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※嘔吐表現があります。
ルイスの家に来てから2週間が経ったが、2日に一度は必ずルイスに犯され続けた。
最初はルイスを恨み嫌悪感を示していたが、叔母の命の恩人であることに加え、以前の私では考えられないほどの手厚い待遇に、体を許すことに対して、何とも思わなくなってきていた。
それに一番大きいのは、叔母に十分な金額と医療的な補助を与えてもらっているということだ。
「ルイスさん。明日、叔母の家に行ってもいいですか?ご飯を作ってあげたいんです。」
ルイスは二つ返事で了承した。
先週に一度訪ねてから、まだ会ってないので、様子が気になる。
翌日になり、叔母の家を訪ねる。叔母もだいぶ調子が良くなってきたようだ。
「喜一さん。ありがとうね。」
申し訳なさそうにお礼を言う叔母を見て、ふと、その唇のただれを見つける。
「叔母さん。その唇のただれ、何ですか。」
叔母さんはそれを聞いて肩を震わせて、何でもないと言った。その反応にさらに嫌な感覚が押し寄せる。
「叔母さん。何かあったんですか。教えてください。」
少し肉のついてきた叔母の肩を掴み、真剣な眼差しで問いただす。
叔母は私の目をじっと見つめてから、目をそらしてこう言った。
「…強姦…されたのよ。」
私の圧に負けた叔母の口から聞きたくない言葉が聞こえ、嫌な予感が的中してしまったと絶望する。
「誰に。いつ。」
きっと今の私の顔は恐ろしいだろう。自分からでたとは思えないほど声も低い。叔母が怯えているが、今はそれより誰にそんなことをされたのかを聞くのが先だった。
「……進駐軍の、人。でも、ルイスさんじゃないわ…。他の人。一ヶ月程前かしら…。」
叔母はポツポツと、その時のことを語った。それはちょうど、私が家を出て数日経った頃だった。
私は血の気が引いた。私が出ていってからだ。結核の者がこの地域に蔓延したのも、叔母が強姦されたのも。
叔母に体調に気を付けるよう伝え、すぐに家の外にいるルイスのもとへ向かう。そう、私が出ていってから、というのは、ルイスと出会ってから、という意味でもある。
「私の叔母の周りに結核の者をおき、叔母を強姦させたのはあなたですか。」
ルイスは私の問いかけに表情を変えることなく答えた。
「…はぁ、私がそんなことするわけないじゃないですか。結核は他の地域で集団感染があったのでその人々が療養のためこの地に来たのでしょうし、強姦も、あなたに似てあなたの叔母は美しい、進駐軍が多いこの地域で、強姦されるのは時間の問題だったように思います。偶然です。偶然。」
まるで機械のような心のこもっていない返答に、違和感を抱く。
自分の顔あたりにある胸ぐらを掴み、ルイスの顔を睨みつけ、同じことをさらに語気を強めて問いかける。
「私は何もしていません。」
しらを切るルイスに腹が立ったが、今は証拠もないので詰めることができない。それに、本当にルイスはやっていない可能性だってあるのだ。
私は諦めてルイスの家に帰ることにした。
進駐軍向けの住宅街に入ったとき、あの男がやってきた。
「あれあれ~?ルイスとその愛人ちゃんじゃーん。久しぶりだねー!愛人ちゃんの喘ぎ声が4軒先の俺の家まで響いてるよ。」
私はその言葉を聞いて顔を赤くした。それを見てその男はゲラゲラと笑い、ルイスの肩をバシバシと叩く。ルイスは苛立ちが隠しきれていない。
「黙れ。」
ルイスは初めて私がこの男に会ったときのように低い声で男を威圧する。
「図星かよー!ルイスのペニスは気持ちいいか?」
突然の下品な問いかけに、固まってしまう。羞恥心で死にそうだ。
ルイスはそんな私を見て、男の頭を強く叩いた。
頭を叩かれて男は腹が立ったのか、衝撃的な言葉を口にした。
「あー!そんなことすんなら、お前が俺にこいつの叔母をレイプしろって指示したことばらしちゃおっかなー!!」
大声で発せられたその言葉に、耳を疑った。
すぐにルイスの方を見た。
ルイスは怒気をはらんだ冷たい無表情で、男を殴り飛ばしていた。
私は、膝から崩れ落ちた。
