672 / 1,496
第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!
673.誘拐される前に耳目を集めて、誘拐を阻止せよ。即席ハーモニーと絶妙トークで、見物人を集めるの。目玉商品は、ボク達じゃなくなったみたい?
しおりを挟む
『坊っちゃん。誘拐は、計画的犯行です。いつ、どこで、誰を誘拐するか、綿密に計画を立てるもんです。誘拐は、人質という不確定要素に振り回されないように、人質の動きを封じれば、だいたいうまくいきます。』
『坊っちゃんが、坊っちゃんの大切な人に悲しい思いをしてほしくないのなら、誘拐されないことです。』
『誘拐犯は、誘拐する前に、邪魔が入ることを嫌います。』
『誘拐する前に、発覚してしまったら、全部、水の泡。』
『坊っちゃん。異世界の子どもは、学校に行くカバンに防犯ブザーをつけます。』
『とても、防犯ブザーは、紐を引っ張ると、大きな音がなります。止めるまで、なり続けるんです。うるさくて、周りが注目してしまうんです。』
うるさくて?
分かった。
ボクのすること。
ボクは、1人じゃない。
サブリーも、ユージュアルもいる。
アンドリューもクリストファーも。
武力を制限されていても、ボク達には戦う術がある。
だって、ボク達は、近衛別働隊。
本業は、歌と踊り。
ボク達には、誰にも傷を負わせること無く、戦う方法がある。
「サブリー、ユージュアル、ボクに合わせてね。」
ボクは、声に魔力を乗せる。
ハンティア王国の王都にいる、コーハ王国の外交団まで、届けるの。
ボクの歌を聞いて、サブリーがまず加わる。
サブリーの声にも魔力が乗って、2倍になる。
ユージュアルが、アンドリューとクリストファーを誘う。
ユージュアルも声に魔力を乗せていく。
「アンドリューとクリストファーも加わろう。」
ボクとサブリーは、歌いながら、アンドリューとクリストファーに歩み寄るけど、
貴族のご令嬢の壁に阻まれる。
「アンドリューとクリストファーの顔が見えないと、合わせづらいなあ。もっと近くに来れない?」
ご令嬢の壁は動かない。
アンドリューとクリストファーも動けない。
ユージュアルは、ご令嬢方に声をかける。
「お嬢様、うちの歌い手さんの様子は分かる?」
「人が多いせいか、様子が見えないなあ。」
ユージュアルは、一際大きな声を出した。
「お嬢様、いくら、貴族のご令嬢だとしても。うちの歌い手さんに、お触りは禁止。」
アンドリューとクリストファーの周りのご令嬢に、さざ波のような衝撃が走り抜ける。
「貴族のご令嬢に釘をさすのは野暮だけどなあ。うちは、歌い手さんの芸術だけを売っている。」
ユージュアルの声に乗る魔力が増えた。
「若い男の歌い手さんの体が目当てなら、他を当たってくれないかな?」
ご令嬢方が血相を変えた。
手に持っている扇子でユージュアルを叩いた。
「痛いなあ。ハンティア王国の王都の街中で殴るなんて、ハンティア王国にいる貴族のご令嬢は正気かい?」
「殴られ損は、御免だよ。」
ユージュアルは、笑いをたたえたまま、話し続ける。
頬のミミズ腫れ、絶対痛い。
ユージュアルの頑張りが届くように、ユージュアルの声が通りやすくするの。
ボクとサブリーは、2人でハーモニーを奏でる。
ユージュアルは、ボク達に、ニヤっとした。
届いて、広がって、ユージュアルの声。
「おおい、おおい。若い男の芸術家のパトロンになりたい貴族のご令嬢が、10人以上、ハンティア王国の王都の街中に集まっているぞ。」
扇子を持っているご令嬢がまた、扇子を振り上げた。
続いて、2人、3人。
ユージュアルは、殴られながら、話し続ける。
ボクとサブリーは、ハーモニーを奏でながら、アンドリューとクリストファーの様子をうかがう。
まだ、ご令嬢の壁は、抜け出せない。
「飛び抜けておしゃれなドレスを来て、化粧も髪型もばっちり決めている。」
とユージュアル。
「全員、10代から20代。金持ちで長生きしてくれそうだぞ。」
「俺が、扇子で殴られたのは、好みじゃないからかなあ。」
扇子で殴ってきたご令嬢方を見るユージュアル。
「赤茶の髪と、金茶の髪と焦げ茶の髪のご令嬢は、扇子さばきが巧みだよ。」
ご令嬢方が、また扇子を振り上げた。
「おっと、見た目じゃなく、俺の口がうますぎるせいか?」
ユージュアルは、今度は、ご令嬢方の扇子をかわす。
「さあ、パトロン探しは、早い者勝ち。場所は、うちの歌い手さんの歌が目印だ。いや、耳印だ。」
「うちの拠点は、コーハ王国だよ。今日は、見物、大歓迎。」
ユージュアルの声に合わせて、サブリーが魔導具を起動させる。
ドーンと大きな音がして、ボク達の上空に、大きな白い布が流れてきて、ふわふわ漂う。
ボクの相棒、布妖怪オリベが、目印になってくれた。
ありがとう、オリベ。
大好き、オリベ。
お家に帰ったら、オリベとギュッとするの。
『坊っちゃんが、坊っちゃんの大切な人に悲しい思いをしてほしくないのなら、誘拐されないことです。』
『誘拐犯は、誘拐する前に、邪魔が入ることを嫌います。』
『誘拐する前に、発覚してしまったら、全部、水の泡。』
『坊っちゃん。異世界の子どもは、学校に行くカバンに防犯ブザーをつけます。』
『とても、防犯ブザーは、紐を引っ張ると、大きな音がなります。止めるまで、なり続けるんです。うるさくて、周りが注目してしまうんです。』
うるさくて?
