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66. シャルル一家も実は…
しおりを挟む作戦が始まった。
私達は城中に"魔写る君"と"動くんです"を設置して"動くんです"の映像は王様のお部屋で見られるようにしてみました。
魔写る君は人感センサーみたいな物を魔道具で作ってもらって連動するように改良してみました。
でも、これが作れる両親って実は天才なんでは…と思ってしまいます。
何故、こんなことをしているかと言うと、私達が作成した魔道具を使用してもらおうとお城まで持って来たら、王様が「そのまま城に取り付けてくれないか」と声をかけてこられたのです。
王様に頼まれて断れる国民はいませんよね。
なので、家族総出で取り付け作業中です。
王様曰く…。
「そろそろ動き出しそうだから…」
…だそうです。正直言って私は何の事だか分かりませんでしたが、母さんは頷いていました。
何が動き出すんだろう…?
取り付け作業も終わり自宅に帰ろうかと思っていたら、今度は王妃様が声をかけてきて下さった。
「今日はこのまま、泊まっていかない?…というか見ていかない?」
…泊まる?
…ここに?
…見ていかない?
何を見るのですか?
私が呆然としていると、母さんが横から出てきて…。
「見てても宜しいのですか…」
母さんは何の事だかわかっているんだね。
「ええ、だってあなた達にも関係している事なんだから良いわよ」
関係している事…?
「では、お言葉に甘えて…」
「え!泊まるの母さん…」
ここが王宮だって忘れてませんか?
「泊まるけど、寝ないわよ…徹夜で朝まで監視するのよ」
誰を…?
父さんも頷いている。
夫婦で通じているんですね。
私とアロムはお互いの顔を見合わせて、首をかしげた。
理解できていないのは私達だけみたいだね。
結局…本当に王宮に泊まる事になってしまった。
まあ、寝ないらしいけど…。
豪華な夕飯を頂いて…村では見たこと無いご馳走だった…。
その後お茶も頂いて…すごく良い香りのする紅茶だった…。
こんなので良いのかな…と思っていたら、母さんが話しだした。
「もうそろそろ動くんじゃないかしら…昼間色々と動いていたみたいだし…」
すると、王妃様が…。
「そうね。マウルは上手く出来るかしら…心配だわ…」
一体何の事なんでしょうか?
私にはまだわかりません。
すると、サリア姫の侍女のマリーさんが、
「そうですね。城の中のキャンドルは普通の物に替えましたから、後は、マウル様のお部屋の物だけだったのですが…」
「「「え!?」」」
「まだ、すり替えてなかったの?」
王妃様が驚きながら聞いた。
「…大丈夫かしら…」
…皆が沈黙した。
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