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第141話「ず~っと、ずっと俺たちの帰りを待っていたに違いない」
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最後まで残っていた20体。
洞窟のゴブリンどもを遂に全滅させた俺たちグランシャリオ。
これまで倒した死骸は、不死化防止の為、全てを塵にしていた。
でも今回は、燻り出されたリーダー格たるゴブリンサージェントの死骸だけは、
そのまま持って帰る事にした。
帰りを待つシュエット村村民に見せる、討伐完遂の確たる証拠としてね。
そして明日の朝まで村内でさらした後、王都へ持ち帰り、
アングラ―ド侯爵へも、報告の際、見せる予定だ。
いきなりゴブリンサージェントの死骸を見せたら……
アングラ―ド侯爵は驚き、腰を抜かしてしまうかも。
想像したら、少し笑える。
でも村民を見殺しにしようとした侯爵の腐った性根を叩き直すのには、良い薬だ。
さてさて!
ここで俺から提案。
念の為、残党が居ないか、確認だけはした方が良いという事で……
やはりというか、ローラン様以下、クランの全員が賛成。
まあ、7人全員が動く事もないので、言い出しっぺの俺とフェルナンさん、
そしてバスチアンさんの3人で周辺を探索する事に。
結果、俺の勘働きスキル――索敵も合わせ、
洞窟の周囲約30km以上を巡回したが……ゴブリンは皆無。
奴らの痕跡は全く無かった。
ちなみに魔法煙が洞窟の入り口以外から漏れている事もなかったので、
『裏口』も無し。
まあ、もし裏口があれば、ゴブリンサージェントどもはそこから逃げているはず。
なので、まずはひと安心だろう。
こうした状況から、100%確約は出来ないが……
再び、どこからか別の群れが来ない限り、
ゴブリンが、シュエット村を襲う事はないと思う。
という事で、洞窟前で待機していたローラン様と合流。
シュエット村へ帰還する事に。
ここでローラン様から教育的指導が出る。
「エルヴェ」
「はい」
「ふむ……全ての依頼がそうなのだが、完遂直後が一番気が緩みがちだ。こういう時、クランリーダーとしてどうするべきなのか? お前が考えてみるがいい」
ローラン様の問いに対し、俺はすぐに答えが出た。
当然、即座に答えを言う。
「はい、ローラン様。お答えします。勝って兜の緒を締めよ、油断大敵、好事魔多し、……勝ったからといって油断しないで、さらに用心しなければならないと、メンバーを引き締めます」
「うむ、結構! 合格だ。……ではすぐに実行してくれ」
「はい、実行します」
と俺は言い、声を張り上げる。
「全員! 油断なく! 戦闘態勢のまま、シュエット村へ帰還! 村民へ報告完了後、王都へ戻り、ギルドへ最終報告するまで、終わらないぞ!」
「「「「「「お~っ!!!」」」」」」
俺の指示を聞き、ローラン様以下6人が、
気合が入った鬨の声をあげたのである。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
軽度の威嚇スキルを発していたせいか、狼、熊などの肉食獣のちょっかいもなく、
俺たちはシュエット村へ無事帰還した。
物見やぐらの自警団員は、俺たちの姿を認め、
「おおお、ローラン様ああ!! ご無事で!! お戻りになりましたかあ!!」
と、大声で叫んだ。
対して俺がすかさず、
「お待たせしましたあ!! こちらの大勝利い!! ゴブリンサージェント以下を全滅させましたあ!!」
と俺が声を張り上げ、ズタ袋に入れていたゴブリンサージェントの死骸を出し、
高々と掲げて見せた。
すると、物見やぐらの自警団員は大歓喜。
シュエット村の村民は領主には全く似ず、皆礼儀正しい。
通常なら「お疲れ様でした、良くぞご無事で」というべきところを、
感極まったのか、言葉がすぐに出ず、
「お、おおおおおっっっっ!!!」
と、今度は大きく手を打ち振りながら、絶叫した。
そして、くるりと向きを変え、
「ローラン様の大勝利いい!!! お味方大勝利いいい!!!」
口に手をあて、村内へ、あらん限りの最大音声で叫んだ。
ず~っと、ずっと俺たちの帰りを待っていたに違いない。
物見やぐらの自警団員の大絶叫に応え、
うおおおおおおっ!!! うおおおおおおっ!!!
うおおおおおおっ!!! うおおおおおおっ!!!
うおおおおおおっ!!! うおおおおおおっ!!!
うおおおおおおっ!!! うおおおおおおっ!!!
うおおおおおおっ!!! うおおおおおおっ!!!
うおおおおおおっ!!! うおおおおおおっ!!!
小さな村の少ない村民とは思えないような大地を震わすような、
凄まじい大歓声が響いた。
そして正門が、喜びに満ちたであろう村民たちの手で、
ぎいいいいいいいいいい!!!
