フィリス・ガランの近衛生活

かざみはら まなか

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第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!

601.ダンシェル、ロウウェル、レイモンドをボクの直属の部下にしたの。逆ハーレム物語の演技では、アンドリューが王子のライバル役をするの。

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逆ハーレムの主役と引き換えにしたお願い。
「ダンシェル、ロウウェル、レイモンドをボクの直属にするの。」

無事に通ったの。

3人とも、ボクが鍛えるから、期待してね。

ボクは、サブリーとユージュアルが笑い転げていたお話を読んで、台詞回しや話の流れを頭に入れなくては。

本当に、誰が、ボクを主役にしたの。

今回の別働隊は
ボク、サブリー、ユージュアル。

ジーン、シドニー。

アンドリュー、クリストファー。

ダンシェル、ロウウェル、レイモンド。

王子のライバルの高位貴族子弟役は、アンドリューが率先して引き受けてくれた。

「どろどろに甘やかす。」
って。
ドキドキしちゃう。

だって、恋人モードでするとき、いつも優しくて、情熱的で。

ボク、平常心を保てるかしら?

ジーンは全体を見るお仕事なので、お話をアレンジして、ジーンの役をダンシェルがすることに。

アレンジしてもいいなら、主役をアレンジして、誰か希望者を、と提案したら、誰も賛成してくれなかった。

なぜ?

無念なの。

フィリスの代わりはいないから、と言われてしまったの。

それならば、せめて、ボクの役をもっとかっこよくしたい、と言ったら、カッコ良さの限界にチャレンジしてみて、と手直しさせてもらえず。

わがまま姫とか、逆ハーレムじゃなく、ボクのカッコいい噂をマーゴットに聞いてほしいのに。

うん?
いいことを思いついたの。

ボクが主役なんだから、ボクはカッコいい役回りでも、いいんじゃないかしら?

打ち合わせだけで、事前の練習しなくて、本番に出るんだもの。

ボクが最初にカッコ良い役をしてしまえば、いいの。

ふふん。

カッコいい役は、どう演じたらいいのかしら?

閃いたの。

別働隊は、皆カッコいい。

今回行かないメンバーを観察して、いいとこ取りをしたら、カッコ良くなるかしら。

ボクは、閃きを軌道に乗せるために、こっそり皆を観察している。

誰にも内緒で。

皆の中にいたら、よくわからないから、外から客観的に見てみないと。

閃いた日から、休憩の度に、輪の中からさっと出て、離れた場所から観察しているの。

筆記用具も携帯して、書き出しているの。

後で見直すために。

今日は、部屋の中に入らないで、入口から観察。

ボクは、入口にくっついて一体化している。
誰にも、気づかれていないの。

観察を始めた最初は、気になっていたみたいだけど、ボクの観察技術が上達したから、今では誰にも気づかれずに、観察しているの。

ボクは、特技を見つけたみたい。

その時、ボクの後ろから、誰かが肩を叩いた。

びっくりして、思わず振り返ったの。

「何を書いている?」
背後から手が伸びてきた。ボクのメモとペンに。

「ボクの。」
持って行かれると困る。
今日は、たくさん書いたの。

「フィリスのだな?知っている。何を書いていた?」
とセドリック。
そんな簡単に閃きを話さないの、ボクは。
「秘密なの。」

「そうか。メモを貸せ。」
「セドリック、ボクの言ったこと聞いていないのね?秘密なの。」

秘密だから、メモは貸せないの。セドリック、ごめんね。

横からにゅっと手が伸びて、メモが。
「シュクナ。それ、ボクの。」
シュクナがメモを持って、部屋の中に入っていく。

待って。メモは返して。
「借りますね。」
貸さないの。
見ちゃだめ。

シュクナを追いかけようとしたら、セドリックの手が、ボクのお腹に回って動けない。

「何を思って、何をしていたか、全員の前で、白状するんだ。」
とセドリック。
セドリックに背後から押されて、ボクも部屋の中へ。

こんなの予定にないの。
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