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王都編
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* * * *
無事に合格を果たし、騎士団宿舎へと案内される筈なのだが、現状、どう考えてもそれが行われておらず、俺もバルトも宿舎外の建物で途方に暮れて居た。
『アレク』
『言うなバルト。恐らくこれも鬼畜団長の仕業だ』
『流石にヤリ過ぎじゃねぇかよ、こんな仕打ち…』
『すまん…。恐らく俺の所為だ。俺が王家の紋章が刻まれたナイフを持って居た事に対する嫌がらせ。バルトは巻き込まれたに過ぎないのに…申し訳ない』
小声で話をして居るのだが、それすら許さない雰囲気が前方から飛んで居るのだ。
「・・・随分と余裕そうだな偽物」
「別に…偽物とか言われても何の事か判らないのですが?」
「とぼけるな!お前は王家を偽る紛い物だ!!お前のような卑しい身分が王族な訳ないんだよっ!!」
あ~…八束水かよ。
身分としては平民の俺が王家の紋章が刻まれたナイフを持って居たから許せないってか。
「・・・馬鹿らしい・・・」
「なっ!?」
「当然だな」
「なっ…なっ…」
「アレクシスが王家の紋章が刻まれたナイフを盗んだ事にして、自分が成り替わろうって魂胆か?汚ねぇな」
「何だとぉ?!」
「あ~…。そう言う魂胆ならこの処遇も納得だな」
「五月蠅いっ!五月蠅い五月蠅い五月蠅いっ!!お前たちに何が判るっ!」
「「何も?」」
「くっ!」
「・・・ルーカス?何をやってるのかな?」
団員宿舎に入れないと言うアホらしい嫌がらせに耐えて居たアレクとバルトだったが、救世主が現れ形勢が逆転する。
「ラ、ランフォース様ぁ?!」
「何をやって居るのか聞いて居る」
ぞくっ…おぉ~怖い怖い。
王族の殺気と言うか身分から来る何と言い表せば良いんだ?
う~ん…プレッシャーだな(笑)
それが半端ない。
「そ、そのっ…えっと…あのっ…」
・・・表現するなら挙動不審。
どうやってピンチを切り抜けようかと画策してるけど、逃げ場がない状態。
蛇に睨まれた蛙・・・だなぁ。この絵面。
「もしかしてアレクシス殿とバルト殿を宿舎に入れず野宿させるつもりだったの…かな?」
うっわぁ~・・・腹黒いっ(笑)
バルト何て知らん顔して居るが、笑いをこらえてるっぽいな。
まあ物理的ざまぁ精神的ざまぁ…それと高圧的ざまぁ…だなぁ(笑)
「いっ…いえっ…そのっ…」
「どうなんだ?」
「うっ・・・申し訳っ…」
「謝罪で済むと思って居るのか?」
うわぁ…団長さん、顔面蒼白。血の気なくなってるね(ご愁傷様~)
可愛そう・・・とは思わないが…どうすっかなー。
「ランフォース様、お…私たちは被害に遭う前でしたので、その辺で(くっくっく・・・)」
「バルト殿?」
「その・・・くくく・・・笑ってしまいますと、彼の立場が無くなるので我慢して居るのですが・・・くっ」
「ぷぷぷっ」
「ああ。なるほど…アレクシス殿たちの部屋に何かされて居る可能性も有るが、そこまでして居たら団長の立場を解除するし・・・「ごっ・・・すみませんでしたぁっ」」
脱兎の如く逃げ出した団長。
これは何か部屋にも細工してやがったな、と思える慌てっぷり。
「アレクシス殿、ゆっくり話をしてみたいが、これでは難しいだろうね」
苦笑しながら王城へと戻るランフォース様が本当に兄なら嬉しい、と思ったのは言うまでも無い
無事に合格を果たし、騎士団宿舎へと案内される筈なのだが、現状、どう考えてもそれが行われておらず、俺もバルトも宿舎外の建物で途方に暮れて居た。
『アレク』
『言うなバルト。恐らくこれも鬼畜団長の仕業だ』
『流石にヤリ過ぎじゃねぇかよ、こんな仕打ち…』
『すまん…。恐らく俺の所為だ。俺が王家の紋章が刻まれたナイフを持って居た事に対する嫌がらせ。バルトは巻き込まれたに過ぎないのに…申し訳ない』
小声で話をして居るのだが、それすら許さない雰囲気が前方から飛んで居るのだ。
「・・・随分と余裕そうだな偽物」
「別に…偽物とか言われても何の事か判らないのですが?」
「とぼけるな!お前は王家を偽る紛い物だ!!お前のような卑しい身分が王族な訳ないんだよっ!!」
あ~…八束水かよ。
身分としては平民の俺が王家の紋章が刻まれたナイフを持って居たから許せないってか。
「・・・馬鹿らしい・・・」
「なっ!?」
「当然だな」
「なっ…なっ…」
「アレクシスが王家の紋章が刻まれたナイフを盗んだ事にして、自分が成り替わろうって魂胆か?汚ねぇな」
「何だとぉ?!」
「あ~…。そう言う魂胆ならこの処遇も納得だな」
「五月蠅いっ!五月蠅い五月蠅い五月蠅いっ!!お前たちに何が判るっ!」
「「何も?」」
「くっ!」
「・・・ルーカス?何をやってるのかな?」
団員宿舎に入れないと言うアホらしい嫌がらせに耐えて居たアレクとバルトだったが、救世主が現れ形勢が逆転する。
「ラ、ランフォース様ぁ?!」
「何をやって居るのか聞いて居る」
ぞくっ…おぉ~怖い怖い。
王族の殺気と言うか身分から来る何と言い表せば良いんだ?
う~ん…プレッシャーだな(笑)
それが半端ない。
「そ、そのっ…えっと…あのっ…」
・・・表現するなら挙動不審。
どうやってピンチを切り抜けようかと画策してるけど、逃げ場がない状態。
蛇に睨まれた蛙・・・だなぁ。この絵面。
「もしかしてアレクシス殿とバルト殿を宿舎に入れず野宿させるつもりだったの…かな?」
うっわぁ~・・・腹黒いっ(笑)
バルト何て知らん顔して居るが、笑いをこらえてるっぽいな。
まあ物理的ざまぁ精神的ざまぁ…それと高圧的ざまぁ…だなぁ(笑)
「いっ…いえっ…そのっ…」
「どうなんだ?」
「うっ・・・申し訳っ…」
「謝罪で済むと思って居るのか?」
うわぁ…団長さん、顔面蒼白。血の気なくなってるね(ご愁傷様~)
可愛そう・・・とは思わないが…どうすっかなー。
「ランフォース様、お…私たちは被害に遭う前でしたので、その辺で(くっくっく・・・)」
「バルト殿?」
「その・・・くくく・・・笑ってしまいますと、彼の立場が無くなるので我慢して居るのですが・・・くっ」
「ぷぷぷっ」
「ああ。なるほど…アレクシス殿たちの部屋に何かされて居る可能性も有るが、そこまでして居たら団長の立場を解除するし・・・「ごっ・・・すみませんでしたぁっ」」
脱兎の如く逃げ出した団長。
これは何か部屋にも細工してやがったな、と思える慌てっぷり。
「アレクシス殿、ゆっくり話をしてみたいが、これでは難しいだろうね」
苦笑しながら王城へと戻るランフォース様が本当に兄なら嬉しい、と思ったのは言うまでも無い
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