分かった。
ボクのすること。
ボクは、1人じゃない。
サブリーも、ユージュアルもいる。
アンドリューもクリストファーも。
武力を制限されていても、ボク達には戦う術がある。
だって、ボク達は、近衛別働隊。
本業は、歌と踊り。
ボク達には、誰にも傷を負わせること無く、戦う方法がある。
「サブリー、ユージュアル、ボクに合わせてね。」
ボクは、声に魔力を乗せる。
ハンティア王国の王都にいる、コーハ王国の外交団まで、届けるの。
ボクの歌を聞いて、サブリーがまず加わる。
サブリーの声にも魔力が乗って、2倍になる。
ユージュアルが、アンドリューとクリストファーを誘う。
ユージュアルも声に魔力を乗せていく。
「アンドリューとクリストファーも加わろう。」
ボクとサブリーは、歌いながら、アンドリューとクリストファーに歩み寄るけど、
貴族のご令嬢の壁に阻まれる。
「アンドリューとクリストファーの顔が見えないと、合わせづらいなあ。もっと近くに来れない?」
ご令嬢の壁は動かない。
アンドリューとクリストファーも動けない。
ユージュアルは、ご令嬢方に声をかける。
「お嬢様、うちの歌い手さんの様子は分かる?」
「人が多いせいか、様子が見えないなあ。」
ユージュアルは、一際大きな声を出した。
「お嬢様、いくら、貴族のご令嬢だとしても。うちの歌い手さんに、お触りは禁止。」
アンドリューとクリストファーの周りのご令嬢に、さざ波のような衝撃が走り抜ける。
「貴族のご令嬢に釘をさすのは野暮だけどなあ。うちは、歌い手さんの芸術だけを売っている。」
ユージュアルの声に乗る魔力が増えた。
「若い男の歌い手さんの体が目当てなら、他を当たってくれないかな?」
ご令嬢方が血相を変えた。
手に持っている扇子でユージュアルを叩いた。
「痛いなあ。ハンティア王国の王都の街中で殴るなんて、ハンティア王国にいる貴族のご令嬢は正気かい?」
「殴られ損は、御免だよ。」
ユージュアルは、笑いをたたえたまま、話し続ける。
頬のミミズ腫れ、絶対痛い。
ユージュアルの頑張りが届くように、ユージュアルの声が通りやすくするの。
ボクとサブリーは、2人でハーモニーを奏でる。
ユージュアルは、ボク達に、ニヤっとした。
届いて、広がって、ユージュアルの声。
「おおい、おおい。若い男の芸術家のパトロンになりたい貴族のご令嬢が、10人以上、ハンティア王国の王都の街中に集まっているぞ。」
扇子を持っているご令嬢がまた、扇子を振り上げた。
続いて、2人、3人。
ユージュアルは、殴られながら、話し続ける。
ボクとサブリーは、ハーモニーを奏でながら、アンドリューとクリストファーの様子をうかがう。
まだ、ご令嬢の壁は、抜け出せない。
「飛び抜けておしゃれなドレスを来て、化粧も髪型もばっちり決めている。」
とユージュアル。
「全員、10代から20代。金持ちで長生きしてくれそうだぞ。」
「俺が、扇子で殴られたのは、好みじゃないからかなあ。」
扇子で殴ってきたご令嬢方を見るユージュアル。
「赤茶の髪と、金茶の髪と焦げ茶の髪のご令嬢は、扇子さばきが巧みだよ。」
ご令嬢方が、また扇子を振り上げた。
「おっと、見た目じゃなく、俺の口がうますぎるせいか?」
ユージュアルは、今度は、ご令嬢方の扇子をかわす。
「さあ、パトロン探しは、早い者勝ち。場所は、うちの歌い手さんの歌が目印だ。いや、耳印だ。」
「うちの拠点は、コーハ王国だよ。今日は、見物、大歓迎。」
ユージュアルの声に合わせて、サブリーが魔導具を起動させる。
ドーンと大きな音がして、ボク達の上空に、大きな白い布が流れてきて、ふわふわ漂う。
ボクの相棒、布妖怪オリベが、目印になってくれた。
ありがとう、オリベ。
大好き、オリベ。
お家に帰ったら、オリベとギュッとするの。
0
あなたにおすすめの小説
ヒーロー組織のサポートメンバーになりました!
