フィリス・ガランの近衛生活

かざみはら まなか

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第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!

626.オランジェリン王女によれば、遺志を継いだのだとか。遺志?どなたの?オランジェリン王女のサリウンマ帝国の担当者が亡くなっていた?

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オランジェリン王女によると、文字と実物は違ったそう。

好みの問題で、文字の方が楽しいと分かった、と。

好みが分かって良かったけれども、フィリップ殿下に来てほしいと願ったのはどうしてかしら?

「元々、出席依頼をしていたのは私ではなかった。」
とオランジェリン王女。

「どなた?」

「この国際会議の担当者だ。」
とオランジェリン王女。

「サリウンマ帝国で、オランジェリン王女の担当者だった方?」

「ああ。元になるが。」
とオランジェリン王女。

「交代された?」

「急死した。」
とオランジェリン王女。

「体が弱くて?」
それとも、働きすぎ?

「いや。私の担当になって、初めての大仕事だと張り切っていたが、急死するようには見えなかった。」
とオランジェリン王女。

「お亡くなりになった原因は分かっているのかしら?」

「仕事が苦しくて耐えられないと書かれた遺書があった。」
とオランジェリン王女。

「自死なさったの?」

「遺書は、本人の自筆と認められた。発見されたときは、既に亡くなっていた。自死だと聞いている。」
とオランジェリン王女。

「発見されたのは、どういう状況で?」

自殺に見せかけた殺人だったりしない?

「国際会議の打ち合わせには、元担当者は、何度か単独で行っていたようだ。」
とオランジェリン王女。
「打ち合わせに現れなかったと、ベリウンヘルツから連絡がきて、住まいを見に行った同僚が発見した。」

元担当者がお亡くなりなって、発見されるまでに、時間が経っていた、のね。

「担当者がいなくなってしまったなら、王女自身に確認したいとベリウンヘルツから担当者がきて、亡くなった私の担当者がフィリップ殿下の出席を希望していたと聞いたから、故人の遺志を引き継いでやることにした。」
とオランジェリン王女。

「オランジェリン王女の希望よりは、故人の遺志?」

「お話のご本人にお会い出来るのは、勿論楽しみにしていたとも。きっかけ、というだけだ。」
とオランジェリン王女。

「オランジェリン王女の名前で、国の名前にしなかったのは?」

「国からは、拒否された。」
とオランジェリン王女。

拒否するよ、まともな国ならね。

「元担当者が、フィリップ殿下を呼びたがった理由は何かしら?」

「知りたいのか?」
とオランジェリン王女。

「どなたも喜んでいらっしゃらないと、寂しい気持ちになるの。」

「確かに。」
とオランジェリン王女。
「私は、担当者が呼びたがったのは、私を喜ばせたいと考えたのかと理由は気にしなかった。
他の王女に聞いてみるとよい。」

「そうね。」
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