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第91話「まずは冒険者として依頼をガンガンこなし、お金を貯める。 そして、ゆくゆくは、結婚しようと誓い合ったのだ」
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衆人環視の中、いわれのない難癖をつけ、
俺を罵倒したクラン、シーニュのシーフ職の男と、その仲間らしき若い男の冒険者。
手加減した俺のスキル『威圧』の前に、無様に地へ伏し、
じょろろろろと失禁までした。
ほんと、みっともない醜態を王都のど真ん中でさらしてくれた。
勿論、同情などしない。
散々俺を馬鹿にし、セコイ策略で陥れた報いが来て、因果応報である。
思いっきり「ざまあああ!!!」と、心の中で叫んでやった。
こんな一大イベントなので、当然大騒ぎとなり、衛兵隊も駆け付けたが……
俺とシャルロットが、所属登録証を見せ、事件の最初から最後まで、
事細かに事情を説明。
たまたま王都の街中で遭遇した奴らから散々罵倒され、侮辱三昧。
加えて、裏金を使い、ドラフト一位指名されたなど、
ありもしない流言飛語で俺は名誉を傷つけられ、
挙句の果てに奴らは、連れているシャルロットへ危害を加えようとした。
対してこちらは過剰防衛を避け、
敢えてスキル『威圧』を冷静に使った事を正直に告げると、
駆けつけた衛兵3名は、きわめて好意的に接してくれた。
更に衛兵は裏付けを取る為に周囲の野次馬――群衆に聞き取りをすると、
全員がその通りだと証言、俺とシャルロットの言い分が正しい事が証明されたのだ。
なので、失禁したクラン、シーニュのシーフ職の男と、
その仲間らしき若い男の冒険者は呆気なく逮捕。
当然ながら、俺たちは被害者で、全くおとがめなし。
逮捕された両名は暴行未遂、脅迫、誹謗中傷、名誉棄損の疑いで手錠をかけられ、
ものものしく連行されていった。
こうして俺とシャルロットは無事、王都デートを再開する事が出来たのである。
改めて手をつなぎ、王都の道を歩き出すふたり。
笑顔のシャルロットが話しかけて来る。
「うふふふふ♡ エール君♡」
おお、天使の微笑み。
俺も自然と笑顔になる。
「あはは、何だい? シャルロット」
「ありがと♡ 私を守ってくれて♡」
「あんなのお安い御用だって」
実際のところ、俺も、守ろうとしたシャルロットも、少し本気を出せば、
あんな奴らは楽勝で倒せる。
しかし、あんな屑どもの為に、人生がつまづくのは絶対に避けたい。
なので、威圧を使い、戦闘不能にしたのだ。
「エル君から話には聞いていたけど、クラン、シーニュのメンバーって、リーダーを始めとして、想像以上にヤバイというか、しょ~もない人間だったんだね」
「ああ、シーフ職のあいつは、ますますアホになってたよ」
「だよねえ」
とまあ、こんなトラブルはあったが……
俺とシャルロットは、当初の予定通り、
公園市場等、王都内散策、彼女の好きな店で買い物、
更に美味しいレストランでランチという王道デートを存分に楽しんだのである。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
念の為……
クラン、シーニュのシーフ職の男と、その仲間らしき若い男の冒険者との顛末は、
冒険者ギルド経由でローラン様宛に、
起こった事件の原因、経過と結果の報告を簡単に入れておいた。
俺とシャルロットの口頭説明を、ギルドの職員さんが記録し、書面にして、
簡単な報告書を作ってくれたのである。
まあ、罪が罪だし、こちらにケガもないので、大事にはならないと思ったが、
念の為。
そんなこんなで、ギルドからホテルへ戻って来た俺とシャルロットは、
互いの部屋を行き来しつつ、ず~っと、一緒に過ごした。
イチャイチャが加速し、ふたりが更に『深い関係』となったのは、言うまでもない。
研修中も話したが、お互いの境遇、将来への夢と希望もじっくりと語り合った。
俺は、スフェール王国貧乏騎士爵アルノー家の3男坊。
口減らしの為、当主の長男兄貴から修行と言う名目で追放された事。
シャルロットはといえば、彼女は、とある大きな商家に仕えていた使用人の娘。
若くして父が亡くなり、女手一つ、母子家庭で育った。
魔法の才能があったので、なけなしの貯金を使い、魔法学校に入学。
シャルロットは、アルバイトをしながら、通学していたが、
3年生の春に母が病気で亡くなった。
天涯孤独となったシャルロットは、悲しみに暮れながらも、手っ取り早く稼ぐ為、
冒険者への道を選んだという次第。
こんなふたりがドラフト会議を機に出会い、恋に落ち、
ともに人生を歩んで行こうと決めるなんて、運命とは不可思議である。
昨夜話した通り、ローラン様たちから鍛えて貰い、
俺とシャルロットの才能は開花した。
魔法剣士として、魔法使いとして、そして冒険者として、
めどが立ったと言って、構わないだろう。
後は、「人事を尽くして天命を待つ」 「果報は寝て待て」等々、
ローラン様のジャッジを待ち、グランシャリオの本契約を勝ち取るしかない。
いろいろふたりで話したが……
まずは冒険者として依頼をガンガンこなし、お金を貯める。
そして、ゆくゆくは、結婚しようと誓い合ったのだ。
さてさて!
