84 / 1,464
第4章 異世界転生した少年少女がガラン領を永久追放されて王都に移送後、何があった?
85.フィリスの友達、兼、近衛別働隊幹部の子爵子息、ノーマとシエル。家の爵位は子爵。だけど、どちらも、影響力はとてもある家の息子さん。
しおりを挟む
近衛別働隊の幹部のうち、フィリス以外の子爵家の2人ノーマ・ブリジールとシエル・ファウスは、祭典、式典などの国家行事を取り仕切る子爵家の息子だ。
近衛別働隊での2人は、隊員の管理と、外部との折衝担当、歌舞音曲の総監督を務めている。
2人ともフィリスと同い年で、互いに伝統を身近に感じて育っているため、仲が良い。
サブリーとユージュアルは、親がフィリスの親と上下関係があり、側近兼友人としてフィリスと楽しく生きるのを信条にしている。
一方、ノーマ、シエル、フィリスは家や親と関係なく距離を縮めた。
フィリスには珍しい、対等にお付き合いできる関係である。
3人の出会いは、年齢一桁から始まる。
伝統と格式ある子爵家子息のノーマとシエル。
2人は幼児時代から、そこそこつるんできた。
2つの子爵家は、いつの時代も、権力闘争や政治とは適度に距離をおいていた。
国家行事なのに、国家行事としての品位を損なうことはあってはならない。
権力側についた、とか、権力側から弾かれたとかで、国家行事の内容や質が上下するのは、国の在り方としてよろしくない。
たとえば、国葬がしょぼくなったら、がっかりしない?
理由が、権力者が交代して、今の権力者のお気に入りじゃないから、だったら?
そんな国に今後も忠誠を誓えるか?ということだ。
2つの子爵家は、確固たるポリシーを持っている。
時代が移ろおうと、権力によりかからない。
権力者とは付かず離れず。
仕事関係者とは互いに誠意を持てるよう、誠実に。
あまりに爵位が上がると、貴族の義務から逃げられないので、子爵家を維持している。
2つの子爵家の子どもは、
『権勢をほこるものとは近付きすぎず、遠ざからずであれ』
を家訓のように聞いて育つ。
2つの子爵家、ブリジール家とファウス家は、政治的権力を誇示しないが、重要な家である。
しかし、この2つの子爵家を蔑ろにしてはならないことを知るのは、たいてい成人してからである。
国の公式行事は、この2つの家が動かないと成り立たない。代わりがいないのだ。
王城で公式行事の担当者が二転三転したら、ブリジール家とファウス家から、担当者の変更を要求されたことを示している。
王城で真実に気付くものは、不興をかった自覚のある本人だけだ。
『不興をかった理由は、子爵家だと軽んじたせいなんだ』
と、自ら吹聴する者はいない。
2つの家は、
『ご縁がなく。』
『活躍の場を新しく移された』
としか言わない。
そういう家の在り方は、代々、子ども達にも影響を与えている。
ノーマもシエルも、弁えている相手としか付き合わない。
気に入られようとする気も、社交に励む気もない。
王城の交流会に行っても、気が合う人が見つからなければ、2人で好きなことをして、時間まで過ごしていた。
近衛別働隊での2人は、隊員の管理と、外部との折衝担当、歌舞音曲の総監督を務めている。
2人ともフィリスと同い年で、互いに伝統を身近に感じて育っているため、仲が良い。
サブリーとユージュアルは、親がフィリスの親と上下関係があり、側近兼友人としてフィリスと楽しく生きるのを信条にしている。
一方、ノーマ、シエル、フィリスは家や親と関係なく距離を縮めた。
フィリスには珍しい、対等にお付き合いできる関係である。
3人の出会いは、年齢一桁から始まる。
伝統と格式ある子爵家子息のノーマとシエル。
2人は幼児時代から、そこそこつるんできた。
2つの子爵家は、いつの時代も、権力闘争や政治とは適度に距離をおいていた。
国家行事なのに、国家行事としての品位を損なうことはあってはならない。
権力側についた、とか、権力側から弾かれたとかで、国家行事の内容や質が上下するのは、国の在り方としてよろしくない。
たとえば、国葬がしょぼくなったら、がっかりしない?
理由が、権力者が交代して、今の権力者のお気に入りじゃないから、だったら?
