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第4章 異世界転生した少年少女がガラン領を永久追放されて王都に移送後、何があった?
202.チームハーマルは、ハーマルと執事と護衛。道を分かたれた側仕えも元気にしていたらいい。私は、チームハーマルの主人として、主人面をする。
しおりを挟む第2王子と第3王子にくっつく学生生活のお陰で、精神的にも肉体的にも余裕が出来たある日のこと。
ハーマルは、側仕えとして、ガラン領から来た子ども達に最近会わないなあ、と思ったので、執事に聞いてみた。
『側仕えにきた子たち、王都に慣れたのかな?』
ハーマルが側仕えの不在に気づいたときには、王都にきて、既に1年以上経っていた。
『側仕えが全員、仕事せずに遊んでいまして、申し訳ありません。いない方が職場環境が良くなると、判断しました。』
と執事。
「仕事するために来たのに、しないなら、王都にいてもね。ありがとう。手間かけた。」
ハーマルも、特に気にしない。3人で喋るのに忙しい子どもには、就職は早すぎたのだろう。
ハーマルは、自分より年上の仕事しない子どもに愛着はない。
領内にいたとき、側仕え達は、ハーマルのことを慕ってくれていた。なぜか、フィリスに対する態度は好ましいものでなかったため、ハーマル自身が指摘していたが、腑に落ちないらしく、改まらなかった。フィリスは、ハーマルの側仕え達を相手にしなかったし、ハーマルは、フィリスといるときはフィリスを最優先したから、一緒にいる時間が減って、よくわからないことが増えた。
道が分かたれたのは、互いに相手を大切に出来なかったからだ。それでも、小さい頃は楽しく遊んだ仲なので、分かたれた道の先が、彼らにとって、より良いものになればよいとハーマルは思う。
執事は、分家の子どもで、小さいときは一緒にわいわいしていたが、次兄リドリグが国外の学校への進学を決めて動き出したあたりから、ハーマルがいつどこに進学先を決めてもついていく準備を始めた。
国外の魅力的な学校は、ハーマルの執事も連れていけるところがあった。
でも。
国外で、家族がバラけているときに何かあれば、駆けつけられない。
ハーマルは、フィリスが親しくしていたお家に挨拶をして、学生生活をする間、王都で生活するから、主人の自分では分からない執事や護衛のアレコレを頼らせてほしいと頼んだ。
対価や謝礼は、長兄デヒルが手を回したお陰で、どこもスムーズにお願いを引き受けてくれている。
護衛達は、皆、ハーマルにとって心安く付き合える仲間だ。
素直なハーマルとお兄さんぶろうとする執事、わちゃわちゃの側仕え達を優しく誘導しながら見守ってくれてきた。
大好きで、大切で、1人も失いたくない。
チームハーマルには、誰も欠けてほしくない。
だから、18歳のハーマルは、今日から主人として生きないと。
大切なものを主人の顔で堂々と守るんだ。
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