ローラン様一行が、本契約の件で来るのは明日の予定。
しかし、バスチアンさんとセレスさんが夕食後の宵の口、硬い表情で来てくれた。
多分、クラン、シーニュのシーフ職の男と、
その仲間らしき若い男の冒険者の件を心配して来たのだろうと思ったら、
ビンゴだった。
改めて、俺とシャルロットから詳しい話を聞き、
バスチアンさんとセレスさんは一気に表情を崩し、大爆笑。
「適切な対処だ、評価も含め、何の問題もない」と言い切ってくれたのである。
俺を罵倒したクラン、シーニュのシーフ職の男と、その仲間らしき若い男の冒険者。
手加減した俺のスキル『威圧』の前に、無様に地へ伏し、
じょろろろろと失禁までした。
ほんと、みっともない醜態を王都のど真ん中でさらしてくれた。
勿論、同情などしない。
散々俺を馬鹿にし、セコイ策略で陥れた報いが来て、因果応報である。
思いっきり「ざまあああ!!!」と、心の中で叫んでやった。
こんな一大イベントなので、当然大騒ぎとなり、衛兵隊も駆け付けたが……
俺とシャルロットが、所属登録証を見せ、事件の最初から最後まで、
事細かに事情を説明。
たまたま王都の街中で遭遇した奴らから散々罵倒され、侮辱三昧。
加えて、裏金を使い、ドラフト一位指名されたなど、
ありもしない流言飛語で俺は名誉を傷つけられ、
挙句の果てに奴らは、連れているシャルロットへ危害を加えようとした。
対してこちらは過剰防衛を避け、
敢えてスキル『威圧』を冷静に使った事を正直に告げると、
駆けつけた衛兵3名は、きわめて好意的に接してくれた。
更に衛兵は裏付けを取る為に周囲の野次馬――群衆に聞き取りをすると、
全員がその通りだと証言、俺とシャルロットの言い分が正しい事が証明されたのだ。
なので、失禁したクラン、シーニュのシーフ職の男と、
その仲間らしき若い男の冒険者は呆気なく逮捕。
当然ながら、俺たちは被害者で、全くおとがめなし。
逮捕された両名は暴行未遂、脅迫、誹謗中傷、名誉棄損の疑いで手錠をかけられ、
ものものしく連行されていった。
こうして俺とシャルロットは無事、王都デートを再開する事が出来たのである。
改めて手をつなぎ、王都の道を歩き出すふたり。
笑顔のシャルロットが話しかけて来る。
「うふふふふ♡ エール君♡」
おお、天使の微笑み。
俺も自然と笑顔になる。
「あはは、何だい? シャルロット」
「ありがと♡ 私を守ってくれて♡」
「あんなのお安い御用だって」
実際のところ、俺も、守ろうとしたシャルロットも、少し本気を出せば、
あんな奴らは楽勝で倒せる。
しかし、あんな屑どもの為に、人生がつまづくのは絶対に避けたい。
なので、威圧を使い、戦闘不能にしたのだ。
「エル君から話には聞いていたけど、クラン、シーニュのメンバーって、リーダーを始めとして、想像以上にヤバイというか、しょ~もない人間だったんだね」
「ああ、シーフ職のあいつは、ますますアホになってたよ」
「だよねえ」
とまあ、こんなトラブルはあったが……
俺とシャルロットは、当初の予定通り、
公園市場等、王都内散策、彼女の好きな店で買い物、
更に美味しいレストランでランチという王道デートを存分に楽しんだのである。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
念の為……
クラン、シーニュのシーフ職の男と、その仲間らしき若い男の冒険者との顛末は、
冒険者ギルド経由でローラン様宛に、
起こった事件の原因、経過と結果の報告を簡単に入れておいた。
俺とシャルロットの口頭説明を、ギルドの職員さんが記録し、書面にして、
簡単な報告書を作ってくれたのである。
まあ、罪が罪だし、こちらにケガもないので、大事にはならないと思ったが、
念の為。
そんなこんなで、ギルドからホテルへ戻って来た俺とシャルロットは、
互いの部屋を行き来しつつ、ず~っと、一緒に過ごした。
イチャイチャが加速し、ふたりが更に『深い関係』となったのは、言うまでもない。
研修中も話したが、お互いの境遇、将来への夢と希望もじっくりと語り合った。
俺は、スフェール王国貧乏騎士爵アルノー家の3男坊。
口減らしの為、当主の長男兄貴から修行と言う名目で追放された事。
シャルロットはといえば、彼女は、とある大きな商家に仕えていた使用人の娘。
若くして父が亡くなり、女手一つ、母子家庭で育った。
魔法の才能があったので、なけなしの貯金を使い、魔法学校に入学。
シャルロットは、アルバイトをしながら、通学していたが、
3年生の春に母が病気で亡くなった。
天涯孤独となったシャルロットは、悲しみに暮れながらも、手っ取り早く稼ぐ為、
冒険者への道を選んだという次第。
こんなふたりがドラフト会議を機に出会い、恋に落ち、
ともに人生を歩んで行こうと決めるなんて、運命とは不可思議である。
昨夜話した通り、ローラン様たちから鍛えて貰い、
俺とシャルロットの才能は開花した。
魔法剣士として、魔法使いとして、そして冒険者として、
めどが立ったと言って、構わないだろう。
後は、「人事を尽くして天命を待つ」 「果報は寝て待て」等々、
ローラン様のジャッジを待ち、グランシャリオの本契約を勝ち取るしかない。
いろいろふたりで話したが……
まずは冒険者として依頼をガンガンこなし、お金を貯める。
そして、ゆくゆくは、結婚しようと誓い合ったのだ。
さてさて!
ローラン様一行が、本契約の件で来るのは明日の予定。
しかし、バスチアンさんとセレスさんが夕食後の宵の口、硬い表情で来てくれた。
多分、クラン、シーニュのシーフ職の男と、
その仲間らしき若い男の冒険者の件を心配して来たのだろうと思ったら、
ビンゴだった。
改めて、俺とシャルロットから詳しい話を聞き、
バスチアンさんとセレスさんは一気に表情を崩し、大爆笑。
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