フィリス・ガランの近衛生活

かざみはら まなか

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第4章 異世界転生した少年少女がガラン領を永久追放されて王都に移送後、何があった?

122.悩み相談からの悪口大会は、合う人と合わない人がいるよね?

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ジーンの父は、国王陛下が王太子時代、側近または御学友の候補として、王城にあがった。

王太子の従兄弟という血の近さや、身分もあり、気が合わないなら、無理をしなくてもよいと認められていた。

周囲の人間が、王太子と従兄弟の不仲に胃を痛めることのないようにという大人の配慮だったのだろう。

家の方針も、側近や御学友を辞退したところで、手回しに根回しが追加になるだけだから、どちらでも構わなかったという。

特に問題もなかったから、候補生活を続けていた。

従兄弟として、言わせてもらうと、ガラン子爵家の当主の話をするのが好きなくせに、自分の知らない話をされると不機嫌になるのが、面倒でならない。

執着する相手がおかしくないか?と思いつつ、面倒なので、立ち入ったことには口を挟まないでいた。

王太子は、ガラン子爵家当主の可愛がっている嫡子が王都に来て、会うことになったと話していたときは、ガラン子爵家当主についていろいろ知りたいと情熱的に語っていた。

その後は、暫く話題に出なかった。

興味が薄れたかと思ったが、急にガラン子爵家当主の嫡子ダルクに対する悩み、愚痴を毎日のように言い始め、一部の候補者と悪口大会を開催するようになった。

年齢的に、少し年上の自分が会って話をしてみれば、嫡子の事情も聞けるだろうと、提案したが、こんな苦しみや苦労を従兄弟に味わわせるわけにはいかない、と断られ、それっきり。

最近、悪口大会がないな、と感じる頃になると、腹ただしいエピソードを新しく聞く。その後、暫く悪口大会が復活する。

この流れを何回か繰り返している。

嫡子ダルクを嫌っているわりに、構っているんだな、と思った。

王太子の側にいるメリットもなく、楽しくもない。いつ、候補者辞めてもいい、家も了承している。

辞め時を待つのみ。
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