はちのす
BL
朝起きたら、街はゾンビだらけ!生き残りたい俺は、敵に立ち向かうヒーロー組織<ビジランテ>に出逢った。
********
癖の強いヒーロー達の"心と胃の拠り所"になるストーリー!
※ちょっとイチャつきます。
氷の婚約者様に破談を申し出たら号泣された
楽矢
BL
目が覚めると、レースの牢獄のような天蓋付きベッドの上だった。
何も覚えていない出来損ない下級貴族ミラ。無能だクズだと冷酷な罵詈雑言を浴びせてくる氷の騎士セティアス。
記憶喪失から始まる、2人のファンタジー貴族ラブコメディ。
----------
※注)
かっこいい攻はいません。
タイトル通りそのうち号泣しますのでご注意!
貴族描写は緩い目で雰囲気だけお読みいただけると幸いです。
ハッピーエンドです。
激重感情をこじらせた攻→受な関係がお好きな同志の方、どうぞよろしくお願いします!
全16話 完結済み/現在毎日更新予定
他サイトにも同作品を投稿しています。
様子を見ながらそのうち統合するかもしれません。
初めての一次創作でまだよく分かっておらず、何かおかしなことをしでかしていたら申し訳ないです!
【柳原学園】いやいや、俺は『俺様生徒会長』だから
西園 斎
BL
家の都合で『俺様』を演じてる生徒会長が、生徒会やら風紀やら教師やらから好かれるお話。
演技俺様会長総受け(愛され)/後固定CP
*10年以上前の作品を、やや加筆修正していきます
身代わりにされた少年は、冷徹騎士に溺愛される
秋津むぎ
BL
第13回BL大賞奨励賞頂きました!
最終17位でした!応援ありがとうございます!
あらすじ
魔力がなく、義母達に疎まれながらも必死に生きる少年アシェ。
ある日、義兄が騎士団長ヴァルドの徽章を盗んだ罪をアシェに押し付け、身代わりにされてしまう。
死を覚悟した彼の姿を見て、冷徹な騎士ヴァルドは――?
傷ついた少年と騎士の、温かい溺愛物語。
【完結】Restartー僕は異世界で人生をやり直すー
エウラ
BL
───僕の人生、最悪だった。
生まれた家は名家で資産家。でも跡取りが僕だけだったから厳しく育てられ、教育係という名の監視がついて一日中気が休まることはない。
それでも唯々諾々と家のために従った。
そんなある日、母が病気で亡くなって直ぐに父が後妻と子供を連れて来た。僕より一つ下の少年だった。
父はその子を跡取りに決め、僕は捨てられた。
ヤケになって家を飛び出した先に知らない森が見えて・・・。
僕はこの世界で人生を再始動(リスタート)する事にした。
不定期更新です。
以前少し投稿したものを設定変更しました。
ジャンルを恋愛からBLに変更しました。
また後で変更とかあるかも。
完結しました。
光る穴に落ちたら、そこは異世界でした。
みぃ
BL
自宅マンションへ帰る途中の道に淡い光を見つけ、なに? と確かめるために近づいてみると気付けば落ちていて、ぽん、と異世界に放り出された大学生が、年下の騎士に拾われる話。
生活脳力のある主人公が、生活能力のない年下騎士の抜けてるとこや、美しく格好いいのにかわいいってなんだ!? とギャップにもだえながら、ゆるく仲良く暮らしていきます。
何もかも、ふわふわゆるゆる。ですが、描写はなくても主人公は受け、騎士は攻めです。
不遇な死を迎えた召喚勇者、二度目の人生では魔王退治をスルーして、元の世界で気ままに生きる
六志麻あさ
ファンタジー
異世界に召喚され、魔王を倒して世界を救った少年、夏瀬彼方(なつせ・かなた)。
強大な力を持つ彼方を恐れた異世界の人々は、彼を追い立てる。彼方は不遇のうちに数十年を過ごし、老人となって死のうとしていた。
死の直前、現れた女神によって、彼方は二度目の人生を与えられる。異世界で得たチートはそのままに、現実世界の高校生として人生をやり直す彼方。
再び魔王に襲われる異世界を見捨て、彼方は勇者としてのチート能力を存分に使い、快適な生活を始める──。
※小説家になろうからの転載です。なろう版の方が先行しています。
※HOTランキング最高4位まで上がりました。ありがとうございます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる