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第5章 コーハ王国の近衛には、わがまま姫がいる。フィリス・ガランという子爵家子息。コーハ王国のイイ男を侍らせて、手玉にとっているらしいよ?
472.フィリスが1人でミーアーニ王女殿下ご一行様に遭遇していた裏側。近衛別働隊の隊員達の動向。
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ラウルは、ボクが初めて、王都に行った日から、ずっと、親切で、優しくて、温かくて、強い気持ちで、ボクに向き合ってくれた。
近衛になってからも、つきっきりで全部教えてくれたの。
生活の仕方から、人との付き合い方、仕事の仕方。
ボクの王都生活と近衛生活の礎を築いてくれた人。
デヒルお兄様は、ガラン領で生きていくことを考えて導いてくれた。
ラウルは、ボクが王都で生活することを考えて、心を砕いてくれてきた。
どちらも、ボクの芯を作ってくれた大切な人。
ボク、ラウルと一緒にいるためなら、なんだってすると決めている。
ラウルに名前書いたら、やっぱりダメかな。
ボク、ラウルから離れない。
離れたくない。
サブリーは、会員制高級ホテルに第2王子サイドが仕掛けた魔導具をまとめて入手後、毎日少しずつ手を加え、サブリーを使用者に指定した上で、近衛交流会会場や、出入り可能で、適した場所に設置している。
設置には、フィリスの相棒、布妖怪オリベが全面的に協力した。
『人間の面白さは、その醜悪さにあるわ。』
とオリベは楽しそうに設置に協力。
今日。
フィリスが1人でいて、ミーアーニ王女殿下に絡まれたのは、ティリリ王国側の手配だ。
ラウルとエスターは東側。
セドリックとシュクナは西側。
ダンシェル、ロウウェル、レイモンドは南側。
サブリーとユージュアルは、別々に北側へ向かわされた。
サブリーの仕込んだ魔導具の反応から、ミーアーニ王女殿下一行が、フィリスに暴虐の限りを尽くしていると知る。
サブリーは、ユージュアルにまず知らせた。
ユージュアルは、セドリックとシュクナにダンシェル達との合流を促した後、ラウルとエスターを送り出す。
サブリーは、
北側に向かう振りをしながら、
魔導具からの情報を精査し続ける。
ミーアーニ王女殿下の狙いは何か?
近衛交流会の見学は、別働隊も本隊も両方実施している。
割とまともな部類は、だいたい本隊を見学し、顔つなぎをしていく。
別働隊の見学者は、容姿端麗な若い異国の近衛をどうにかしたり、どうにかなりたいと考える者がほとんど。
近衛別働隊の隊員とよろしくしたい男女にとって、全員から愛されているフィリスの存在は、眩しく邪魔なものだった。
ミーアーニ王女殿下は、第2王子が取り損なった男に興味を持ち、ラウルを探し当てた。
フィリスが、何度も追い払った者たちの中に、ミーアーニ王女殿下の手の者もいた。
ラウルとの接触を邪魔し続ける男の話は、ミーアーニ王女殿下に報告されている。
近衛経由の情報では、ラウルは大変好ましく、ミーアーニ王女殿下のお眼鏡に叶う男だった。
第2王子と同じ趣味。
王子と男の取り合いをしてきた、という情報を聞いたフィリスは、ふーんで済ませたが、フィリス以外は警戒してきた。
フィリスは全く察していなかったが、ミーアーニ王女殿下から、ラウルへの呼び出しは何度もあり、その全てをラウルは拒否。
ミーアーニ王女殿下サイドから、当てこするように、フィリスの存在を揶揄されたが、ラウルは否定しなかった。
色々な下地はあったが、姫と呼ばれている男フィリスがいるせいで、ミーアーニ王女殿下が意中の相手であるラウルと関係を深めることができない、という認識をミーアーニ王女殿下サイドはしている。
完全に、男の取り合いだが、恋の鞘当てにもなっていない。
今日は、ミーアーニ王女殿下の鬱憤ばらしをしつつ、ラウルが大事にする恋人?を痛めつけて、フィリス自ら、身を引かせるのを目的にしていた。
ミーアーニ王女殿下の連れていたたくさんの伴が、フィリス自身にバケツを投げる以上のケガを負わせなかったのは、大けがをさせるのが目的ではなかったから。
サブリーは、魔導具からの情報をまとめると、再び、ユージュアルに知らせた。
