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婚約破棄
「ただいま戻りました。アル様。婚約破棄してください」
「いきなり?シャル…」
「いきなりではありません。前から言っています」
アル様のお嫁さんなんて嫌だ
「…家で何かあった?」
「お父様に婚約破棄のお願いをしただけです。アル様。まだ正式な婚約ではありませんよね?今ならまだ間に合います。破棄してください」
「なんでシャルが正式じゃないって知ってるの…まぁ破棄はしない」
「では私に関わらないでください」
「婚約するのに関わらないっていうのは無理があると思うけど?」
「関わらないでください」
私はそれだけ言って失礼しますと頭を下げてから部屋を出た。
関わりたくない
正直婚約とかどうでもいい
けどね
王家に関わるのは嫌だ
どうせ私は道具として使われるだけだし
それだったら…逃げるかな
家から出れば…お父様も探せないはず
私滅多に外に出なかったから行く場所の想像なんてつかないだろうし
学園は…やめるかな
勉強はしたかったけど…
アル様との婚約が無しになるなら学園も出る
そうと決まれば準備だ!!
荷物まとめて…
あ
学園やめるのってどうすればいいんだろう…
先生に届けを出せばいいかな
あ
でもそうすると…アル様にまで伝わっちゃうから…
「光。風。水。ちょっと来て」
"は~い"
「誰にも気付かれずに外に出るにはどうしたらいいと思う?」
"だったら風の精霊の出番"
「え?」
"私『ステルス』が使えるよ?"
「じゃあ風。今日の夜中学園から出るの手伝って」
"分かった。報酬は血ちょうだいね"
「分かってるわ」
よし
出る手段は整った
後は…アル様に気づかれないことを祈るだけ
でもお父様達には何か残さないとな~
手紙でも書いてこの部屋に置いていけばいっか
え~と…
なんて書こう
まぁ定番でいいよね
探さないでください
うん
数秒で書き終わった…
教科書は持っていこう
役に立つかもだし
後いるものは…
着替えとお小遣いと薬とブロックと…
あ
薬まだ先生が持ってるかも…
今ここにあるのだけじゃ少ない気がする…
貰いに行こうっと
医務室…
「先生。私の薬返してください」
「なんだ?また暴走したのか?」
「違います。自分で持っていれば医務室に行かなくて済むからです」
「…ほいよ。でも魔力切れの時は来いよ?」
「分かってます。まぁもうお世話になることはありませんが…」
私は最後の一言を聞こえないように言った。
だって私学園出るもんね
う~んと…
部屋に戻ったら先生への手紙も書かないとな~
やることいっぱいだ
頑張ろう
そして夜中…
「風」
"は~い"
風は私の肩に乗っかった。
"これでシャルにもステルスがかかったよ~"
「ありがとう。じゃあ荷物にもかけて?」
私は風が荷物にもステルスをかけたのを見て部屋を出た。
そういえば音って伝わるかな…
なるべく静かに行こう…
抜き足差し足忍び足…
するとあっという間に正門の前まで着いた。
後はここから出ればいいだけだよね
キィ…
あ
やっぱ門は音なっちゃうか…
これで気づかれてなければいいな
カシャン
私は門をきちんと閉めてからその場を立ち去った。
「風。ステルス後どれくらいもつ?」
"ん~…後1時間かな"
「じゃあ結構遠くまで行けるね」
私は荷物を持ったまま走った。
走って走って…近くの街に辿り着いた。
その時ちょうどステルスが切れた。
"も…無理ぃ…"
「風ありがとう」
風には後で血を吸わせてあげないとね
えっと…泊まるところを見つけないとね
コンコン
「ん…こんな夜中に誰だよ…」
「すみません…旅をしていたのですが道に迷ってしまって…今夜だけでも泊めていただけませんか?」
「は?女が1人で旅か?…お前貴族だろ。貴族様のお遊びに付き合ってる暇はねぇんだよ。とっとと家に帰りな」
バタンと扉を閉じられてしまった。
え?
