フィリス・ガランの近衛生活

かざみはら まなか

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第5章 コーハ王国の近衛には、わがまま姫がいる。フィリス・ガランという子爵家子息。コーハ王国のイイ男を侍らせて、手玉にとっているらしいよ?

441.王冠の側にいるのは、戦闘力重視の人間じゃない。だから、ボク達の総合戦闘力を見せつける。少人数で、簡単にやっつけられるぞってね。

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サブリーとユージュアルが先行。

戦力が限られているので、長引くと不利。

短期決戦。

最少の犠牲で最大の成果を。

今日、犠牲をはらうのは、相手だけ。

どんな方法でも、王冠を従えさせるからね、ボク。

フィリスは、怒っている。

ラウルはボクのなんだから。

勝手に持っていかせたりしない。

やっぱり、お尻に名前を書きたいとラウルに頼んだ方がよいかしら?

名前を書く場所は、お尻じゃなくてもいいんだけど。

下腹部にしようかな?

書きやすいかも。


先行する2人の邪魔にならないようにフィリスは、直前の注意点を話している。

「最初から、ゴール目指して、全力全開で行くよ。」

「王冠の居場所を確定する作業がしやすいように、ボク達は、盛大に暴れながら進んで、最後は、王冠を捕まえて服従させる。」

「捕まえて服従させたら、乱戦の兵をひかせる。」

「魔法は、疲れて動けなくなったりしない限り、ボク達は、攻撃も防御もトラップも好きに使う。」

「こっちも、戦力が限られているけれど、向こうも同じ。
このホテルにはね、乱戦会場にいた人はいない。」

「王冠サイドが、決戦会場をあちらに設定しているなら、主戦力はあちらに詰めている。」

「会場で、あちらの戦い方は見てきたでしょ?
近衛は、国によって、癖が出やすい。
教える側に決まった型があるから。
弱点を克服している人間もいるけれど、取り立てられたい人間は上に気に入られようとする。」

「王冠の側にいるのは、戦闘力重視の人間じゃない。何人いても、ボク達の相手には足りないという総合戦闘力を見せつけるの。簡単にやっつけられるぞってね。」

「勝機は十分。」

「準備運動して、体をならしたら、突入するよ。」

ボクは、応援要員なの。

このボクに、お仕事させるなんて。

誰のものにちょっかいかけたか、思い知りなさい。
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