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11. 占いの結果
しおりを挟む社長の話しは私の知らない占いの世界が広がっていました。
まず、社長の名前と私の名前を姓名判断というもので調べ、それから社長の考案した占いをしたそうです。
結果は…。
社長と私の相性は数字でいうと98%らしいです。驚きの数字ですよね。
私の占いの結果は教えないということになっているので所々考えながら話をしていましたが社長は一生懸命頑張る人が好きなんだそうです。
これって私が一生懸命になる人だと結果が出たということだよね?でもそれって誰にでも当てはまりそうだなぁ~って思うのですが…私だけ?
「僕はね、誰かを支える事が好きなんだよね。だけど恋愛においては守ってあげたい人を支えるんではなくて、不運にも負けないで頑張る人を応援しながら支えたいんだよ。」
「はぁ…。」
いや、社長…それは私の占い結果に不運と出たと言っていますよ。
信じていないけど…不運と言われて嬉しくはないです。
「それにね、葉山さんは僕と結婚すると運が開けるんだよ。」
あっ、社長…とうとう結果を直接言いましたね。私の結果は言わないということを忘れていますね。
「名字が葉山から占一になることで運が良くなるんだ!」
うん、社長は興奮しているようですが逆に私は冷静になっています。
社長と同じ画数の人がいればその人でも良いということでもないのかな?
「名前の画数って同じ人がいますよね?その人では駄目なんですか。」
「それは違うよ。画数は同じでも生年月日や血液型などが違えば性格や運命は違ってくる。それに全てが同じ人なんてそうはいないしね。」
ふ~ん、そうなのか。
「それに葉山さんの好きなタイプは少し変わっているからね。出会いはそんなに多くないはずだ。」
だから言ってますよ…占いの結果。
でも、申し訳ありませんが結果は外れてますよ。
「そんなことはありません。真面目な人なんて大勢いらっしゃいますよね。」
真面目が一番です。元カレも真面目だと思っていましたが…そこは私の見る目が無かっただけですね。
「あ~、真面目なのは葉山さんだよね。恋にも真面目で浮気には手厳しいしね。潔癖だから一度浮気をされたらヨリを戻すことはないだろうしね。葉山さんが相手に求めるのは真面目ではなくて、何かの才能がある人に惹かれる傾向があるってでたよ。」
「え…。」
…思いあたりますね。
元カレもデザインの才能がある人でした。あの人の作品を見て素敵だな~って思って…仲良くなっていったんです。
実際にデザインで賞とかも獲っていましたから才能はあったんだと思います。
そう言えば…元カレの前に高校生時代に好きだった人も才能がある人だった。
私は人にタイプを言うときは「真面目な人。」って言っていましたが実際は違うかったということになるの?
私の好きなタイプは才能のある人?
…難しい人だと思われそうですね。
ん…じゃあ社長は何の才能のある人?
いやそもそも自分で才能のある人って言える時点でナルシスト決定だよね。イケメンだから許されているのかもしれませんが…ちょっと引きます。
「今…変な事を考えてるよね?また顔が凄いことになってるよ。僕の事を気持ち悪いものを見る目で見ている気がするんだけど…。気のせいかな?」
気のせいではありません。
「社長…占いの結果を言ってますよ。約束忘れていませんか?」
「え?!言って…たね。そうだった。ごめん。」
素直に謝るよイケメンは嫌いじゃないですが約束を破るイケメンは好きじゃないです。
「まあ、言いたいことは何となく理解できました。けど、占いで運命の人と言われたからって好きになるってことはありません。それは聞いた今でも変わる事はありません。」
「…僕も葉山さんの占い嫌いが相当に根深いということが理解できたよ。僕は占いの結果を葉山さんに強要するつもりはないから安心して。」
社長の話が終わって部屋から出ると、白玉と戯れる別のイケメン…谷岡さんの姿がありました。
「あれ?その様子だと僕にもチャンスがあると見たね。」
何のチャンスですか?!
しかもどこを見てそう感じた?
「うるさいよ…。ほら部屋に入って始めるよ。」
私と入れ替わる様に谷岡さんが部屋に入っていきました。
「葉山さん、お疲れ様でした。今日はもう帰って良いよ。」
いつもより30分くらい早いです。
「え!良いんですか?」
「うん、良いよ。気をつけてね。また明日よろしくお願いします。」
占い嫌いでもクビにはならないんですね!良かった~。
色々あって疲れたから早く帰れるのは嬉しい。
「ありがとうございます。お疲れさまでした。」
私はいわれるがままに早く帰宅した。
社長…良い人だわ。
でも…何かを忘れているような。
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