すると明かりのついた部屋を見つけた。
そして中から声が聞こえたためほんの少しだけ開いたドアの隙間から覗いて見た。
「宰相。シュルクを誘拐したヤツらはどうした?」
「それならタール様が既に殺害してます。誘拐した人達の家族も国外追放してあります。」
「…警備は?」
「騎士団の者を常に傍に置いてます。」
へぇ…
騎士団の人がいたんだ…
知らなかった
今度差し入れでもあげてみよ~
カタッ
「…誰だ!!」
ひゃあ!!
国王陛下…剣飛ばさないで…
ていうか隙間から見てた私によく気づいたね
一緒にいた宰相?さんが扉を開けた。
「シュルク…起きたのか?」
「国王陛下…眠れないの。お腹空いちゃって…」
「宰相。今すぐシュルクになんか食べさせてやれ。」
「かしこまりました。」
宰相さんは頭を下げてから部屋を出て行った。
国王陛下はというと私を膝に乗せていた。
「まぁご飯抜いて寝てたら起きるよね。」
「…国王陛下。タール様が…誘拐犯殺したって本当?」
「…本当だよ。怖くなった?」
「…うん…怖い…タール様が…怖い。私のためだって分かってるけど…」
私の握りしめた手は…震えていた。
「…タールはシュルクの事を愛しているからね。自分の手が汚れることぐらいどうってことないんだろうね。」
「…私も…私もタール様のこと愛してる…だけどね…時々怖くなるの。」
「あぁ…シュルクは男を知らないからね。」
「男?」
「…タールが時々獣みたいにならない?」
「獣が分かんない。」
「…そこも教えてないのか…」
国王陛下は頭を抱えてしまった。
「…タールが怖くなる時ってどんな目してる?」
「えっとね…なんかね…目の奥に火が見えるみたいな感じがするの。」
「それが男だ。」
「男?」
「覚えておくといいぞ。」
「は~い。」
私が返事をすると宰相さんが入ってきた。
「こんなものしか用意出来ませんでしたが…」
「うわぁ!!サンドイッチ!!」
「…シュルク?」
「いったっだきま~す!!」
私ははむはむとサンドイッチを食べ始めた。
「喜んでる…のか?」
「…そのようですね。」
「くぁぁ…はむはむ…」
「シュルク。眠たいなら食べるのやめていいんだぞ?」
「嫌!!しゃいしょーさんがしぇっかく…もってきてくれちゃんだもん…」
「呂律が回んなくなってるだろ。」
国王陛下は私からサンドイッチを取り上げた。
「もう下げとけ。」
「やぁ…食べるのぉ…」
「起きたらな。朝食にでも用意させとくから。」
国王陛下は私の背中を優しく叩き寝かしつけた。
「それ…じゅるい…」
「早く寝ろよ。」
「…むにゃむにゃ…」
私はそのまま眠った。
朝起きたら国王陛下が一緒に寝てた。
…何故?
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