最弱の俺が神の血を継いで世界を救う旅に出る(仮)

RYOアズ

文字の大きさ
191 / 242

第156話:氷聖峰の門

しおりを挟む
星舟アストレイアが聖峰山脈北西に到達すると、氷聖峰が冷たく輝いていた。凍てつく雪原と氷の岩がそびえ、頂上近くでは風が唸りを上げ、朝陽が氷に反射して青白い光を放つ。ミリエが甲板に飛び出し、「アクア・フロウ」を手に目を輝かせる。

「これが…私の故郷、氷聖峰。冷たいけど、懐かしい水の気配だよ」
ゼイクが剣を構え、「他の聖峰と違って寒さが厳しいな。ミリエ、お前の試練だ。準備はいいか?」と問う。
ガルドが盾を手に、「氷か…土とは正反対だぜ。俺が補強してやるからがんばれよ」と豪快に笑う。
シエルが手裏剣を回し、「迅さで援護してやるよ。氷聖峰なら冷たくなるな」と軽く笑う。

リノアが「フレイム・セプター」を握り、「氷なら私の炎が役立つかもね。影刃団が何か企んでるだろうけど」と警戒する。
エルヴィが弓を構え、「ミリエの氷、きれいだね。私も木の魔法で助けるよ」と微笑む。
ミリエがフロストレイクの祠からもらった「エーテルの鍵(氷)」を手に持つと、鍵が青白く輝き、「これで入れるはず…私の故郷を護るために!」と決意を固める。だが、ゼイクが持つ影の聖片が脈動し、紫光が瞬く。「またか…気を抜くな」と警戒する。
星舟が高度を下げ、神殿前の雪原に着地した。

氷聖峰の神殿入り口は、氷と水晶でできた門だった。水精族の紋様が刻まれ、凍てつく風が吹き抜けるが、黒い霧が覆い、「ザワッ!」とエーテル粒子が歪む。ミリエが「エーテルの鍵」を掲げると、鍵が輝き、霧が一瞬薄れる。
「今だ!」ミリエが鍵を門に差し込むと、「ザバア!」と氷が溶ける音が響き、門が軋みながら開いた。だが、黒い霧が再び濃くなり、アイス・サーペントが現れた。氷と闇の鱗が輝き、低温の息吹を吐き出す。
「影刃団の罠か!」ゼイクが「ルミナス・ブレイズ!」と光弾を放つ。光がサーペントの頭を掠め、「ギィィ!」と唸り声が響く。

ミリエが「アクア・フロウ」で「タイダル・ウェーブ!」を放ち、水流がサーペントを押し返す。「私の故郷を傷つけないで!」
ガルドが「アース・ウォール!」で土壁を召喚し、サーペントの突進を防ぐ。「俺が受け止めるぜ!」
シエルが「迅風の舞!」で風魔法を放ち、手裏剣がサーペントの目を狙う。「迅さで切り抜ける!」
リノアが「フレイム・セプター」で「炎嵐!」を放ち、火の旋風が氷を溶かす。

エルヴィが「木霊の矢!」で蔓矢を射り、「ルート・バインド!」でサーペントを拘束。「森の力で護るよ!」
サーペントが「フロスト・ブレス」を吐き、凍てつく息が一行を襲う。ミリエが「ヒーリング・タイド!」で癒し、サーペントを押し返し、ゼイクが「サンダー・ストライク!」で雷撃を放つ。雷が鱗を貫き、サーペントが倒れる。門が完全に開いた。

神殿内部は、氷と水晶が輝く広間だった。凍てつく風が「シュウウ!」と吹き抜け、氷柱が光を屈折させる。ミリエが「アクア・フロウ」を手に、「ここが…私の故郷の神殿。懐かしい水の音がするよ」と呟く。
ゼイクが剣を構え、「トラップに気をつけろ。影刃団の使徒が待ってるかもしれない」と言う。
一行が一歩踏み出すと、「ガキン!」と鋭い音が響き、床から氷の棘が突き上がる。ガルドが盾で防ぎ、「寒ぃ上に危ねえぜ!」と叫ぶ。

