フィリス・ガランの近衛生活

かざみはら まなか

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第5章 コーハ王国の近衛には、わがまま姫がいる。フィリス・ガランという子爵家子息。コーハ王国のイイ男を侍らせて、手玉にとっているらしいよ?

476.『ミーアーニ王女殿下の機嫌をとると生まれる貴方の利益は?』『ミーアーニ王女殿下には出家して、ボクに迷惑な煩悩を捨ててほしいの。』

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後日、本隊のグループリーダーは、笑い死にするかと思った、と偽打ち合わせについて述べた。

4回目からは、我慢せずに笑うことにしたそうだ。笑いを我慢すると、腹筋を傷めかねないそう。

4回目からは、ミーアーニ王女殿下は来なくなった。

そして。
4回目からは、打ち合わせらしい、打ち合わせになった。

ボクの気に入らないことは、全部却下しちゃうの。

「姫の望む形にならないものは、意味がない。」
とラウルが全面的に後押ししてくれる。

6回目かの打ち合わせで。

ティリリ王国の文官が、王女に対してどうたらこうたら、言い始めた。

端的にまとめると、王女の機嫌をとるために、接待してほしい、と。

「ミーアーニ王女殿下の機嫌をとると生まれる貴方の利益は、何かしら?」

自分の利益じゃない?

じゃあ、誰の?

言わないの?

「ボク、ミーアーニ王女殿下は出家して、煩悩と向き合ってみたら、どうかと思うの。」

王女から修道女へ。

「ボクに迷惑な煩悩は、あったらダメ。」

修道女になったくらいじゃ、煩悩は無くせないかしら?

「ミーアーニ王女殿下には、僧院で僧侶として生きてほしいの。」

「ミーアーニ王女殿下が主催するイベントは、ミーアーニ王女殿下の煩悩供養ね。俗世最後の日にしてあげる。」

ティリリ王国の文官は、失礼する、と言って、荒々しく部屋を退室していっちゃった。

「名案でしょ。」
とラウルに聞いたら、
「反対するのは、先見の明がないせいだ。姫は、賢く愛おしい。」
と答えてくれる。

出ていった文官は1人だから、他の文官は残っている。

逃げ遅れたのか、主が違うからか。

「打ち合わせ、続けるぞ。」
とセドリック。
「今、部屋の中にいる人間だけで、1時間以内に何も決まらなければ、即刻、俺達は全員帰国する。近衛交流会は終了だ。」
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