と、軋みながら、もどかしいくらい、ゆっくりと開けられたのである。
洞窟のゴブリンどもを遂に全滅させた俺たちグランシャリオ。
これまで倒した死骸は、不死化防止の為、全てを塵にしていた。
でも今回は、燻り出されたリーダー格たるゴブリンサージェントの死骸だけは、
そのまま持って帰る事にした。
帰りを待つシュエット村村民に見せる、討伐完遂の確たる証拠としてね。
そして明日の朝まで村内でさらした後、王都へ持ち帰り、
アングラ―ド侯爵へも、報告の際、見せる予定だ。
いきなりゴブリンサージェントの死骸を見せたら……
アングラ―ド侯爵は驚き、腰を抜かしてしまうかも。
想像したら、少し笑える。
でも村民を見殺しにしようとした侯爵の腐った性根を叩き直すのには、良い薬だ。
さてさて!
ここで俺から提案。
念の為、残党が居ないか、確認だけはした方が良いという事で……
やはりというか、ローラン様以下、クランの全員が賛成。
まあ、7人全員が動く事もないので、言い出しっぺの俺とフェルナンさん、
そしてバスチアンさんの3人で周辺を探索する事に。
結果、俺の勘働きスキル――索敵も合わせ、
洞窟の周囲約30km以上を巡回したが……ゴブリンは皆無。
奴らの痕跡は全く無かった。
ちなみに魔法煙が洞窟の入り口以外から漏れている事もなかったので、
『裏口』も無し。
まあ、もし裏口があれば、ゴブリンサージェントどもはそこから逃げているはず。
なので、まずはひと安心だろう。
こうした状況から、100%確約は出来ないが……
再び、どこからか別の群れが来ない限り、
ゴブリンが、シュエット村を襲う事はないと思う。
という事で、洞窟前で待機していたローラン様と合流。
シュエット村へ帰還する事に。
ここでローラン様から教育的指導が出る。
「エルヴェ」
「はい」
「ふむ……全ての依頼がそうなのだが、完遂直後が一番気が緩みがちだ。こういう時、クランリーダーとしてどうするべきなのか? お前が考えてみるがいい」
ローラン様の問いに対し、俺はすぐに答えが出た。
当然、即座に答えを言う。
「はい、ローラン様。お答えします。勝って兜の緒を締めよ、油断大敵、好事魔多し、……勝ったからといって油断しないで、さらに用心しなければならないと、メンバーを引き締めます」
「うむ、結構! 合格だ。……ではすぐに実行してくれ」
「はい、実行します」
と俺は言い、声を張り上げる。
「全員! 油断なく! 戦闘態勢のまま、シュエット村へ帰還! 村民へ報告完了後、王都へ戻り、ギルドへ最終報告するまで、終わらないぞ!」
「「「「「「お~っ!!!」」」」」」
俺の指示を聞き、ローラン様以下6人が、
気合が入った鬨の声をあげたのである。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
軽度の威嚇スキルを発していたせいか、狼、熊などの肉食獣のちょっかいもなく、
俺たちはシュエット村へ無事帰還した。
物見やぐらの自警団員は、俺たちの姿を認め、
「おおお、ローラン様ああ!! ご無事で!! お戻りになりましたかあ!!」
と、大声で叫んだ。
対して俺がすかさず、
「お待たせしましたあ!! こちらの大勝利い!! ゴブリンサージェント以下を全滅させましたあ!!」
と俺が声を張り上げ、ズタ袋に入れていたゴブリンサージェントの死骸を出し、
高々と掲げて見せた。
すると、物見やぐらの自警団員は大歓喜。
シュエット村の村民は領主には全く似ず、皆礼儀正しい。
通常なら「お疲れ様でした、良くぞご無事で」というべきところを、
感極まったのか、言葉がすぐに出ず、
「お、おおおおおっっっっ!!!」
と、今度は大きく手を打ち振りながら、絶叫した。
そして、くるりと向きを変え、
「ローラン様の大勝利いい!!! お味方大勝利いいい!!!」
口に手をあて、村内へ、あらん限りの最大音声で叫んだ。
ず~っと、ずっと俺たちの帰りを待っていたに違いない。
物見やぐらの自警団員の大絶叫に応え、
うおおおおおおっ!!! うおおおおおおっ!!!
うおおおおおおっ!!! うおおおおおおっ!!!
うおおおおおおっ!!! うおおおおおおっ!!!
うおおおおおおっ!!! うおおおおおおっ!!!
うおおおおおおっ!!! うおおおおおおっ!!!
うおおおおおおっ!!! うおおおおおおっ!!!
小さな村の少ない村民とは思えないような大地を震わすような、
凄まじい大歓声が響いた。
そして正門が、喜びに満ちたであろう村民たちの手で、
ぎいいいいいいいいいい!!!
と、軋みながら、もどかしいくらい、ゆっくりと開けられたのである。
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