フィリス・ガランの近衛生活

かざみはら まなか

文字の大きさ
1,050 / 1,464
第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!

1051.ピンチのときに、さっそうと王子様が現れて、問題を解決するのは、姫のエピソードに入るかな?

しおりを挟む
「コーハ王国勢が全勝。」
とロウウェル。

「容赦ない。」
とタマキ。

「外交先が姑息な手に出たから、完膚なきまでやったらしい。」
とダンシェル。

「ダンシェル達は、行っていないんだ。」
とタマキ。

「何年か前の話だから。」
とレイモンド。

「うん。フィリスの姫エピソードは、いつ始まる?」
とタマキ。

「御前試合の出場メンバーなんだけど、外交先が、コーハ王国勢の分も、勝手にリストアップして登録していた。」
とダンシェル。

「嫌がらせ?」
とタマキ。

「頭が足りない連中が仕切った。」
とレイモンド。

「リストアップされたメンバーに、フィリスの名前があった。」
とダンシェル。

「ピンチ!フィリス、戦えないのに。」
とタマキ。

「フィリスもコーハ王国も、フィリスの出場を拒否し続けたが、外交先の国も譲らず。」
とロウウェル。

「御前試合が始まってから、名前を呼ばれたフィリスは。」
とレイモンド。

「うん。」
とタマキ。

「『ボク、試合には出ないの。
危ないことはしないの、ボク。
ボクは、しないと決めたら、しないの。
だから、ボクが出場メンバーに入っている限り、この御前試合は始まらないの。
どうしても、御前試合をしたいなら。』」
とレイモンド。

「うんうん。フィリスらしい。」
とタマキ。

「『フィリップ殿下がボクの代理に入るの。』と言った。」
とレイモンド。

「役者が増えた。フィリップ殿下って?」
とタマキ。

「コーハ王国の第4王子殿下。
ボクには、フィリップ殿下の護衛筆頭の肩書きがあるの。」

「肩書きって、はっきり言っているけど?」
とタマキ。

「フィリップ殿下は、ボクと結婚するために、断ったボクの意向を無視して、ボクを護衛筆頭にしたの。

ボク、フィリップ殿下とは結婚しないの。
肩書き以上の仕事もしないの。」

「なんか、一気に情報が増えた。
フィリップ殿下は、惚れているフィリスに、フィリスの代わりに御前試合に出て、と外交先の王様の前で言われたんだよな。
どうなった?」
とタマキ。

「フィリップ殿下が、ボクの代理になったの。
ボクの代理になったフィリップ殿下が、御前試合に出るから、フィリップ殿下のお席はボクが座って守ることになったの。」

「お席を守る。席取りは大事だよな。」
とタマキ。

「フィリップ殿下は、試合前に、全勝宣言をして、お言葉通り、コーハ王国勢は全勝したの。」

「惚れたフィリスに頼まれたからって、可能なんかな?」
とタマキ。

「コーハ王国の王子が出場する他国の御前試合試合で、コーハ王国の王子自身が全勝宣言をしたら、コーハ王国の出場者は、全勝あるのみなの。」

「了解した。
フィリスの姫エピソードは、姫のピンチに、王子が駆けつけて、姫と国を守った、という話なんだな。」
とタマキ。

「あら?姫のエピソードなのかしら?」
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

ユキ・シオン

那月
BL
人間の姿をした、人間ではないもの。 成長過程で動物から人間に変わってしまう”擬人化種”の白猫青年と、16歳年上のオッサンとのお話。 出会ったのは猫カフェ。白猫従業員としての青年と客としてやってきたオッサン。 次に再会したのは青年が人間として通う大学。オッサンは保健室の先生だった。 青年が金のためにヤバいことをしていて、あるトラブルが起こる。 そこへ見計らったかのようにオッサンが飛び込んで救出したのをきっかけに2人の距離は縮まり…… ※表紙絵は自作。本編は進むにつれてどんどん動物園と化します(笑)

真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます

難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』" ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。 社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー…… ……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!? ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。 「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」 「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族! 「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」 かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、 竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。 「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」 人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、 やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。 ——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、 「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。 世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、 最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕! ※小説家になろう様にも掲載しています。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します

桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる

ギルド職員は高ランク冒険者の執愛に気づかない

Ayari(橋本彩里)
BL
王都東支部の冒険者ギルド職員として働いているノアは、本部ギルドの嫌がらせに腹を立て飲みすぎ、酔った勢いで見知らぬ男性と夜をともにしてしまう。 かなり戸惑ったが、一夜限りだし相手もそう望んでいるだろうと挨拶もせずその場を後にした。 後日、一夜の相手が有名な高ランク冒険者パーティの一人、美貌の魔剣士ブラムウェルだと知る。 群れることを嫌い他者を寄せ付けないと噂されるブラムウェルだがノアには態度が違って…… 冷淡冒険者(ノア限定で世話焼き甘えた)とマイペースギルド職員、周囲の思惑や過去が交差する。 表紙は友人絵師kouma.作です♪

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

記憶を無くしたら家族に愛されました

レン
BL
リオンは第三王子で横暴で傲慢で侍女や執事が少しでも気に入らなかったら物を投げたり怒鳴ったりする。家族の前でも態度はあまり変わらない… 家族からも煩わしく思われたていて嫌われていた… そんなある日階段から落ちて意識をなくした…数日後目を覚ましたらリオンの様子がいつもと違くて…

売れ残りの神子と悪魔の子

のらねことすていぬ
BL
神子として異世界トリップしてきた元サラリーマン呉木(くれき)。この世界では神子は毎年召喚され、必ず騎士に「貰われて」その庇護下に入る、まるで結婚のような契約制度のある世界だった。だけど呉木は何年経っても彼を欲しいという騎士が現れなかった。そんな中、偶然美しい少年と出会い彼に惹かれてしまうが、彼はとても自分には釣り合わない相手で……。 ※年下王子×おじさん神子

処理中です...