リノアが「炎嵐!」で氷を溶かし、「私が暖めてやるよ!」と笑う。
シエルが「迅風の舞!」で風を放ち、「迅さで仕掛けを探すぜ!」と棘のスイッチを見つけ、手裏剣で切り、「ガチッ」と止めると氷が静まる。
通路を進むと、「ゴゴゴ…」と音が響き、フロスト・ジェリーフィッシュが現れた。氷と水の触手が光り、冷気を放つ。
「氷の魔物か!」ミリエが「タイダル・ウェーブ!」で水流を放ち、ジェリーフィッシュを押し返す。「私の水で護るよ!」
ゼイクが「ルミナス・ブレイズ!」で光弾を放ち、触手を焼き、ガルドが「アース・ウォール!」で防御。
シエルが「刃風の秘法!」で援護し、リノアが「テラ・イグニス!」で焼き払う。エルヴィが「フォレスト・ブレス!」で生命力を与え、一行の連携でジェリーフィッシュが倒れる。「ギィィ!」と音が響き、広間が静かになった。

一行が息を整えると、祭壇と扉が見えた。氷の聖片が近づいている兆しだ。
ミリエが「ここまで来たよ。次が守護者だね」と呟く。
ゼイクが「光聖峰がアルテミシアに近かった。氷聖峰も特別な試練かもしれない」と言う。
ガルドが「土晶石」を手に、「進化の力、感じるぜ。氷聖峰も何かありそうだな」と笑う。
エルヴィが「シルヴァ・トレントも進化するよ。ミリエの氷も楽しみだね」と微笑む。
シエルが「迅さで次の試練も切り抜けるぜ。影刃団の動きが気になるな」と軽口。
リノアが「氷聖峰、どんな試練か楽しみだね。私たちの絆で乗り越えよう」と言う。

ミリエが「アクア・フロウ」を握り、「私の故郷だよ。聖片を揃えて、ザルゴスを止めなきゃ」と決意。
ゼイクが影の聖片を握り、「脈動が強くなってる。氷聖峰で何かが待ってる」と呟く。
扉に手をかけると、「ザバア!」と氷が溶ける音が響き、気高い気配が漂ってきた。
「来た…!」ゼイクが剣を構え、一行が扉の奥に視線を注いだ。


しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

レベルアップに魅せられすぎた男の異世界探求記(旧題カンスト厨の異世界探検記)

荻野
ファンタジー
ハーデス 「ワシとこの遺跡ダンジョンをそなたの魔法で成仏させてくれぬかのぅ?」 俺 「確かに俺の神聖魔法はレベルが高い。神様であるアンタとこのダンジョンを成仏させるというのも出来るかもしれないな」 ハーデス 「では……」 俺 「だが断る!」 ハーデス 「むっ、今何と?」 俺 「断ると言ったんだ」 ハーデス 「なぜだ?」 俺 「……俺のレベルだ」 ハーデス 「……は?」 俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」 ハーデス 「レベルをカンスト? お、お主……正気か? 神であるワシですらレベルは9000なんじゃぞ? それをカンスト? 神をも上回る力をそなたは既に得ておるのじゃぞ?」 俺 「そんなことは知ったことじゃない。俺の目標はレベルをカンストさせること。それだけだ」 ハーデス 「……正気……なのか?」 俺 「もちろん」 異世界に放り込まれた俺は、昔ハマったゲームのように異世界をコンプリートすることにした。 たとえ周りの者たちがなんと言おうとも、俺は異世界を極め尽くしてみせる!

【一時完結】スキル調味料は最強⁉︎ 外れスキルと笑われた少年は、スキル調味料で無双します‼︎

アノマロカリス
ファンタジー
調味料…それは、料理の味付けに使う為のスパイスである。 この世界では、10歳の子供達には神殿に行き…神託の儀を受ける義務がある。 ただし、特別な理由があれば、断る事も出来る。 少年テッドが神託の儀を受けると、神から与えられたスキルは【調味料】だった。 更にどんなに料理の練習をしても上達しないという追加の神託も授かったのだ。 そんな話を聞いた周りの子供達からは大爆笑され…一緒に付き添っていた大人達も一緒に笑っていた。 少年テッドには、両親を亡くしていて妹達の面倒を見なければならない。 どんな仕事に着きたくて、頭を下げて頼んでいるのに「調味料には必要ない!」と言って断られる始末。 少年テッドの最後に取った行動は、冒険者になる事だった。 冒険者になってから、薬草採取の仕事をこなしていってったある時、魔物に襲われて咄嗟に調味料を魔物に放った。 すると、意外な効果があり…その後テッドはスキル調味料の可能性に気付く… 果たして、その可能性とは⁉ HOTランキングは、最高は2位でした。 皆様、ありがとうございます.°(ಗдಗ。)°. でも、欲を言えば、1位になりたかった(⌒-⌒; )

