フィリス・ガランの近衛生活

かざみはら まなか

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第4章 異世界転生した少年少女がガラン領を永久追放されて王都に移送後、何があった?

100.ラウルの家の侯爵家は、お母さんが当代の当主で、跡継ぎはお姉さん。しかし、お姉さんの婿探しは、難渋しているよう。

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ラウルは、父と姉に今日の交流会の出来事を包み隠さず話した。

ノーマとシエルからの問題。

ジーン、シドニー、エスターと話し合って、考えたこと。

話を聞いた父は、ラウルが自分で考えて行動出来る子どもに育って嬉しいと言った。

姉も
『冷静に対処出来て、偉いわ、さすが私の弟は違う』
と喜んでいる。

姉は、結婚相手を探してみて、考え方に偏りがある貴族子弟の存在に気づいたのだ、という。

「王太子殿下の今の側近周辺は、奇人はいても、偏りはないわ。」

「奇人。」

「今の側近は、奇人ね。それは、さておき。第2王子殿下、第3王子殿下の側近周辺も、まあ、まとも。」

「その口ぶりだと、まともじゃない方がおおそうですが。」

「多いわよ。王太子の元側近候補を含めてちらほらいるわね。ただ、第4王子殿下周辺はねえ。ほら、今の私の結婚相手として考えるには、年の差がありすぎる気がしたから、詳しくないのよ。」

「ええ。第4王子殿下は、私の2歳年上ですので、殿下の同年代というと、成人まで少し長いですよね。」
とラウル。

「政略結婚だと四の五の言うことは難しいけれど、選べる余地があるうちは、頑張って探したい。」

「姉上の幸せが、私達家族と家の幸せになりますよ。」
とラウル。

「ラウルは、本当にいい男になるわね。いっそう、弟の周辺を攻略すべきかしら?」

「エスターは、私の2歳下ですよ。」
とラウル。

「最低ラインは、年齢二桁!」

「幅広くいそうですが。」
どうして、見つからないのだろう?

「いい男の争奪戦はね、早めに確保して、捕まえたら逃さないことよ。」

「言葉に重みがあります。」

「実感がこもっているからね。ラウルは、獲物よ。捕まりたくなかったら、全力で逃げるか、自分が先に捕まえることよ。」

「ためになります。」

「危なそうなときは、乗り込んでいくから。助けて、と伝えなさい。どんな手段でも。どれだけ時間が経っても。」

「姉上も、呼んでください。駆けつけます。どこにいても。」

「心強いわ。でも、私の名前を使った詐欺師がいるかもしれないから、私に確かめるのは忘れないでね。」
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