フィリス・ガランの近衛生活

かざみはら まなか

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第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!

971.マルビル殿に面会するの。医務官、取り調べ担当者、ボク、それぞれの護衛、と、マルビル殿の7人一室。

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マルビル殿の取り調べ担当者が女性に交代したので、担当者につく護衛も、女性の近衛なの。

担当者は、初めましての方。

近衛は、なんと!
アンドリューの双子の妹なの。

アンドリューの双子の妹は、髪が肩までのさらさらストレートで、とても美麗な女性なの。

女性に大人気なの。

ボクといても、男性だからと騒がれることがないので助かります、とお礼を言われたことがあるの。

ボク、アンドリューと同じ枠にいるのかしら?

アンドリューが一緒にいると、女性人気が倍増するのを見たことがあるの。

ボクと一緒の時の女性人気も、今度、聞いてみようかしら?

ボク、あちこちで、可愛がっていただいてるもの。

新色のネイルが出たときに、一緒に試したりもしたの。

期待しても、いいんじゃないかしら?

きっと、大人気なの。



ボク、今日は、アンドリューも一緒なの。

今日、アンドリューは、ボクの護衛なの。

護衛のお仕事だから、ボクと手を繋いだりはしないけれど、アンドリューの視界にいるのが、嬉しいの、ボク。


「フィリス。宜しく。」
とアンドリュー妹。

「よろしくなの。」

「本日は、よろしくお願いします。」
と担当者。

「こちらこそ、よろしくお願いします。」
とアンドリュー。

挨拶は、潤滑油。


今。
ボクは、マルビル殿に会っているの。

マルビル殿は、フィリップ殿下に、複数の箇所を容赦なく骨折させられていたため、治療しながら取り調べになったそう。

マルビル殿は、医務官も男性だと、ダメだったの。

マルビル殿は、大柄な男性だから、女性の医務官を近づけるのは、万が一があるとよろしくないため、華奢な男性医務官が担当したそう。

医務官に護衛をつけて。

マルビル殿と面会する部屋の中には、ボク、アンドリュー、取り調べ担当者とその護衛、男性医務官とその護衛、マルビル殿本人の7人がいるの。

こんなに人数がいる中で、転生者かどうか、聞いてしまって、いいものかしら?

そうは言っても、聞くのだけれど。

ボクは、部屋の中に無言で座っているマルビル殿のお向かいに座っているの。

ボクが、被害者だから。
またマルビル殿にどうにかされないように、というボクへの配慮と。

マルビル殿と、男性が近寄りすぎないため、というマルビル殿への配慮を両立させるために。

ボクとマルビル殿の間には、横長の机を挟んでいるの。

面会、長い時間は、難しいそう。

マルビル殿が、フィリップ殿下にやっつけられたとき。
シドニーが近衛の制服を着て、同行していたから、男性の近衛の制服は、恐怖を呼び起こすそう。

シドニーは、フィリップ殿下の護衛として側にいたということなの。
フィリップ殿下が危なくないなら、止める理由もないの。


マルビル殿に時間がないなら。
単刀直入に聞くの。

ボクもアンドリューと、お仕事抜きで、早く一緒にいたいの。

「マルビル殿は、転生者かしら?
前世の人格をそのまま引き継いでいるのかしら?
マルビル・ビーイットとしての自意識と前世の人格の意識の割合を話すの。」
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