23 / 57
22話 いつもの日々
しおりを挟む
それから数日後、王都に帰ったヴェルナーさんからの連絡はまだ来ていない。ライアン様は最近ゆっくり話す時間もないほど忙しくしているみたいで夕食も別で食べている。ライアン様の側で働きたいがそれも限度があった。元々部外者なのだから仕方がない。会えるの寝る時だけだから遅くなっても待っておこうと思ってるけど眠くてウトウトしちゃうんだよね...
文字もライアン様のおかけで簡単なものだけは読めるようになったから小さい子が読む絵本を読んでいる。夜に読むとやっぱり眠くなっちゃうから止めようかなと思っているとドアが開く音が聞こえライアン様の姿が見えた。
「お仕事お疲れ様です。」
「ありがとう」
なんか窶れてる気がするのは気のせいかな.....ううん顔色も悪い。
「大丈夫、ですか?」
「心配してくれてるのかい、嬉しいよ。まぁ大丈夫さ一緒に寝るようになってからだいぶと疲れがとれたからね」
「本当に?」
その問いかけに答えることはなく、乃亜を胸に引き寄せてキスをする。
「んっ...」
息が苦しいので口を開けると舌を強引に捻じ込まれ口内を掻き回された。
「ん...ん....っ!」
こんなこといつもはしないのにどうしたんだろう。最近は話すことも少なかったから話を聞かないとダメだ。
「ライ...アン.......さまっ!」
ライアンはハッと正気に戻り身体を離した。顔を上げると泣きそうな顔をしている。
「どうしたんですか...とりあえず座ってくださいそれから話しましょう。僕、キスよりライアン様とお話したいです。」
「すまない...すまない...もう寝よう明日も早いんだ。」
「はい、ごめんなさいお話ししようなん
て...疲れてますよね。おやすみなさい」
「ああ、おやすみ」
と言ってベッドに寝転がりいつものように抱きしめて寝てくれると思っていたので身を寄せると僕と反対を向いて寝てしまった。
文字もライアン様のおかけで簡単なものだけは読めるようになったから小さい子が読む絵本を読んでいる。夜に読むとやっぱり眠くなっちゃうから止めようかなと思っているとドアが開く音が聞こえライアン様の姿が見えた。
「お仕事お疲れ様です。」
「ありがとう」
なんか窶れてる気がするのは気のせいかな.....ううん顔色も悪い。
「大丈夫、ですか?」
「心配してくれてるのかい、嬉しいよ。まぁ大丈夫さ一緒に寝るようになってからだいぶと疲れがとれたからね」
「本当に?」
その問いかけに答えることはなく、乃亜を胸に引き寄せてキスをする。
「んっ...」
息が苦しいので口を開けると舌を強引に捻じ込まれ口内を掻き回された。
「ん...ん....っ!」
こんなこといつもはしないのにどうしたんだろう。最近は話すことも少なかったから話を聞かないとダメだ。
「ライ...アン.......さまっ!」
ライアンはハッと正気に戻り身体を離した。顔を上げると泣きそうな顔をしている。
「どうしたんですか...とりあえず座ってくださいそれから話しましょう。僕、キスよりライアン様とお話したいです。」
「すまない...すまない...もう寝よう明日も早いんだ。」
「はい、ごめんなさいお話ししようなん
て...疲れてますよね。おやすみなさい」
「ああ、おやすみ」
と言ってベッドに寝転がりいつものように抱きしめて寝てくれると思っていたので身を寄せると僕と反対を向いて寝てしまった。
35
あなたにおすすめの小説
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
(無自覚)妖精に転生した僕は、騎士の溺愛に気づかない。
キノア9g
BL
※主人公が傷つけられるシーンがありますので、苦手な方はご注意ください。
気がつくと、僕は見知らぬ不思議な森にいた。
木や草花どれもやけに大きく見えるし、自分の体も妙に華奢だった。
色々疑問に思いながらも、1人は寂しくて人間に会うために森をさまよい歩く。
ようやく出会えた初めての人間に思わず話しかけたものの、言葉は通じず、なぜか捕らえられてしまい、無残な目に遭うことに。
捨てられ、意識が薄れる中、僕を助けてくれたのは、優しい騎士だった。
彼の献身的な看病に心が癒される僕だけれど、彼がどんな思いで僕を守っているのかは、まだ気づかないまま。
少しずつ深まっていくこの絆が、僕にどんな運命をもたらすのか──?
