フィリス・ガランの近衛生活

かざみはら まなか

文字の大きさ
1,142 / 1,464
第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!

1143.子どもの世界を用意したのは、大人。ボクは、誰が、危険分子を隠して育ててきたのかを知りたいの。異世界転生者を利用していた者の名を。

しおりを挟む
第2王子派閥と第3王子派閥に所属しない女子学生は、話を聞いてほしがっているの。

ボクの聞きたい話をするなら、聞くの。

「キミは、男性担当者の養女になる前は、どこで、どう暮らしていたのかしら?

いつ、養女になったのかしら?

養女になってからの暮らしは、どうだったのかしら?」

「私のそんな話、興味がある?」
と第2王子派閥と第3王子派閥に所属しない女子学生は、嬉しそうにしているの。

女子学生は、自身に興味を持たれたと思って喜んでいるの。

勘違いしているの。

異世界転生者であろう女子学生自身の情報や事情については、現在、深堀りする理由がないの。

異世界転生した自覚が早くから芽生えていて、この世界に順応するより、反発を選んでいる女子学生の人格は、この世界の秩序を乱すもの、危険分子なの。

危険分子は、この世界の為政者が、温存しておくものではないの。

第2王子派閥と第3王子派閥に所属しない女子学生は、貴族学校に通う、貴族子女。

女子学生の生物学上の両親、戸籍上の両親、養親である男性担当者。

全員が、貴族なの。

貴族は、為政者なの。

女子学生自身も、将来は為政者側になるはずだったの。

為政者側にありながら、将来の為政者の一人を危険分子として、身の内に隠し、成長させた危険分子を世に解き放った。

それが、女子学生の生物学上の両親と戸籍上の両親、養親である男性担当者のしたこと。

世の秩序を乱す危険分子を抱え込むだけでも、よろしくないの。

身内だから、と隠して育てた挙げ句、危険分子を世の中に解き放ち、危険分子が秩序を乱すことに対して、手を打たなかった。

女子学生の関係者は、取り調べ対象かつ、処罰の対象なの。

女子学生自身も、また、取り調べ対象かつ処罰の対象なの。

危険分子を危険分子として隠したまま、貴族学校の学生になるまで成長させてきた者が、女子学生の周囲にいるの。

女子学生の環境を作ったのは、女子学生の周りにいた大人なの。


女子学生が悪くない、ということはないの。

貴族学校という、両親以外のいる世界に足を踏み入れたのなら、同年代の学生という、両親以外に比較する相手ができたの。

異世界転生していない、普通の子どもは、同年代から吸収するの。

異世界転生した自覚があるなら、同年代の子どもから学ぶ気になれば、より多くを吸収することができたんじゃないかしら。

自己研鑽をしなかったのは、女子学生の怠慢なの。


女子学生の視点にどんな大人がいて、何をしていたかを、ボクは語らせたいの。

女子学生を矯正することなく育てた大人は、異世界転生者を利用して何かをなそうと企んでいる者と関わりがあるの。

もしくは、影響を受けたか、言いなりになっていたか。

男性担当者にも、養女の女子学生にも、ボクは同情しないの。

男性担当者と女子学生は、糸口なの。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

ユキ・シオン

那月
BL
人間の姿をした、人間ではないもの。 成長過程で動物から人間に変わってしまう”擬人化種”の白猫青年と、16歳年上のオッサンとのお話。 出会ったのは猫カフェ。白猫従業員としての青年と客としてやってきたオッサン。 次に再会したのは青年が人間として通う大学。オッサンは保健室の先生だった。 青年が金のためにヤバいことをしていて、あるトラブルが起こる。 そこへ見計らったかのようにオッサンが飛び込んで救出したのをきっかけに2人の距離は縮まり…… ※表紙絵は自作。本編は進むにつれてどんどん動物園と化します(笑)

ギルド職員は高ランク冒険者の執愛に気づかない

Ayari(橋本彩里)
BL
王都東支部の冒険者ギルド職員として働いているノアは、本部ギルドの嫌がらせに腹を立て飲みすぎ、酔った勢いで見知らぬ男性と夜をともにしてしまう。 かなり戸惑ったが、一夜限りだし相手もそう望んでいるだろうと挨拶もせずその場を後にした。 後日、一夜の相手が有名な高ランク冒険者パーティの一人、美貌の魔剣士ブラムウェルだと知る。 群れることを嫌い他者を寄せ付けないと噂されるブラムウェルだがノアには態度が違って…… 冷淡冒険者(ノア限定で世話焼き甘えた)とマイペースギルド職員、周囲の思惑や過去が交差する。 表紙は友人絵師kouma.作です♪

