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第5章 コーハ王国の近衛には、わがまま姫がいる。フィリス・ガランという子爵家子息。コーハ王国のイイ男を侍らせて、手玉にとっているらしいよ?
508.妄想たくましくしてしまう、組み合わせが目の前にいたら、黙ってはおれない。恋人同士を引き裂くなんて、もってのほか。全人類の宝にしよう。
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いたずらっ子の後輩2人にトドメをさされながら、後輩を連れて、ユージュアルは下山している。
これからは、色んな場所での訓練が必要だなあ、とユージュアルは思う。
若くて、見た目の良い適齢期の貴族子弟ばかりの別働隊には、近衛の訓練だけでは足りない。
領地での公演を兼ねて、練習場所の提供を頼んでみよう。
まずは、近衛別働隊の幹部の領地からだな。
凱旋代わりになる。
ユージュアルは、魔法使いが騒いでも、全く相手にしない。
魔法使いが騒ぐと、離れた場所にいる第二陣が集まりそうだ。
敵が、移動してくる前に、移動あるのみ。
「離れた場所にいる仲間を呼び集めている可能性が高い。接敵したら、速やかに殺れるか?難しいなら、前に進むことだけ考えろ。敵は全部、俺が殺る。」
とユージュアル。
「ごめん、無理だ、俺。」
とロウウェル。
「俺も厳しい。」
とダンシェル。
「正直に申告できて偉い。じゃ、進行方向の敵は全部、俺が殺る。気にせず進め。」
とユージュアル。
ユージュアルは、出来る先輩。
一方。
ラウルとエスターの救出に向かったサブリーが、何をしていたか?
サブリーは、予想外の修羅場に面食らっていた。
崖近くの丘にラウルとエスターはいた。
2人は、身を隠す方を早めに選んで、逃げ続けていたが、恋する女の嗅覚なのか、見つけられてしまった。
サブリーは、ラウルとエスターの救出に動きかけたが、様子見をしている。
ミーアーニ王女殿下陣営の様子がおかしい。
ミーアーニ王女殿下と、複数の女性が揉めている。
仲間割れ?
口論の中身は?
「あんなに思い合っているお似合いの2人を引き離すなんて、できません。」
「見て下さい。主従関係から発展した愛しあう2人を。弱いのに、自分が盾になろうとする従者と、従者を諌めて、死なせまいとする主人。尊すぎます。」
「全人類の宝です。」
その他にも、麗しき恋人同士には、祝福を与えたいとか、ミーアーニ王女殿下に対して、どの女性も強気だ。
ラウルとエスターのことだよな?
崖の近くにいるラウルとエスター。
確かに、お互いが庇い合っている。
王弟子息のラウルと伯爵子息のエスター。
エスターは、友人関係を抜きにしてもラウルを守る。
エスター自身と、エスターの家のために。
ラウルは、信頼関係のある部下を見捨てたりしない。
国王陛下と第4王子のフィリップ殿下に振り回されたので、腹心の部下の大切さをラウルは、よく理解している。
ラウルとエスターの関係は、2人の二つ名にも反映されている。
エスターの『花顔の君(かがんのきみ)』の二つ名は、エスターが『花の顔』と呼ばれていた頃の名残り。
ラウルの二つ名、『花の光帝(はなのこうてい)』の花は、エスターを暗喩するもの。
並び立つ2人が花と、花を見守る光のようだ、というのが、2人の二つ名の由来だ。
2人の関係に、色恋はないんじゃないかな?とサブリーは思うが、よくわからない。
ミーアーニ王女殿下が救出作業の邪魔にならないなら、さっさと救出しよう。
サブリーは、ミーアーニ王女殿下陣営とラウル達の間に飛び込んだ。
「向かえにきたから、帰ろうぜ。飽きた。」
これからは、色んな場所での訓練が必要だなあ、とユージュアルは思う。
若くて、見た目の良い適齢期の貴族子弟ばかりの別働隊には、近衛の訓練だけでは足りない。
領地での公演を兼ねて、練習場所の提供を頼んでみよう。
まずは、近衛別働隊の幹部の領地からだな。
凱旋代わりになる。
ユージュアルは、魔法使いが騒いでも、全く相手にしない。
魔法使いが騒ぐと、離れた場所にいる第二陣が集まりそうだ。
敵が、移動してくる前に、移動あるのみ。
「離れた場所にいる仲間を呼び集めている可能性が高い。接敵したら、速やかに殺れるか?難しいなら、前に進むことだけ考えろ。敵は全部、俺が殺る。」
とユージュアル。
「ごめん、無理だ、俺。」
とロウウェル。
「俺も厳しい。」
とダンシェル。
「正直に申告できて偉い。じゃ、進行方向の敵は全部、俺が殺る。気にせず進め。」
とユージュアル。
ユージュアルは、出来る先輩。
一方。
ラウルとエスターの救出に向かったサブリーが、何をしていたか?
サブリーは、予想外の修羅場に面食らっていた。
崖近くの丘にラウルとエスターはいた。
2人は、身を隠す方を早めに選んで、逃げ続けていたが、恋する女の嗅覚なのか、見つけられてしまった。
サブリーは、ラウルとエスターの救出に動きかけたが、様子見をしている。
ミーアーニ王女殿下陣営の様子がおかしい。
ミーアーニ王女殿下と、複数の女性が揉めている。
仲間割れ?
口論の中身は?
「あんなに思い合っているお似合いの2人を引き離すなんて、できません。」
「見て下さい。主従関係から発展した愛しあう2人を。弱いのに、自分が盾になろうとする従者と、従者を諌めて、死なせまいとする主人。尊すぎます。」
「全人類の宝です。」
その他にも、麗しき恋人同士には、祝福を与えたいとか、ミーアーニ王女殿下に対して、どの女性も強気だ。
ラウルとエスターのことだよな?
崖の近くにいるラウルとエスター。
確かに、お互いが庇い合っている。
王弟子息のラウルと伯爵子息のエスター。
エスターは、友人関係を抜きにしてもラウルを守る。
エスター自身と、エスターの家のために。
ラウルは、信頼関係のある部下を見捨てたりしない。
国王陛下と第4王子のフィリップ殿下に振り回されたので、腹心の部下の大切さをラウルは、よく理解している。
ラウルとエスターの関係は、2人の二つ名にも反映されている。
エスターの『花顔の君(かがんのきみ)』の二つ名は、エスターが『花の顔』と呼ばれていた頃の名残り。
ラウルの二つ名、『花の光帝(はなのこうてい)』の花は、エスターを暗喩するもの。
並び立つ2人が花と、花を見守る光のようだ、というのが、2人の二つ名の由来だ。
2人の関係に、色恋はないんじゃないかな?とサブリーは思うが、よくわからない。
ミーアーニ王女殿下が救出作業の邪魔にならないなら、さっさと救出しよう。
サブリーは、ミーアーニ王女殿下陣営とラウル達の間に飛び込んだ。
「向かえにきたから、帰ろうぜ。飽きた。」
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