そんな国に今後も忠誠を誓えるか?ということだ。
2つの子爵家は、確固たるポリシーを持っている。
時代が移ろおうと、権力によりかからない。
権力者とは付かず離れず。
仕事関係者とは互いに誠意を持てるよう、誠実に。
あまりに爵位が上がると、貴族の義務から逃げられないので、子爵家を維持している。
2つの子爵家の子どもは、
『権勢をほこるものとは近付きすぎず、遠ざからずであれ』
を家訓のように聞いて育つ。
2つの子爵家、ブリジール家とファウス家は、政治的権力を誇示しないが、重要な家である。
しかし、この2つの子爵家を蔑ろにしてはならないことを知るのは、たいてい成人してからである。
国の公式行事は、この2つの家が動かないと成り立たない。代わりがいないのだ。
王城で公式行事の担当者が二転三転したら、ブリジール家とファウス家から、担当者の変更を要求されたことを示している。
王城で真実に気付くものは、不興をかった自覚のある本人だけだ。
『不興をかった理由は、子爵家だと軽んじたせいなんだ』
と、自ら吹聴する者はいない。
2つの家は、
『ご縁がなく。』
『活躍の場を新しく移された』
としか言わない。
そういう家の在り方は、代々、子ども達にも影響を与えている。
ノーマもシエルも、弁えている相手としか付き合わない。
気に入られようとする気も、社交に励む気もない。
王城の交流会に行っても、気が合う人が見つからなければ、2人で好きなことをして、時間まで過ごしていた。
8
あなたにおすすめの小説
ユキ・シオン
那月
BL
人間の姿をした、人間ではないもの。
成長過程で動物から人間に変わってしまう”擬人化種”の白猫青年と、16歳年上のオッサンとのお話。
出会ったのは猫カフェ。白猫従業員としての青年と客としてやってきたオッサン。
次に再会したのは青年が人間として通う大学。オッサンは保健室の先生だった。
青年が金のためにヤバいことをしていて、あるトラブルが起こる。
そこへ見計らったかのようにオッサンが飛び込んで救出したのをきっかけに2人の距離は縮まり……
※表紙絵は自作。本編は進むにつれてどんどん動物園と化します(笑)
記憶を無くしたら家族に愛されました
レン
BL
リオンは第三王子で横暴で傲慢で侍女や執事が少しでも気に入らなかったら物を投げたり怒鳴ったりする。家族の前でも態度はあまり変わらない…
家族からも煩わしく思われたていて嫌われていた… そんなある日階段から落ちて意識をなくした…数日後目を覚ましたらリオンの様子がいつもと違くて…
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます
難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』"
ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。
社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー……
……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!?
ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。
「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」
「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族!
「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」
かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、
竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。
「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」
人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、
やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。
——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、
「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。
世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、
最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕!
※小説家になろう様にも掲載しています。
処刑された勇者は二度目の人生で復讐を選ぶ
シロタカズキ
ファンタジー
──勇者は、すべてを裏切られ、処刑された。
だが、彼の魂は復讐の炎と共に蘇る──。
かつて魔王を討ち、人類を救った勇者 レオン・アルヴァレス。
だが、彼を待っていたのは称賛ではなく、 王族・貴族・元仲間たちによる裏切りと処刑だった。
「力が強すぎる」という理由で異端者として断罪され、広場で公開処刑されるレオン。
国民は歓喜し、王は満足げに笑い、かつての仲間たちは目を背ける。
そして、勇者は 死んだ。
──はずだった。
十年後。
王国は繁栄の影で腐敗し、裏切り者たちは安穏とした日々を送っていた。
しかし、そんな彼らの前に死んだはずの勇者が現れる。
「よくもまあ、のうのうと生きていられたものだな」
これは、英雄ではなくなった男の復讐譚。
彼を裏切った王族、貴族、そしてかつての仲間たちを絶望の淵に叩き落とすための第二の人生が、いま始まる──。
ギルド職員は高ランク冒険者の執愛に気づかない
Ayari(橋本彩里)
BL
王都東支部の冒険者ギルド職員として働いているノアは、本部ギルドの嫌がらせに腹を立て飲みすぎ、酔った勢いで見知らぬ男性と夜をともにしてしまう。
かなり戸惑ったが、一夜限りだし相手もそう望んでいるだろうと挨拶もせずその場を後にした。
後日、一夜の相手が有名な高ランク冒険者パーティの一人、美貌の魔剣士ブラムウェルだと知る。
群れることを嫌い他者を寄せ付けないと噂されるブラムウェルだがノアには態度が違って……
冷淡冒険者(ノア限定で世話焼き甘えた)とマイペースギルド職員、周囲の思惑や過去が交差する。
表紙は友人絵師kouma.作です♪
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる