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第5章 コーハ王国の近衛には、わがまま姫がいる。フィリス・ガランという子爵家子息。コーハ王国のイイ男を侍らせて、手玉にとっているらしいよ?
454.『ラウルはボクのもの。潔く己の敗北を認めて、ラウルから手をひきなさい。』『わがまま姫よ、この方は、ティリリ王国の第2王子だぞ?』
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「ラウルは、ボクのものだから、キミのものにはならない。」
「潔く己の敗北を認めなさい。」
とフィリス。
「これ、この、おバカさ加減をラウルに可愛がられているんですよ。きっと。」
と見目の良い細身の男達。
「ボク、おバカじゃないの。失礼しちゃう。」
とフィリス。
ボクのこと、おバカ、おバカ、言い過ぎ。
「いや、おバカだろ?」
「どうして?」
とフィリス。思わず、きょとんとしてしまう。
「え?マジで分からねーの?」
「ヤバい。作り物じゃなかった。」
「本物のおバカだ。」
「どうするよ、コイツ。」
と見目の良い細身の男達は騒ぐ。
「ここは、親切にしてやる方が、ラウルの心象が良くなるんじゃないか。」
「本物のおバカに理解できるかな?」
「作り物のおバカなら、話せばわかるけど、本物は、めげないですよ。」
「試しに聞いてみるか?」
「わがまま姫よお、この方がどなたか分かるか?」
フィリスは、無言でそっぽを向く。
今のフィリスに『姫』は禁句である。
姫、とつく呼び名を使われた時点で、即刻ノーコメント宣言を出す。
「あ、マジで分かんないんじゃないか?」
「え、どうすんの?」
「教える?」
「教えても、理解するかなー?」
「王子、王弟子息、王の従兄弟の息子を味方につけていたら、誰も怖くて指摘したりしないよな?」
「ちょー、面倒な感じする。」
「コイツ、絶対、身分制度、分かってないと思う。」
見目の良い細身の男達は、なよっとした男の恋愛アドバイザーなのかもしれない。
なよっとした男は、紹介されるのを察したのか、堂々としてみせる。
「あのな、この方は、ティリリ王国の第2王子なんだ。」
「王子様だ、分かるか?」
「王様の子どもだぞ?」
「王子が、王様の子どもなのは、知っている。」
とフィリス。
コーハも王国だからね。
「王様の子どもは、王様の次に偉いんだ。」
「ボクには、関係ないよ?ティリリ王国の話でしょ。ボクはコーハ王国だもの。」
とフィリス。
フィリスに関して言うと、コーハ王国では、国王陛下と同じ権威を国王自身に認められているので、コーハ王国の王子は、フィリスより偉い人に当てはまらない。
「全然、堪えないよ。どうする?」
と見目の良い男達が、悩んでいるが、フィリスの知ったことではない。
「第2王子、今すぐに、ボクのラウルから手を引きなさい。」
とフィリス。
「返事は、謹んで承ります、のみ、認める。」
「潔く己の敗北を認めなさい。」
とフィリス。
「これ、この、おバカさ加減をラウルに可愛がられているんですよ。きっと。」
と見目の良い細身の男達。
「ボク、おバカじゃないの。失礼しちゃう。」
とフィリス。
ボクのこと、おバカ、おバカ、言い過ぎ。
「いや、おバカだろ?」
「どうして?」
とフィリス。思わず、きょとんとしてしまう。
「え?マジで分からねーの?」
「ヤバい。作り物じゃなかった。」
「本物のおバカだ。」
「どうするよ、コイツ。」
と見目の良い細身の男達は騒ぐ。
「ここは、親切にしてやる方が、ラウルの心象が良くなるんじゃないか。」
「本物のおバカに理解できるかな?」
「作り物のおバカなら、話せばわかるけど、本物は、めげないですよ。」
「試しに聞いてみるか?」
「わがまま姫よお、この方がどなたか分かるか?」
フィリスは、無言でそっぽを向く。
今のフィリスに『姫』は禁句である。
姫、とつく呼び名を使われた時点で、即刻ノーコメント宣言を出す。
「あ、マジで分かんないんじゃないか?」
「え、どうすんの?」
「教える?」
「教えても、理解するかなー?」
「王子、王弟子息、王の従兄弟の息子を味方につけていたら、誰も怖くて指摘したりしないよな?」
「ちょー、面倒な感じする。」
「コイツ、絶対、身分制度、分かってないと思う。」
見目の良い細身の男達は、なよっとした男の恋愛アドバイザーなのかもしれない。
なよっとした男は、紹介されるのを察したのか、堂々としてみせる。
「あのな、この方は、ティリリ王国の第2王子なんだ。」
「王子様だ、分かるか?」
「王様の子どもだぞ?」
「王子が、王様の子どもなのは、知っている。」
とフィリス。
コーハも王国だからね。
「王様の子どもは、王様の次に偉いんだ。」
「ボクには、関係ないよ?ティリリ王国の話でしょ。ボクはコーハ王国だもの。」
とフィリス。
フィリスに関して言うと、コーハ王国では、国王陛下と同じ権威を国王自身に認められているので、コーハ王国の王子は、フィリスより偉い人に当てはまらない。
「全然、堪えないよ。どうする?」
と見目の良い男達が、悩んでいるが、フィリスの知ったことではない。
「第2王子、今すぐに、ボクのラウルから手を引きなさい。」
とフィリス。
「返事は、謹んで承ります、のみ、認める。」
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