騎士×妖精
この世界は僕に甘すぎる 〜ちんまい僕(もふもふぬいぐるみ付き)が溺愛される物語〜
COCO
BL
「ミミルがいないの……?」
涙目でそうつぶやいた僕を見て、
騎士団も、魔法団も、王宮も──全員が本気を出した。
前世は政治家の家に生まれたけど、
愛されるどころか、身体目当ての大人ばかり。
最後はストーカーの担任に殺された。
でも今世では……
「ルカは、僕らの宝物だよ」
目を覚ました僕は、
最強の父と美しい母に全力で愛されていた。
全員190cm超えの“男しかいない世界”で、
小柄で可愛い僕(とウサギのぬいぐるみ)は、今日も溺愛されてます。
魔法全属性持ち? 知識チート? でも一番すごいのは──
「ルカ様、可愛すぎて息ができません……!!」
これは、世界一ちんまい天使が、世界一愛されるお話。
希少なΩだと隠して生きてきた薬師は、視察に来た冷徹なα騎士団長に一瞬で見抜かれ「お前は俺の番だ」と帝都に連れ去られてしまう
水凪しおん
BL
「君は、今日から俺のものだ」
辺境の村で薬師として静かに暮らす青年カイリ。彼には誰にも言えない秘密があった。それは希少なΩ(オメガ)でありながら、その性を偽りβ(ベータ)として生きていること。
ある日、村を訪れたのは『帝国の氷盾』と畏れられる冷徹な騎士団総長、リアム。彼は最上級のα(アルファ)であり、カイリが必死に隠してきたΩの資質をいとも簡単に見抜いてしまう。
「お前のその特異な力を、帝国のために使え」
強引に帝都へ連れ去られ、リアムの屋敷で“偽りの主従関係”を結ぶことになったカイリ。冷たい命令とは裏腹に、リアムが時折見せる不器用な優しさと孤独を秘めた瞳に、カイリの心は次第に揺らいでいく。
しかし、カイリの持つ特別なフェロモンは帝国の覇権を揺るがす甘美な毒。やがて二人は、宮廷を渦巻く巨大な陰謀に巻き込まれていく――。
運命の番(つがい)に抗う不遇のΩと、愛を知らない最強α騎士。
偽りの関係から始まる、甘く切ない身分差ファンタジー・ラブ!
悪役令息の七日間
リラックス@ピロー
BL
唐突に前世を思い出した俺、ユリシーズ=アディンソンは自分がスマホ配信アプリ"王宮の花〜神子は7色のバラに抱かれる〜"に登場する悪役だと気付く。しかし思い出すのが遅過ぎて、断罪イベントまで7日間しか残っていない。
気づいた時にはもう遅い、それでも足掻く悪役令息の話。【お知らせ:2024年1月18日書籍発売!】
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
異世界で8歳児になった僕は半獣さん達と仲良くスローライフを目ざします
み馬下諒
BL
志望校に合格した春、桜の樹の下で意識を失った主人公・斗馬 亮介(とうま りょうすけ)は、気がついたとき、異世界で8歳児の姿にもどっていた。
わけもわからず放心していると、いきなり巨大な黒蛇に襲われるが、水の精霊〈ミュオン・リヒテル・リノアース〉と、半獣属の大熊〈ハイロ〉があらわれて……!?
これは、異世界へ転移した8歳児が、しゃべる動物たちとスローライフ?を目ざす、ファンタジーBLです。
おとなサイド(半獣×精霊)のカプありにつき、R15にしておきました。
※ 造語、出産描写あり。前置き長め。第21話に登場人物紹介を載せました。
★お試し読みは第1部(第22〜27話あたり)がオススメです。物語の傾向がわかりやすいかと思います★
★第11回BL小説大賞エントリー作品★最終結果2773作品中/414位★応援ありがとうございました★
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる