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3 ヒロインへの道
116 しつけ歌
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♩マークが付いているとことは、ステラが適当にリズムをつけて歌っています。
そう思って読んでくださいませm(_ _)m
***************************************************
「みんな、ちゅうもーく!!」
私は大きな声で子供達に呼びかけた。
「みんな、ご飯は食べたよね?じゃこの次は何をするのかな?」
子供達はキョトンとしながら私を見ていた。
「スー様、なんで急に張り切ってるの?」
7歳のミミが不思議そうに尋ねる。そ、そんなミもフタもない‥‥‥
私は苦笑しながら続けた。
「次は、顔を洗って歯磨き、お着替えだよね?みんなわかってるかな?」
「しってるもん」
「そんなのしってるー」
「しってるー」
大きい子の言葉を小さい子が真似する。うっ、可愛い。いや、ここは我慢。
「じゃ、毎日のことだから、頑張って自分でやってみようね。助けが必要な小さな子はお手伝いするよ。
♩ごはんをたべたら
はみがき はみがき
シュッシュカシューシュッシュカシュー」
私が歌うように節をつけて、歯磨きをするように右手を動かしてみせると、小さな子供たちが真似し始めた。
「シュッシュカシュー、シュッシュカシュー」
「ちゅっちゅかちゅー、ちゅっちゅかちゅー」
舌足らずな声も混じってる。かわいい。
子供達はすっかり楽しくなってきたのか、お尻をフリフリ踊り出した。
短い手を振り回しながら、足を踏み鳴らしている。
「こっちでみんなでシュッシュカシューってしようね」
子供達は、楽しそうに一斉に歯磨きを始めた。
「次は何をするのかな?」
「顔を洗う!」
「かおをありゃう!」
子供たちが元気に答える。
そうだね。
「♩シュッシュカシューが終わったら、
お次はお顔を洗いましょ。
おみずで綺麗に洗いましょ。
パシャパシャお水で洗ったら
タオルでぽんぽんぽん きもちいい」
さっきと同じように節をつけて歌ってみせると、また子供たちは楽しそうに歌ったり踊ったりしながら顔を洗い始めた。大きな子が小さな子に協力して楽しそうに顔を洗ってあげている。
「みんな、すごいね。上手だね。」
子供達は楽しそうにきゃっきゃと笑っている。
「歯磨き終わってお顔を洗ってお次はなあに?」
私が歌いながら問いかけると、
「お着替え!」
という元気な返事が口々に返ってきた。
「♩言われなくてもできる子、どのこ?
はみがき はみがき、シュッシュカシュー
お顔をパシャパシャぽんぽんぽん
♩お次はお着替えいたしましょ。
脱いだら綺麗にたたもうね。
パタパタパタってたたもうね」
「はあい」
「はあい」
元気な声でお返事すると、子供達は自分の戸棚に走って行って着替え始めた。
2、3歳の小さな子は一人では難しいみたい。
そばに行ってお手伝いをしていると、デボラが戻ってきた。
「お嬢様、何か魔法でも使ったんですか?いつもここまでさせるのに駄々をこねたり走り回ったりしてもっと時間がかかってるんですよ」
「本当ですか?みんないいこでしたよ?」
「朝のこの時間は私一人なので、いつも大変なんです。もう少しすると通いの手伝いがくるので、なんとかなるんですけどね」
「そうですか。うーん、もしかして、歌って聞かせたからかな?」
「歌?」
デボラがぽかんとした顔で聞き返した。
「歌ってなんですか?」
「え?こういうの」
私は、さっき子供達に歌ってみせた即興の歌をもう一度歌ってみせた。
「♩ごはんをたべたら
はみがき はみがき
シュッシュカシューシュッシュカシュー」
「ステラ、ストップ」
後ろから声がかかった。
「セオドア?」
「心配して様子を見にきたら、やっぱりやらかしてるね」
「何が?」
「歌は、教会で禁止されてるんだから、子供に教えちゃダメでしょ」
「え?そうなの?」
「そうだよ。そういえばずっと前にもそんなこと言ってたよね」
そういえばそうだった。初めて一緒に王都の街に遊びに言った時に歌がないから教会に尋ねに行ったことがあったっけ。そのあと教会が光り輝いて大騒ぎになっちゃったからすっかり忘れてた。
「だって、こどもに歯磨きとか顔を洗うための歌を教えて何が悪いのよ」
「教会で禁止してるからでしょ。子供たちが外でうたを歌ったら、罰を受けることになるから」
「えっ、罰?」
「よくて罰金、悪くて孤児院取り潰しとか?いいことはないよ?」
「なんでよ」
「だから禁止してるからだって、教会が。不満があるなら聖女なんだから変えさせたら?」
「変えさせる?」
「そう」
「聖女だから?」
「だって、聖女だから影響力あるんじゃないの?」
「‥‥‥」
聖女だから、影響力がある?‥‥‥影響力がある?聖女だから?
