フィリス・ガランの近衛生活

かざみはら まなか

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第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!

760.死霊ですか、生霊ですか?皆様とご縁がございまして離れがたいと申しております。ぺぺぺぺぺ。

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ハンティア王国でドロン公爵の屋敷を勝手に使っていた、公爵の従兄弟、第2王子、第3王子の肩書きを持つ成人女性と、魔法使いや、同行者は、等しくこの世ならざるものに憑かれている。

ドロン公爵の屋敷から回収された人達は、現在、全員が隔離されていた。


ドロン公爵の屋敷を見たものは、屋敷がおかしくなったので、屋敷の中の貴人を避難させようとしたところ、この世のものではない何かは、屋敷にではなく、人間にくっついてきた。

人が動くと一塊になって一緒に動く。

屋敷の中から憑かれた人間がいなくなると、ドロン公爵の屋敷は元通りの静寂に包まれた。

不気味だし、どんな影響があるかわからないし、何より、人に知られてはよろしくなかろう、ということで、憑かれた人達はドロン公爵の屋敷近くの建物にまとめられている。

各分野の専門家が検証した結果をハンティア王国の王太子が聞いていた。

人間に憑いているので、同じ場所にいても、憑かれていない人には無害である。

視覚と聴覚が不気味なものにおかされはするが。

専門家達は話し合い。
「死霊と生霊に憑かれておいでです。」
という結論に達した。

「どうにかできるのか?」
王城の担当者に問われた専門家は、じっくりと憑かれている姿を観察してから、答えた。

「死霊には、除霊や浄霊ですが、憑いているのは、ただの死霊ではございません。何か、上の存在により力添えされております。上の存在の怒りを解かねば、一筋縄ではいきますまい。」

「上の存在?」

「因縁のある神のお力を感じます。」

「どの神か、分かるか?」

「わたくしには、覚えのないお力でございます。」

「なんと。神を探ることはできるか?」

「神の意に沿わぬことを神は許しません。お調べしても、神が知られることを拒まれたなら、人の身のわたくしに、分かることはございません。」

「試してみよ。」

「畏まりました。」

「生霊の方は?」

「生霊については、生きている人間の思念や執念でございます。皆様に憑いている生霊は、普通ではございません。死霊同様に、強化されております。普通の方法で祓うことは困難でしょう。」

「どうすれば祓える?」

「生霊を飛ばしている方々も自覚があって、飛ばしているわけではございません。皆様とお相手様の関係が変われば、生霊が飛んでこなくなることもございます。」

「生霊が誰だか、分かるか?」

「申し訳ありませんが、全く。ただ、ドレスの女性に憑いている生霊が、全部女性らしきことは分かります。他の方に憑いているものよりも強い執着が見られます。怨念と言い換えてもいいような。」
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