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第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!
887.デヒルの父ダルクは人外に好き好きされる。デヒルの母は、ダルクの妻として、どんと構えてきた。デヒルは己の妻について考える。
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デヒルは、パパランに乗って、ガラン領の王都邸に向かっている。
デヒルの側近達もパパランに乗って、空を移動中だ。
父から、異次元の龍だけど、この世界に興味がわいたから、私と見て回るというんだ、と告げられたとき、またか、とデヒルは思った。
また、父が人外を誑し込んだ、と。
父ダルクには、人外を惹きつける天性の何かが備わっているに違いないとデヒルは確信している。
末弟のフィリスは神気があるから、パパランに弟扱いされているが、父は人間の域を脱していないにも関わらず、人外に好き好きされる。
今回は異次元の龍だったが、以前はどでかい蛙が追いかけてきた。
「生態系が変わるから、ガラン領の中は、外来種の移住をお断りしているんだ。来てくれたのに、ごめんね。」
と父が断ったら、父に会いに来てくれと約束させていた。
父が会いに来やすい場所に引っ越しして、知らせを出すと蛙が言い出した。
父と蛙と滞在先の三方に都合が良い場所を探してきた父が、自分で蛙を連れていってから、1年も経っていない。
蛙は、滞在先にすみこみで、有害な虫を食べて駆除する仕事をすることになったと父ダルクが教えてくれた。
人間を丸呑みするくらい、わけがないサイズの蛙だから、住まわせるには、広い水辺を必要とした。
人の言葉を解し、人の言葉を操るので、蛙自身が仕事をすることで、地代に代えることにしたそうだ。
自宅から離れた場所に、住む場所と仕事を斡旋して、たまに会いに行く。
相手が蛙でなかったら、現地妻か愛人を囲っている構図である。
ダルクの妻、つまり、デヒルの母にとっては、夫あるあるらしく、蛙に良い住まいとお仕事があったことに安心していた。
4龍に会ったときも、父に紹介されて、慣れた様子で挨拶する母を見て、1領民から領主の妻になった母の肝の座り具合があればこそ、父はイキイキしていられるのだ、と思った。
デヒルは、己の妻を振り返る。
デヒルの妻が、デヒルの末弟フィリスへ嫌がらせを繰り返し、フィリスへの嫌がらせの旗振り役だったと妹のマーゴットに指摘され、デヒル自身が確かめて事実だと判明した日から、妻に対するデヒルの心の距離は遠くなった。
子ども達に対する妻の愛情は確かだ、とデヒルは思う。
しかしながら。
妻の愛情のかけ方が、子どもの養育に不適切なのだ。
個人の幸せを追求し、嫌なら責任を放り出して、逃げても許される人間など、この世界には存在しないというのに。
改めるように何度も指摘してきたが、暫く軌道がブレるだけで、すぐに元の木阿弥。
結婚するまでは、まともな感性だったが、隠していただけなのだろうか。
愛情を与えられるだけの期間が終わったら、妻の影響を受ける前に、妻子を完全に分離する必要がある。
妻は、ガラン領の中で余生を過ごすから、考え方がねじくれていたところで、問題はない。
しかし。
子ども達は違う。
子ども達には、未来がある。
ガラン家直系の子どもとして、生まれたからには、生まれながらに背負った責任を果たさねばならない。
ろくな死に方をしたくなければ。
子ども達が、妻の考え方に染まる前に、父として、次期当主として、決断しなくてはならない。
夫として、様子をみながら、軌道修正に導いてきたが、何一つ、改善しなかった。
子どもの成長に伴い、悪化しかねない。
懸念の芽は、芽のうちに摘み取らねば。
人は成長もし、退化もする。
生きている限り、生き物に変化はつきもの。
その人の過去がどうであろうと、今の判断材料にはならない。
今、子ども達に害になると判明している妻を温存しておくわけにはいかないのだ。
デヒルの側近達もパパランに乗って、空を移動中だ。
父から、異次元の龍だけど、この世界に興味がわいたから、私と見て回るというんだ、と告げられたとき、またか、とデヒルは思った。
また、父が人外を誑し込んだ、と。
父ダルクには、人外を惹きつける天性の何かが備わっているに違いないとデヒルは確信している。
末弟のフィリスは神気があるから、パパランに弟扱いされているが、父は人間の域を脱していないにも関わらず、人外に好き好きされる。
今回は異次元の龍だったが、以前はどでかい蛙が追いかけてきた。
「生態系が変わるから、ガラン領の中は、外来種の移住をお断りしているんだ。来てくれたのに、ごめんね。」
と父が断ったら、父に会いに来てくれと約束させていた。
父が会いに来やすい場所に引っ越しして、知らせを出すと蛙が言い出した。
父と蛙と滞在先の三方に都合が良い場所を探してきた父が、自分で蛙を連れていってから、1年も経っていない。
蛙は、滞在先にすみこみで、有害な虫を食べて駆除する仕事をすることになったと父ダルクが教えてくれた。
人間を丸呑みするくらい、わけがないサイズの蛙だから、住まわせるには、広い水辺を必要とした。
人の言葉を解し、人の言葉を操るので、蛙自身が仕事をすることで、地代に代えることにしたそうだ。
自宅から離れた場所に、住む場所と仕事を斡旋して、たまに会いに行く。
相手が蛙でなかったら、現地妻か愛人を囲っている構図である。
ダルクの妻、つまり、デヒルの母にとっては、夫あるあるらしく、蛙に良い住まいとお仕事があったことに安心していた。
4龍に会ったときも、父に紹介されて、慣れた様子で挨拶する母を見て、1領民から領主の妻になった母の肝の座り具合があればこそ、父はイキイキしていられるのだ、と思った。
デヒルは、己の妻を振り返る。
デヒルの妻が、デヒルの末弟フィリスへ嫌がらせを繰り返し、フィリスへの嫌がらせの旗振り役だったと妹のマーゴットに指摘され、デヒル自身が確かめて事実だと判明した日から、妻に対するデヒルの心の距離は遠くなった。
子ども達に対する妻の愛情は確かだ、とデヒルは思う。
しかしながら。
妻の愛情のかけ方が、子どもの養育に不適切なのだ。
個人の幸せを追求し、嫌なら責任を放り出して、逃げても許される人間など、この世界には存在しないというのに。
改めるように何度も指摘してきたが、暫く軌道がブレるだけで、すぐに元の木阿弥。
結婚するまでは、まともな感性だったが、隠していただけなのだろうか。
愛情を与えられるだけの期間が終わったら、妻の影響を受ける前に、妻子を完全に分離する必要がある。
妻は、ガラン領の中で余生を過ごすから、考え方がねじくれていたところで、問題はない。
しかし。
子ども達は違う。
子ども達には、未来がある。
ガラン家直系の子どもとして、生まれたからには、生まれながらに背負った責任を果たさねばならない。
ろくな死に方をしたくなければ。
子ども達が、妻の考え方に染まる前に、父として、次期当主として、決断しなくてはならない。
夫として、様子をみながら、軌道修正に導いてきたが、何一つ、改善しなかった。
子どもの成長に伴い、悪化しかねない。
懸念の芽は、芽のうちに摘み取らねば。
人は成長もし、退化もする。
生きている限り、生き物に変化はつきもの。
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