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6 後日譚
242 そして、わたしたち
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私たちは夕暮れの王宮の庭をともに散歩しながら一日に起きたことを話し合い、楽しいこと悲しいことを共有しながら年を重ねていった。
結婚してから一年ほどして世継ぎにも恵まれたので、とうさまが心配していたような私よりも身分の高い側妃をお迎えするという事態は起こらずに済んだ。
ハル様は絶対に他の女は娶らないって頑張ってたけど、本当に世継ぎが生まれなかったらそれでいいのか、私にだってわからないものね。
私の後ろ盾には国内随一の武力を誇るコンラッド家と神聖ヘレナ教団に加えて騎士団を統括するブラウン家まで付いているので、これ以上はないってほどの盤石さだった。その盤石さは、時に冗談のタネになる程。民には最強聖女とあだ名をつけられてしまった。ははは、笑うしかないね。
そうして、私たちは昔ながらのエンディングを迎えた。
貧しかった少女は王子様と結婚し、永遠に幸せに暮らしましたとさってね。
死が二人を分かつまで、私たちは朝食をともに取る習慣と夕方に庭を散策する時間を欠かすことはなかった。
ハル様の瞳をのぞきこむといつでも私を愛していると伝えてくれる愛が宿っていたし、その輝きを見るだけで私は満たされ、ハル様の治世の間国が乱れることはなかった。これって、聖女効果なのかな?だったらいいな。聖女に転生するって楽じゃなかったけど、その甲斐があったってことだよね。
遠く異世界から転生してきて、あなたに出会えた。
そして、あなたのそばにいることを選んだ。
もし、また来世があるとしたら、きっとまた、あなたのそばに産まれ、あなたともにありたい。
そこまで愛せる人に出会えた。
それって、とっても、素敵なことだよね。
おしまい
結婚してから一年ほどして世継ぎにも恵まれたので、とうさまが心配していたような私よりも身分の高い側妃をお迎えするという事態は起こらずに済んだ。
ハル様は絶対に他の女は娶らないって頑張ってたけど、本当に世継ぎが生まれなかったらそれでいいのか、私にだってわからないものね。
私の後ろ盾には国内随一の武力を誇るコンラッド家と神聖ヘレナ教団に加えて騎士団を統括するブラウン家まで付いているので、これ以上はないってほどの盤石さだった。その盤石さは、時に冗談のタネになる程。民には最強聖女とあだ名をつけられてしまった。ははは、笑うしかないね。
そうして、私たちは昔ながらのエンディングを迎えた。
貧しかった少女は王子様と結婚し、永遠に幸せに暮らしましたとさってね。
死が二人を分かつまで、私たちは朝食をともに取る習慣と夕方に庭を散策する時間を欠かすことはなかった。
ハル様の瞳をのぞきこむといつでも私を愛していると伝えてくれる愛が宿っていたし、その輝きを見るだけで私は満たされ、ハル様の治世の間国が乱れることはなかった。これって、聖女効果なのかな?だったらいいな。聖女に転生するって楽じゃなかったけど、その甲斐があったってことだよね。
遠く異世界から転生してきて、あなたに出会えた。
そして、あなたのそばにいることを選んだ。
もし、また来世があるとしたら、きっとまた、あなたのそばに産まれ、あなたともにありたい。
そこまで愛せる人に出会えた。
それって、とっても、素敵なことだよね。
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