『召喚ニートの異世界草原記』

KAORUwithAI
ファンタジー
ゲーム三昧の毎日を送る元ニート、佐々木二郎。  ある夜、三度目のゲームオーバーで眠りに落ちた彼が目を覚ますと、そこは見たこともない広大な草原だった。  剣と魔法が当たり前に存在する世界。だが二郎には、そのどちらの才能もない。  ――代わりに与えられていたのは、**「自分が見た・聞いた・触れたことのあるものなら“召喚”できる」**という不思議な能力だった。  面倒なことはしたくない、楽をして生きたい。  そんな彼が、偶然出会ったのは――痩せた辺境・アセトン村でひとり生きる少女、レン。  「逃げて!」と叫ぶ彼女を前に、逃げようとした二郎の足は動かなかった。  昔の記憶が疼く。いじめられていたあの日、助けを求める自分を誰も救ってくれなかったあの光景。  ……だから、今度は俺が――。  現代の知恵と召喚の力を武器に、ただの元ニートが異世界を駆け抜ける。  少女との出会いが、二郎を“召喚者”へと変えていく。  引きこもりの俺が、異世界で誰かを救う物語が始まる。 ※こんな物も召喚して欲しいなって 言うのがあればリクエストして下さい。 出せるか分かりませんがやってみます。

【改訂版】槍使いのドラゴンテイマー ~邪竜をテイムしたのでついでに魔王も倒しておこうと思う~

こげ丸
ファンタジー
『偶然テイムしたドラゴンは神をも凌駕する邪竜だった』 公開サイト累計1000万pv突破の人気作が改訂版として全編リニューアル! 書籍化作業なみにすべての文章を見直したうえで大幅加筆。 旧版をお読み頂いた方もぜひ改訂版をお楽しみください! ===あらすじ=== 異世界にて前世の記憶を取り戻した主人公は、今まで誰も手にしたことのない【ギフト:竜を従えし者】を授かった。 しかしドラゴンをテイムし従えるのは簡単ではなく、たゆまぬ鍛錬を続けていたにもかかわらず、その命を失いかける。 だが……九死に一生を得たそのすぐあと、偶然が重なり、念願のドラゴンテイマーに! 神をも凌駕する力を持つ最強で最凶のドラゴンに、 双子の猫耳獣人や常識を知らないハイエルフの美幼女。 トラブルメーカーの美少女受付嬢までもが加わって、主人公の波乱万丈の物語が始まる! ※以前公開していた旧版とは一部設定や物語の展開などが異なっておりますので改訂版の続きは更新をお待ち下さい ※改訂版の公開方法、ファンタジーカップのエントリーについては運営様に確認し、問題ないであろう方法で公開しております ※小説家になろう様とカクヨム様でも公開しております

アルフレッドは平穏に過ごしたい 〜追放されたけど謎のスキル【合成】で生き抜く〜

芍薬甘草湯
ファンタジー
アルフレッドは貴族の令息であったが天から与えられたスキルと家風の違いで追放される。平民となり冒険者となったが、生活するために竜騎士隊でアルバイトをすることに。 ふとした事でスキルが発動。  使えないスキルではない事に気付いたアルフレッドは様々なものを合成しながら密かに活躍していく。 ⭐︎注意⭐︎ 女性が多く出てくるため、ハーレム要素がほんの少しあります。特に苦手な方はご遠慮ください。

スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜

かの
ファンタジー
 世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。  スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。  偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。  スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!  冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!

ユーヤのお気楽異世界転移

暇野無学
ファンタジー
 死因は神様の当て逃げです!  地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。

少し冷めた村人少年の冒険記 2

mizuno sei
ファンタジー
 地球からの転生者である主人公トーマは、「はずれギフト」と言われた「ナビゲーションシステム」を持って新しい人生を歩み始めた。  不幸だった前世の記憶から、少し冷めた目で世の中を見つめ、誰にも邪魔されない力を身に着けて第二の人生を楽しもうと考えている。  旅の中でいろいろな人と出会い、成長していく少年の物語。

処理中です...