ルイスの家に来てから2週間が経ったが、2日に一度は必ずルイスに犯され続けた。
最初はルイスを恨み嫌悪感を示していたが、叔母の命の恩人であることに加え、以前の私では考えられないほどの手厚い待遇に、体を許すことに対して、何とも思わなくなってきていた。
それに一番大きいのは、叔母に十分な金額と医療的な補助を与えてもらっているということだ。
「ルイスさん。明日、叔母の家に行ってもいいですか?ご飯を作ってあげたいんです。」
ルイスは二つ返事で了承した。
先週に一度訪ねてから、まだ会ってないので、様子が気になる。
翌日になり、叔母の家を訪ねる。叔母もだいぶ調子が良くなってきたようだ。
「喜一さん。ありがとうね。」
申し訳なさそうにお礼を言う叔母を見て、ふと、その唇のただれを見つける。
「叔母さん。その唇のただれ、何ですか。」
叔母さんはそれを聞いて肩を震わせて、何でもないと言った。その反応にさらに嫌な感覚が押し寄せる。
「叔母さん。何かあったんですか。教えてください。」
少し肉のついてきた叔母の肩を掴み、真剣な眼差しで問いただす。
叔母は私の目をじっと見つめてから、目をそらしてこう言った。
「…強姦…されたのよ。」
私の圧に負けた叔母の口から聞きたくない言葉が聞こえ、嫌な予感が的中してしまったと絶望する。
「誰に。いつ。」
きっと今の私の顔は恐ろしいだろう。自分からでたとは思えないほど声も低い。叔母が怯えているが、今はそれより誰にそんなことをされたのかを聞くのが先だった。
「……進駐軍の、人。でも、ルイスさんじゃないわ…。他の人。一ヶ月程前かしら…。」
叔母はポツポツと、その時のことを語った。それはちょうど、私が家を出て数日経った頃だった。
私は血の気が引いた。私が出ていってからだ。結核の者がこの地域に蔓延したのも、叔母が強姦されたのも。
叔母に体調に気を付けるよう伝え、すぐに家の外にいるルイスのもとへ向かう。そう、私が出ていってから、というのは、ルイスと出会ってから、という意味でもある。
「私の叔母の周りに結核の者をおき、叔母を強姦させたのはあなたですか。」
ルイスは私の問いかけに表情を変えることなく答えた。
「…はぁ、私がそんなことするわけないじゃないですか。結核は他の地域で集団感染があったのでその人々が療養のためこの地に来たのでしょうし、強姦も、あなたに似てあなたの叔母は美しい、進駐軍が多いこの地域で、強姦されるのは時間の問題だったように思います。偶然です。偶然。」
まるで機械のような心のこもっていない返答に、違和感を抱く。
自分の顔あたりにある胸ぐらを掴み、ルイスの顔を睨みつけ、同じことをさらに語気を強めて問いかける。
「私は何もしていません。」
しらを切るルイスに腹が立ったが、今は証拠もないので詰めることができない。それに、本当にルイスはやっていない可能性だってあるのだ。
私は諦めてルイスの家に帰ることにした。
進駐軍向けの住宅街に入ったとき、あの男がやってきた。
「あれあれ~?ルイスとその愛人ちゃんじゃーん。久しぶりだねー!愛人ちゃんの喘ぎ声が4軒先の俺の家まで響いてるよ。」
私はその言葉を聞いて顔を赤くした。それを見てその男はゲラゲラと笑い、ルイスの肩をバシバシと叩く。ルイスは苛立ちが隠しきれていない。
「黙れ。」
ルイスは初めて私がこの男に会ったときのように低い声で男を威圧する。
「図星かよー!ルイスのペニスは気持ちいいか?」
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ルイスはそんな私を見て、男の頭を強く叩いた。
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「あー!そんなことすんなら、お前が俺にこいつの叔母をレイプしろって指示したことばらしちゃおっかなー!!」
大声で発せられたその言葉に、耳を疑った。
すぐにルイスの方を見た。
ルイスは怒気をはらんだ冷たい無表情で、男を殴り飛ばしていた。
私は、膝から崩れ落ちた。
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