記憶を無くしたら家族に愛されました

レン
BL
リオンは第三王子で横暴で傲慢で侍女や執事が少しでも気に入らなかったら物を投げたり怒鳴ったりする。家族の前でも態度はあまり変わらない… 家族からも煩わしく思われたていて嫌われていた… そんなある日階段から落ちて意識をなくした…数日後目を覚ましたらリオンの様子がいつもと違くて…

有能すぎる親友の隣が辛いので、平凡男爵令息の僕は消えたいと思います

緑虫
BL
第三王子の十歳の生誕パーティーで、王子に気に入られないようお城の花園に避難した、貧乏男爵令息のルカ・グリューベル。 知り合った宮廷庭師から、『ネムリバナ』という水に浮かべるとよく寝られる香りを放つ花びらをもらう。 花園からの帰り道、噴水で泣いている少年に遭遇。目の下に酷いクマのある少年を慰めたルカは、もらったばかりの花びらを男の子に渡して立ち去った。 十二歳になり、ルカは寄宿学校に入学する。 寮の同室になった子は、まさかのその時の男の子、アルフレート(アリ)・ユーネル侯爵令息だった。 見目麗しく文武両道のアリ。だが二年前と変わらず睡眠障害を抱えていて、目の下のクマは健在。 宮廷庭師と親交を続けていたルカには、『ネムリバナ』を第三王子の為に学校の温室で育てる役割を与えられていた。アリは花びらを王子の元まで運ぶ役目を負っている。育てる見返りに少量の花びらを入手できるようになったルカは、早速アリに使ってみることに。 やがて問題なく眠れるようになったアリはめきめきと頭角を表し、しがない男爵令息にすぎない平凡なルカには手の届かない存在になっていく。 次第にアリに対する恋心に気づくルカ。だが、男の自分はアリとは不釣り合いだと、卒業を機に離れることを決意する。 アリを見ない為に地方に移ったルカ。実はここは、アリの叔父が経営する領地。そこでたった半年の間に朗らかで輝いていたアリの変わり果てた姿を見てしまい――。 ハイスペ不眠攻めxお人好し平凡受けのファンタジーBLです。ハピエン。

異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します

桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる

愛され少年と嫌われ少年

BL
美しい容姿と高い魔力を持ち、誰からも愛される公爵令息のアシェル。アシェルは王子の不興を買ったことで、「顔を焼く」という重い刑罰を受けることになってしまった。 顔を焼かれる苦痛と恐怖に絶叫した次の瞬間、アシェルはまったく別の場所で別人になっていた。それは同じクラスの少年、顔に大きな痣がある、醜い嫌われ者のノクスだった。 元に戻る方法はわからない。戻れたとしても焼かれた顔は醜い。さらにアシェルはノクスになったことで、自分が顔しか愛されていなかった現実を知ってしまう…。 【嫌われ少年の幼馴染(騎士団所属)×愛され少年】 ※本作はムーンライトノベルズでも公開しています。

解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る

早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」 解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。 そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。 彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。 (1話2500字程度、1章まで完結保証です)

レベル1のフリはやめた。貸した力を全回収

ソラ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ち、ソラ。 彼はレベル1の無能として蔑まれ、魔王討伐を目前に「お前のようなゴミはいらない」と追放を言い渡される。 だが、傲慢な勇者たちは知らなかった。 自分たちが人間最高峰の力を維持できていたのは、すべてソラの規格外のステータスを『借りていた』からだということを。 「……わかった。貸していた力、すべて返してもらうよ」 契約解除。返還されたレベルは9999。 一瞬にして力を失い、ただの凡人へと転落しパニックに陥る勇者たち。 対するソラは、星を砕くほどの万能感を取り戻しながらも、淡々と宿を去る。 静かな隠居を望むソラだったが、路地裏で「才能なし」と虐げられていた少女ミィナを助けたことで、運命が変わり始める。 「借金の利息として、君を最強にしてあげよう」 これは、世界そのものにステータスを貸し付けていた最強の『貸与者』が、不条理な世界を再定義していく物語。 (本作品はAIを活用して構成・執筆しています)

処理中です...