フィリス・ガランの近衛生活

かざみはら まなか

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第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!

676.万国共通の評価方法。お金に換算してみよう。頭の先から足の先まで、貴女の全身ハウマッチ?

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「芸術家もご令嬢方のことが知りたいんじゃないかしら?」

「そりゃ、知りたいだろう。パトロン予定が、どこの誰だか分かったら、売り込みもやる気になるよな。」
とサブリー。

「ボク、壁のご令嬢方のことを全く知らないの。」

「そら、残念。俺も知らないんだ。しかし、名案だなあ。」
ユージュアルは、ご令嬢の方を振り返った。
「お嬢様方、自分で、名乗りをあげてくれませんかね?お嬢様ご自身の名前と家名と爵位は、最低限名乗ってください。」

ご令嬢方は、ユージュアルを無視。

「名前や家名や爵位より、どれだけ金持ちかの方が、重要だろ?地位と名誉を追いかけて、金払いの悪いパトロンを捕まえた、と想像してみようぜ?」
とサブリー。

「今現在、払えるお金がどれだけあるか、見た目で判定してみようかしら?」

「そんな方法があるのか?是非、知りたいなあ。」
とユージュアル。
「集まってくれた皆も知りたいよな?」
ユージュアルは、観衆をノセていく。

「任せて。ボク、審美眼は、王子様のお墨付きよ?」

「そりゃ、頼もしい。」

「やってくれ。」

ボクは、ご令嬢方の前に立った。

「ボクの審美眼にお墨付きを与えた王子様って、どなたかお分かりになるかしら?」

全員に睨まれた。

観衆に向いて説明する。

「単位は、はっきり言ってしまうと、問題があるので、胸の中で、ね?」

「ご令嬢は、お1人ずつ、査定していくので、待っていて。」

ざっくり見て歩く。

1人のご令嬢の前に行った。

「さて、今から、こちらの金髪碧眼のご令嬢の持ち物を査定していくの。」

「まず、ネックレスとイヤリング。金を細く編んでレース模様にした上に、細かい貴石を散りばめてあるの。腕輪と指輪もお揃い。髪飾りもね。こちらの技術とデザイン、素材を元に査定すると、8000。」

「次はドレス。ドレスの生地は、ニーニーランドから輸入。デザインはハンティア王国。仕立ては、ヌベ。ドレスは6000。」

「こちらの金のレース模様の髪飾りをつけている、金髪碧眼のご令嬢のドレスとお飾りを現金化した場合の総額、ハウマッチ?」
とサブリー。

「1人目は、14000。」
とユージュアル。

「買値じゃなく、売値だからな?」
観客に念押しするユージュアル。

1人目のご令嬢は、ふるふると腕を震わせている。

でも、止めろとは言わない。

自分がさらされて、嫌な気持ちになったから、他のご令嬢には、嫌な気持ちを味あわせたりしない、と考えて終わりにはしようと、声をあげるタイプではないの様子。

1人目のお飾りとドレス。
どれも手がこんでいて、身分にふさわしいと言われる品々。

周りのご令嬢との差別化をはかって、身につけていると、ボクは予想している。

アンドリューやクリストファーに対して、他のご令嬢とは違う生まれを見た目で悟らせたかったのではないかしら?


アンドリューもクリストファーもボクのもの。

ボクが呼んでいないのに、押しかけてきて、2人から大切に扱われようなんて、させないよ?

2人目は誰にしようかしら?

2人目は、ユージュアルを扇子で殴った方の中から、選ぶから、首を洗って待っていなさい。

手加減しないの。

ユージュアルを殴っておいて、いつまでも平気な顔をしていられるとは思わないことよ?

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