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第17話「親しき仲にも、臭いあり①」
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ダンに一喝され、アルバートとフィービーが逃げるように帰ってしまった。
なので、朝食もダンとエリンのふたりきりで摂った。
あのふたりが、果たして何者なのか?
エリンはほんの少しだけ気になったが、すぐに忘れてしまった。
一番大事なのは、ダンとまたふたりきりになれた事だから。
昨夜と違って、エリンは胸を張っていた。
単に卵を割るだけでなく、スクランブルエッグを作る手伝いが、ほぼ完璧に出来たのである。
実際、エリンは優れた適応力があった。
昨夜した失敗を、繰り返さなかったのだ。
卵も上手く割ったし、それどころか鉄製の重いフライパンも器用に使った。
塩と胡椒を使った、味の加減も完璧にクリアした。
驚いたダンが理由を聞くと、侍女が身体を洗ってくれたのと同様な理由であった。
子供の頃、厨房で料理人が働くのを見るのが、とっても楽しかったという。
昔の記憶が徐々に甦り、覚えていた料理人のやり方を真似る事が出来たらしい。
ダンがとても美味しそうに、スクランブルエッグを頬張るのを見たエリンは、満足そうに微笑んだ。
「うふふ、ダン、美味しい? 愛妻の手料理ってどうよ?」
「ああ、美味いよ、大したもんだ」
ダンが褒めてやると、エリンは飛び上がって喜ぶ。
「やった、やった! リベンジ成功! 次は愛妻の特製スープに挑戦だぁ、作ったら絶対に食べてね」
前向きなエリンの様子に、ダンの表情もほころぶ。
「おう、絶対に食べるぞ、楽しみにしてる」
「やったぁ! ん? ……それにしても、このお茶美味しいよ。これは?」
エリンは、飲んだお茶も気に入ったようである。
だがふたりが飲んでいるのは、ただの紅茶ではなかった。
何やら、清々しい香りと風味のお茶なのだ。
お茶の種類と出処を、エリンから聞かれたと理解したダンはあまり深く考えずに説明してやる。
「ああ、これはアールヴのハーブティだ」
アールヴとは古代語でエルフの事である。
しかし、このお茶は地下で暮らして来たエリンには全く馴染みがない。
……エリンはすかさず記憶の糸を手繰っていた。
「ダンの言うアールヴって……それは多分リョースアールヴだね。エリン達デックアールヴとは違う、地上で栄えたエルフの一族……彼等が作ったお茶だよ」
リョースアールヴ――すなわち一般的にエルフと呼ばれる種族とエリン達デックアールヴ、すなわちダークエルフはとても折り合いが悪いとされている。
ダンは、すっかりその事を忘れていた。
「そうか……御免、俺の気配りが足りなくて」
「ううん……良いの……お茶自体は美味しいから。でもダンはリョースアールヴに知り合いが居るの?」
勘の良いエリンは、ダンにエルフの知り合いが居ると感じたらしい。
少し拗ねたように、口を尖らせている。
ここで知らないと言わないのが、ダンの正直なところである。
「ああ、ちょっとな」
口籠るダンに、エリンはピンと来たようだ。
「その人って女じゃない?」
「女だ」
「……どんな関係?」
肯定したダンに、エリンは追い縋る。
『宿敵』の一族で、それも女……
相手が相手だけに、どうしても気になるようだ。
追及されたダンは、困ったように頭を掻く。
脳裏には、口うるさく意地悪そうなエルフの顔が浮かんでいる。
「う~ん、喧嘩相手……だな」
「喧嘩相手? 仲が悪いの?」
「ああ、良いとは言えない。会えば何かと小言ばかり言われる」
エルフ族の女と、ダンは仲が良くないと聞いて、エリンは安心した。
逆にチャンスとばかり、拳を突き上げる。
「良かったぁ! じゃあ今度そいつに会う時、エリンがダンの味方をしてあげる」
「ははは、それは助かるよ」
ダンは思わず苦笑した。
エリンと会ったら、そのエルフがどう反応するか見ものだが、当然ダンはエリンの味方だ。
今の突っ込みも多分、エリンの可愛い焼餅だろうから。
お茶の話が一段落すると、エリンはこれから何が起こるのかが気になる
「ところで……今日はこれからどうするの、ダン」
「ええっと、これから俺達がふたりで暮らすのに必要な事を教えて行くよ」
どうやらダンは、エリンと一緒に暮らして行くという気持ちは確かなようだ。
エリンはホッとすると同時に、嬉しさがこみ上げて来る。
「ふたりで暮らす……それって何か温かくて好きな言葉だなぁ、ほんわかするよ」
「そうだな、俺も好きさ。さあて……じゃあ家でやる事から教えるよ」
「はいっ!」
大きな声で、元気よく返事が出来た。
エリンは、ワクワクして来る。
家でやる仕事って何だろう?
一体、何なのかエリンは楽しみで仕方がなかった。
30分後……
ダンとエリンは庭に居た。
傍らには石積みの井戸と、何故かワイン樽がある。
「俺達が生きる為にまず一番大事なのは水だ。分かるだろう? で、これが井戸」
「うん、分かる。水が無かったら何者も生きていけないって、エリンもお父様からも習ったし、古文書にも書いてあったから。ちなみにダークエルフは土から染み出る水を魔法でろ過して飲んでいたよ」
「へぇ、そうか。ろ過の魔法が使えるのなら、これは予備の装置になるな」
「うん! エリンに任せて、任せてっ!」
「ははは、ちなみにこれの使い方だが上から濁った水を注いで下から出た水を回収する。出た水は綺麗にろ過されてほぼ安心して飲める水となっているんだ。まあ俺は念の為に、ろ過した上で湯沸かしするけど」
ダンはワイン樽を指さして微笑んだ。
エリンは興味津々という感じでワイン樽を眺めている。
「うふふ、でも、これって面白いね」
「ははは、だろう?」
ダンは井戸から水を直接飲まず、飲料水を自作のろ過装置を使って得ていたのである。
大型のワイン樽に綿布、砂、砂利、木炭などを入れて上から水を入れると下から綺麗な水が出てくるというシンプルな仕組みだ。
ダンが実際にやってみせると、エリンは面白がった。
「ダン……エリンは暫くこれを使っても良い?」
「おお、良いぞ。同じものが家の中にもあるからどんどん使ってくれ。それと今日は出掛けようと思ったが、まずトイレを造らないといけないな」
「トイレって……昨夜、あんな事があったから?」
ダンに言われて、エリンは苦い記憶が甦り、思わず顔をしかめたのであった。
なので、朝食もダンとエリンのふたりきりで摂った。
あのふたりが、果たして何者なのか?
エリンはほんの少しだけ気になったが、すぐに忘れてしまった。
一番大事なのは、ダンとまたふたりきりになれた事だから。
昨夜と違って、エリンは胸を張っていた。
単に卵を割るだけでなく、スクランブルエッグを作る手伝いが、ほぼ完璧に出来たのである。
実際、エリンは優れた適応力があった。
昨夜した失敗を、繰り返さなかったのだ。
卵も上手く割ったし、それどころか鉄製の重いフライパンも器用に使った。
塩と胡椒を使った、味の加減も完璧にクリアした。
驚いたダンが理由を聞くと、侍女が身体を洗ってくれたのと同様な理由であった。
子供の頃、厨房で料理人が働くのを見るのが、とっても楽しかったという。
昔の記憶が徐々に甦り、覚えていた料理人のやり方を真似る事が出来たらしい。
ダンがとても美味しそうに、スクランブルエッグを頬張るのを見たエリンは、満足そうに微笑んだ。
「うふふ、ダン、美味しい? 愛妻の手料理ってどうよ?」
「ああ、美味いよ、大したもんだ」
ダンが褒めてやると、エリンは飛び上がって喜ぶ。
「やった、やった! リベンジ成功! 次は愛妻の特製スープに挑戦だぁ、作ったら絶対に食べてね」
前向きなエリンの様子に、ダンの表情もほころぶ。
「おう、絶対に食べるぞ、楽しみにしてる」
「やったぁ! ん? ……それにしても、このお茶美味しいよ。これは?」
エリンは、飲んだお茶も気に入ったようである。
だがふたりが飲んでいるのは、ただの紅茶ではなかった。
何やら、清々しい香りと風味のお茶なのだ。
お茶の種類と出処を、エリンから聞かれたと理解したダンはあまり深く考えずに説明してやる。
「ああ、これはアールヴのハーブティだ」
アールヴとは古代語でエルフの事である。
しかし、このお茶は地下で暮らして来たエリンには全く馴染みがない。
……エリンはすかさず記憶の糸を手繰っていた。
「ダンの言うアールヴって……それは多分リョースアールヴだね。エリン達デックアールヴとは違う、地上で栄えたエルフの一族……彼等が作ったお茶だよ」
リョースアールヴ――すなわち一般的にエルフと呼ばれる種族とエリン達デックアールヴ、すなわちダークエルフはとても折り合いが悪いとされている。
ダンは、すっかりその事を忘れていた。
「そうか……御免、俺の気配りが足りなくて」
「ううん……良いの……お茶自体は美味しいから。でもダンはリョースアールヴに知り合いが居るの?」
勘の良いエリンは、ダンにエルフの知り合いが居ると感じたらしい。
少し拗ねたように、口を尖らせている。
ここで知らないと言わないのが、ダンの正直なところである。
「ああ、ちょっとな」
口籠るダンに、エリンはピンと来たようだ。
「その人って女じゃない?」
「女だ」
「……どんな関係?」
肯定したダンに、エリンは追い縋る。
『宿敵』の一族で、それも女……
相手が相手だけに、どうしても気になるようだ。
追及されたダンは、困ったように頭を掻く。
脳裏には、口うるさく意地悪そうなエルフの顔が浮かんでいる。
「う~ん、喧嘩相手……だな」
「喧嘩相手? 仲が悪いの?」
「ああ、良いとは言えない。会えば何かと小言ばかり言われる」
エルフ族の女と、ダンは仲が良くないと聞いて、エリンは安心した。
逆にチャンスとばかり、拳を突き上げる。
「良かったぁ! じゃあ今度そいつに会う時、エリンがダンの味方をしてあげる」
「ははは、それは助かるよ」
ダンは思わず苦笑した。
エリンと会ったら、そのエルフがどう反応するか見ものだが、当然ダンはエリンの味方だ。
今の突っ込みも多分、エリンの可愛い焼餅だろうから。
お茶の話が一段落すると、エリンはこれから何が起こるのかが気になる
「ところで……今日はこれからどうするの、ダン」
「ええっと、これから俺達がふたりで暮らすのに必要な事を教えて行くよ」
どうやらダンは、エリンと一緒に暮らして行くという気持ちは確かなようだ。
エリンはホッとすると同時に、嬉しさがこみ上げて来る。
「ふたりで暮らす……それって何か温かくて好きな言葉だなぁ、ほんわかするよ」
「そうだな、俺も好きさ。さあて……じゃあ家でやる事から教えるよ」
「はいっ!」
大きな声で、元気よく返事が出来た。
エリンは、ワクワクして来る。
家でやる仕事って何だろう?
一体、何なのかエリンは楽しみで仕方がなかった。
30分後……
ダンとエリンは庭に居た。
傍らには石積みの井戸と、何故かワイン樽がある。
「俺達が生きる為にまず一番大事なのは水だ。分かるだろう? で、これが井戸」
「うん、分かる。水が無かったら何者も生きていけないって、エリンもお父様からも習ったし、古文書にも書いてあったから。ちなみにダークエルフは土から染み出る水を魔法でろ過して飲んでいたよ」
「へぇ、そうか。ろ過の魔法が使えるのなら、これは予備の装置になるな」
「うん! エリンに任せて、任せてっ!」
「ははは、ちなみにこれの使い方だが上から濁った水を注いで下から出た水を回収する。出た水は綺麗にろ過されてほぼ安心して飲める水となっているんだ。まあ俺は念の為に、ろ過した上で湯沸かしするけど」
ダンはワイン樽を指さして微笑んだ。
エリンは興味津々という感じでワイン樽を眺めている。
「うふふ、でも、これって面白いね」
「ははは、だろう?」
ダンは井戸から水を直接飲まず、飲料水を自作のろ過装置を使って得ていたのである。
大型のワイン樽に綿布、砂、砂利、木炭などを入れて上から水を入れると下から綺麗な水が出てくるというシンプルな仕組みだ。
ダンが実際にやってみせると、エリンは面白がった。
「ダン……エリンは暫くこれを使っても良い?」
「おお、良いぞ。同じものが家の中にもあるからどんどん使ってくれ。それと今日は出掛けようと思ったが、まずトイレを造らないといけないな」
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