精霊に愛される(呪いにもにた愛)少女~全属性の加護を貰う~

如月花恋

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お父様へのお願い2

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「お父様。やっぱり破棄してください」
「さっきも言っただろう?無理だ」
「では私…家を出ます」
「は!?」
家を出る…
すなわち公爵家の次女という地位をすてるということだ
「…家を出る?婚約が破棄できなかったら本当に出るつもりなのか?」
「はい」
「…破棄…するか…」
やた
さっきお父様は親バカだって発覚したもんね
私が家を出るって言えば何とかしてくれるはず!!って思ったの
「いやでも…」

悩み始めた…
「…お父様…私…」
「家を出ることは許さない」
先に言われてもうた
「では…私もアル様に言ってみます」
「頼む。俺は今から城に行って陛下と話してくる」
「…では私…学園に戻りますね」
「あぁ。勉強頑張れよ」
「あ…後…」
私はぎゅっとお父様に抱きついた。
「最後に少しだけ抱きつかせてください…」
「…シャルは可愛いな…本当に…」
なでなでされた…
「…お父様。行ってきます」
なんか…アル様に立ち向かえる気がしてきた!!
よし
頑張るぞ~
えいえいお~
…あ
令嬢ってこんな事しないよね
危ない危ない…
なんか最近前世の記憶を少しずつ思い出してるから…
まぁ相変わらず自分のことについては全然分かんないけど…
学園に戻ったら…アル様に抗おう
お父様も頑張ってるんだもん
私も頑張らなくちゃ!!
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