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第4章 異世界転生した少年少女がガラン領を永久追放されて王都に移送後、何があった?
354.ガチやべー偉い人は、ビボワ国の宗教の総本山の幹部の1人で、若くて頭角を現したと評判のモルトル・ヨーリキさん。38歳。男性。独身。
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ガチやべー偉い人の頭に被せていた筒を外す。
「お疲れみたい?」
とフィリス。
「重い。首と肩が折れるかと。」
「折れなくて、良かったね。」
とにこやかなフィリス。
長くて重い筒なので、動いたら、首をやっていただろう。
上司は体力を消耗したせいか、とても静かになったよ。
いいことだね。座ってお話し出来る。
「名前とか、名乗れるものは、名乗って。」
とフィリス。
「えらく適当な。」
「名乗って。」
とフィリス。
「モルトル・ヨーリキ。」
「他には?」
「知らねーな。」
「ここがどこで、ボクが誰だか、知っている?」
「お前は、何言ってんだ?」
「お仕事内容は?」
「話すわけねーだろ。」
「自分の部下の管理は、自分でしている?それとも、誰かにお任せ?」
「自分の部下は、自分で。他は知らねー。」
「モルトル・ヨーリキの部下だけど、他の誰かの部下も兼ねているの?それとも、部下を名乗っているのは自称?」
「なんだよ?部下がなんだっていうんだ。」
「部下の管理も上司の仕事。」
「だから、どうした?」
「モルトル・ヨーリキは、異世界転生者と異世界転移者をどう取り扱っているの?」
上司は、部下を見た。
お前、喋ったのか?!愕然としたモルトル・ヨーリキの表情は、そう物語っていた。
「なんで?」
上司が部下に話しかけるのをフィリスは遮る。
「聞いているのは、ボク。答えて。」
「異世界転生者は、肩身が狭いし、異世界転移者は人生が辛い。俺が救いの手を差し伸べるくらいは、構わんだろう。」
「お疲れみたい?」
とフィリス。
「重い。首と肩が折れるかと。」
「折れなくて、良かったね。」
とにこやかなフィリス。
長くて重い筒なので、動いたら、首をやっていただろう。
上司は体力を消耗したせいか、とても静かになったよ。
いいことだね。座ってお話し出来る。
「名前とか、名乗れるものは、名乗って。」
とフィリス。
「えらく適当な。」
「名乗って。」
とフィリス。
「モルトル・ヨーリキ。」
「他には?」
「知らねーな。」
「ここがどこで、ボクが誰だか、知っている?」
「お前は、何言ってんだ?」
「お仕事内容は?」
「話すわけねーだろ。」
「自分の部下の管理は、自分でしている?それとも、誰かにお任せ?」
「自分の部下は、自分で。他は知らねー。」
「モルトル・ヨーリキの部下だけど、他の誰かの部下も兼ねているの?それとも、部下を名乗っているのは自称?」
「なんだよ?部下がなんだっていうんだ。」
「部下の管理も上司の仕事。」
「だから、どうした?」
「モルトル・ヨーリキは、異世界転生者と異世界転移者をどう取り扱っているの?」
上司は、部下を見た。
お前、喋ったのか?!愕然としたモルトル・ヨーリキの表情は、そう物語っていた。
「なんで?」
上司が部下に話しかけるのをフィリスは遮る。
「聞いているのは、ボク。答えて。」
「異世界転生者は、肩身が狭いし、異世界転移者は人生が辛い。俺が救いの手を差し伸べるくらいは、構わんだろう。」
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