「それだ!」
私は急に目の前が開けた気がして、思わず、大声を出してしまった。
「はあ?」セオが怪訝な顔をしている。
「それだよ、セオドア!あんたってやっぱり最高!!」
思わずセオドアに抱きついた。
「うわっ、いきなりなんだよ、ステラ。はしゃいだ犬みたいなやつだな」
「ありがとーセオ!!」
**************************************************
ぎりぎりセーフ!なんとか更新できました!よかった。
綱渡りですが、頑張ります。
そう思って読んでくださいませm(_ _)m
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「みんな、ちゅうもーく!!」
私は大きな声で子供達に呼びかけた。
「みんな、ご飯は食べたよね?じゃこの次は何をするのかな?」
子供達はキョトンとしながら私を見ていた。
「スー様、なんで急に張り切ってるの?」
7歳のミミが不思議そうに尋ねる。そ、そんなミもフタもない‥‥‥
私は苦笑しながら続けた。
「次は、顔を洗って歯磨き、お着替えだよね?みんなわかってるかな?」
「しってるもん」
「そんなのしってるー」
「しってるー」
大きい子の言葉を小さい子が真似する。うっ、可愛い。いや、ここは我慢。
「じゃ、毎日のことだから、頑張って自分でやってみようね。助けが必要な小さな子はお手伝いするよ。
♩ごはんをたべたら
はみがき はみがき
シュッシュカシューシュッシュカシュー」
私が歌うように節をつけて、歯磨きをするように右手を動かしてみせると、小さな子供たちが真似し始めた。
「シュッシュカシュー、シュッシュカシュー」
「ちゅっちゅかちゅー、ちゅっちゅかちゅー」
舌足らずな声も混じってる。かわいい。
子供達はすっかり楽しくなってきたのか、お尻をフリフリ踊り出した。
短い手を振り回しながら、足を踏み鳴らしている。
「こっちでみんなでシュッシュカシューってしようね」
子供達は、楽しそうに一斉に歯磨きを始めた。
「次は何をするのかな?」
「顔を洗う!」
「かおをありゃう!」
子供たちが元気に答える。
そうだね。
「♩シュッシュカシューが終わったら、
お次はお顔を洗いましょ。
おみずで綺麗に洗いましょ。
パシャパシャお水で洗ったら
タオルでぽんぽんぽん きもちいい」
さっきと同じように節をつけて歌ってみせると、また子供たちは楽しそうに歌ったり踊ったりしながら顔を洗い始めた。大きな子が小さな子に協力して楽しそうに顔を洗ってあげている。
「みんな、すごいね。上手だね。」
子供達は楽しそうにきゃっきゃと笑っている。
「歯磨き終わってお顔を洗ってお次はなあに?」
私が歌いながら問いかけると、
「お着替え!」
という元気な返事が口々に返ってきた。
「♩言われなくてもできる子、どのこ?
はみがき はみがき、シュッシュカシュー
お顔をパシャパシャぽんぽんぽん
♩お次はお着替えいたしましょ。
脱いだら綺麗にたたもうね。
パタパタパタってたたもうね」
「はあい」
「はあい」
元気な声でお返事すると、子供達は自分の戸棚に走って行って着替え始めた。
2、3歳の小さな子は一人では難しいみたい。
そばに行ってお手伝いをしていると、デボラが戻ってきた。
「お嬢様、何か魔法でも使ったんですか?いつもここまでさせるのに駄々をこねたり走り回ったりしてもっと時間がかかってるんですよ」
「本当ですか?みんないいこでしたよ?」
「朝のこの時間は私一人なので、いつも大変なんです。もう少しすると通いの手伝いがくるので、なんとかなるんですけどね」
「そうですか。うーん、もしかして、歌って聞かせたからかな?」
「歌?」
デボラがぽかんとした顔で聞き返した。
「歌ってなんですか?」
「え?こういうの」
私は、さっき子供達に歌ってみせた即興の歌をもう一度歌ってみせた。
「♩ごはんをたべたら
はみがき はみがき
シュッシュカシューシュッシュカシュー」
「ステラ、ストップ」
後ろから声がかかった。
「セオドア?」
「心配して様子を見にきたら、やっぱりやらかしてるね」
「何が?」
「歌は、教会で禁止されてるんだから、子供に教えちゃダメでしょ」
「え?そうなの?」
「そうだよ。そういえばずっと前にもそんなこと言ってたよね」
そういえばそうだった。初めて一緒に王都の街に遊びに言った時に歌がないから教会に尋ねに行ったことがあったっけ。そのあと教会が光り輝いて大騒ぎになっちゃったからすっかり忘れてた。
「だって、こどもに歯磨きとか顔を洗うための歌を教えて何が悪いのよ」
「教会で禁止してるからでしょ。子供たちが外でうたを歌ったら、罰を受けることになるから」
「えっ、罰?」
「よくて罰金、悪くて孤児院取り潰しとか?いいことはないよ?」
「なんでよ」
「だから禁止してるからだって、教会が。不満があるなら聖女なんだから変えさせたら?」
「変えさせる?」
「そう」
「聖女だから?」
「だって、聖女だから影響力あるんじゃないの?」
「‥‥‥」
聖女だから、影響力がある?‥‥‥影響力がある?聖女だから?
「それだ!」
私は急に目の前が開けた気がして、思わず、大声を出してしまった。
「はあ?」セオが怪訝な顔をしている。
「それだよ、セオドア!あんたってやっぱり最高!!」
思わずセオドアに抱きついた。
「うわっ、いきなりなんだよ、ステラ。はしゃいだ犬みたいなやつだな」
「ありがとーセオ!!」
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ぎりぎりセーフ!なんとか更新できました!よかった。
綱渡りですが、頑張ります。
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