ユージュアルから、他の別働隊隊員達に連絡が周知され、ラウル達は、情報と状況を把握した上で、フィリスを救出している。
サブリーが、単独行動を連れていたのは、フィリスへ突撃した勢力が、救出に動くラウル達の邪魔に向かう人数を減らす目的と、北側に用事があったから。
近衛になってからも、つきっきりで全部教えてくれたの。
生活の仕方から、人との付き合い方、仕事の仕方。
ボクの王都生活と近衛生活の礎を築いてくれた人。
デヒルお兄様は、ガラン領で生きていくことを考えて導いてくれた。
ラウルは、ボクが王都で生活することを考えて、心を砕いてくれてきた。
どちらも、ボクの芯を作ってくれた大切な人。
ボク、ラウルと一緒にいるためなら、なんだってすると決めている。
ラウルに名前書いたら、やっぱりダメかな。
ボク、ラウルから離れない。
離れたくない。
サブリーは、会員制高級ホテルに第2王子サイドが仕掛けた魔導具をまとめて入手後、毎日少しずつ手を加え、サブリーを使用者に指定した上で、近衛交流会会場や、出入り可能で、適した場所に設置している。
設置には、フィリスの相棒、布妖怪オリベが全面的に協力した。
『人間の面白さは、その醜悪さにあるわ。』
とオリベは楽しそうに設置に協力。
今日。
フィリスが1人でいて、ミーアーニ王女殿下に絡まれたのは、ティリリ王国側の手配だ。
ラウルとエスターは東側。
セドリックとシュクナは西側。
ダンシェル、ロウウェル、レイモンドは南側。
サブリーとユージュアルは、別々に北側へ向かわされた。
サブリーの仕込んだ魔導具の反応から、ミーアーニ王女殿下一行が、フィリスに暴虐の限りを尽くしていると知る。
サブリーは、ユージュアルにまず知らせた。
ユージュアルは、セドリックとシュクナにダンシェル達との合流を促した後、ラウルとエスターを送り出す。
サブリーは、
北側に向かう振りをしながら、
魔導具からの情報を精査し続ける。
ミーアーニ王女殿下の狙いは何か?
近衛交流会の見学は、別働隊も本隊も両方実施している。
割とまともな部類は、だいたい本隊を見学し、顔つなぎをしていく。
別働隊の見学者は、容姿端麗な若い異国の近衛をどうにかしたり、どうにかなりたいと考える者がほとんど。
近衛別働隊の隊員とよろしくしたい男女にとって、全員から愛されているフィリスの存在は、眩しく邪魔なものだった。
ミーアーニ王女殿下は、第2王子が取り損なった男に興味を持ち、ラウルを探し当てた。
フィリスが、何度も追い払った者たちの中に、ミーアーニ王女殿下の手の者もいた。
ラウルとの接触を邪魔し続ける男の話は、ミーアーニ王女殿下に報告されている。
近衛経由の情報では、ラウルは大変好ましく、ミーアーニ王女殿下のお眼鏡に叶う男だった。
第2王子と同じ趣味。
王子と男の取り合いをしてきた、という情報を聞いたフィリスは、ふーんで済ませたが、フィリス以外は警戒してきた。
フィリスは全く察していなかったが、ミーアーニ王女殿下から、ラウルへの呼び出しは何度もあり、その全てをラウルは拒否。
ミーアーニ王女殿下サイドから、当てこするように、フィリスの存在を揶揄されたが、ラウルは否定しなかった。
色々な下地はあったが、姫と呼ばれている男フィリスがいるせいで、ミーアーニ王女殿下が意中の相手であるラウルと関係を深めることができない、という認識をミーアーニ王女殿下サイドはしている。
完全に、男の取り合いだが、恋の鞘当てにもなっていない。
今日は、ミーアーニ王女殿下の鬱憤ばらしをしつつ、ラウルが大事にする恋人?を痛めつけて、フィリス自ら、身を引かせるのを目的にしていた。
ミーアーニ王女殿下の連れていたたくさんの伴が、フィリス自身にバケツを投げる以上のケガを負わせなかったのは、大けがをさせるのが目的ではなかったから。
サブリーは、魔導具からの情報をまとめると、再び、ユージュアルに知らせた。
ユージュアルから、他の別働隊隊員達に連絡が周知され、ラウル達は、情報と状況を把握した上で、フィリスを救出している。
サブリーが、単独行動を連れていたのは、フィリスへ突撃した勢力が、救出に動くラウル達の邪魔に向かう人数を減らす目的と、北側に用事があったから。
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