お遊び?
遊びじゃないのに…
「いきなり?シャル…」
「いきなりではありません。前から言っています」
アル様のお嫁さんなんて嫌だ
「…家で何かあった?」
「お父様に婚約破棄のお願いをしただけです。アル様。まだ正式な婚約ではありませんよね?今ならまだ間に合います。破棄してください」
「なんでシャルが正式じゃないって知ってるの…まぁ破棄はしない」
「では私に関わらないでください」
「婚約するのに関わらないっていうのは無理があると思うけど?」
「関わらないでください」
私はそれだけ言って失礼しますと頭を下げてから部屋を出た。
関わりたくない
正直婚約とかどうでもいい
けどね
王家に関わるのは嫌だ
どうせ私は道具として使われるだけだし
それだったら…逃げるかな
家から出れば…お父様も探せないはず
私滅多に外に出なかったから行く場所の想像なんてつかないだろうし
学園は…やめるかな
勉強はしたかったけど…
アル様との婚約が無しになるなら学園も出る
そうと決まれば準備だ!!
荷物まとめて…
あ
学園やめるのってどうすればいいんだろう…
先生に届けを出せばいいかな
あ
でもそうすると…アル様にまで伝わっちゃうから…
「光。風。水。ちょっと来て」
"は~い"
「誰にも気付かれずに外に出るにはどうしたらいいと思う?」
"だったら風の精霊の出番"
「え?」
"私『ステルス』が使えるよ?"
「じゃあ風。今日の夜中学園から出るの手伝って」
"分かった。報酬は血ちょうだいね"
「分かってるわ」
よし
出る手段は整った
後は…アル様に気づかれないことを祈るだけ
でもお父様達には何か残さないとな~
手紙でも書いてこの部屋に置いていけばいっか
え~と…
なんて書こう
まぁ定番でいいよね
探さないでください
うん
数秒で書き終わった…
教科書は持っていこう
役に立つかもだし
後いるものは…
着替えとお小遣いと薬とブロックと…
あ
薬まだ先生が持ってるかも…
今ここにあるのだけじゃ少ない気がする…
貰いに行こうっと
医務室…
「先生。私の薬返してください」
「なんだ?また暴走したのか?」
「違います。自分で持っていれば医務室に行かなくて済むからです」
「…ほいよ。でも魔力切れの時は来いよ?」
「分かってます。まぁもうお世話になることはありませんが…」
私は最後の一言を聞こえないように言った。
だって私学園出るもんね
う~んと…
部屋に戻ったら先生への手紙も書かないとな~
やることいっぱいだ
頑張ろう
そして夜中…
「風」
"は~い"
風は私の肩に乗っかった。
"これでシャルにもステルスがかかったよ~"
「ありがとう。じゃあ荷物にもかけて?」
私は風が荷物にもステルスをかけたのを見て部屋を出た。
そういえば音って伝わるかな…
なるべく静かに行こう…
抜き足差し足忍び足…
するとあっという間に正門の前まで着いた。
後はここから出ればいいだけだよね
キィ…
あ
やっぱ門は音なっちゃうか…
これで気づかれてなければいいな
カシャン
私は門をきちんと閉めてからその場を立ち去った。
「風。ステルス後どれくらいもつ?」
"ん~…後1時間かな"
「じゃあ結構遠くまで行けるね」
私は荷物を持ったまま走った。
走って走って…近くの街に辿り着いた。
その時ちょうどステルスが切れた。
"も…無理ぃ…"
「風ありがとう」
風には後で血を吸わせてあげないとね
えっと…泊まるところを見つけないとね
コンコン
「ん…こんな夜中に誰だよ…」
「すみません…旅をしていたのですが道に迷ってしまって…今夜だけでも泊めていただけませんか?」
「は?女が1人で旅か?…お前貴族だろ。貴族様のお遊びに付き合ってる暇はねぇんだよ。とっとと家に帰りな」
バタンと扉を閉じられてしまった。
え?
お遊び?
遊びじゃないのに…
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