フィリス・ガランの近衛生活

かざみはら まなか

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第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!

1243.ボクは、第2王子派閥と第3王子派閥が狙われ、グルリダ・ローバウルに対抗できなかった理由をせつめいしたの。

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最年少学生の公爵子息は、側近候補の男子学生に聞かせるように話しているの。

「第2王子派閥と第3王子派閥が、グルリダ・ローバウルに対抗するには、経験が足りないと分かった。」

「経験も足りないけれど、第2王子派閥と第3王子派閥は、ノウハウも、人材も足りていないの。」

ボクは、最年少学生の公爵子息の発言に補足したの。

「そんなことはありません。」
とムッとしているのは、最年少学生の公爵子息の側近候補の男子学生。

ぬるま湯に浸かっていると、煮えたぎるお湯や、肌をさすような冷水に浸かることが、想像できないの。

「王太子殿下派閥は、鍛えられたけれど。

第2王子派閥と第3王子派閥は、王太子殿下派閥が精力的に動いていた裏で、目立たないように静かに過ごすことを優先してきたから、修羅場の場数が踏み足りていないの。

第4王子フィリップ殿下派閥は、複数回にわたって派閥内の引き締めが行われているから、派閥内に緩さはないの。

第2王子派閥と第3王子派閥は、平和的に過ごすことに慣れて、緊張感に欠けているところを狙われたの。」

ボクの説明に、一番納得しているのは、近衛別働隊幹部で第2王子派閥と第3王子派閥のアラン、バージニ、リッチェル、ワイズの4人なの。

アラン、バージニ、リッチェル、ワイズの4人は、思い当たることが、あると思うの。

近衛別働隊の創設前の準備段階から、今まで。

第2王子派閥と第3王子派閥の、近衛別働隊への協力体制は、王太子殿下派閥と第4王子フィリップ殿下派閥との間に差をつけられているもの。

王太子殿下派閥と第4王子フィリップ殿下派閥は、近衛別働隊の存在意義を確かなものにするために、人を出してきたの。

幹部の選出のみならず、近衛別働隊の隊員の選出にも、両派閥は、無関心じゃないの。

ガラン家当主の4男のボクが率いる近衛別働隊。

近衛別働隊が、うまくいかなくなるということが、コーハ王国にとって、どれほどマイナスになるかを理解して、マイナスにならないように、両派閥は動いているの。

アラン、バージニ、リッチェル、ワイズは、派閥の動きにもどかしさを感じていたの。

ボクは、近衛別働隊総司令として、第2王子派閥と第3王子派閥が、近衛別働隊の発足をピークに気を抜いていったことを把握しているの。

ボクが今まで、第2王子派閥と第3王子派閥に働きかけて、是正を求めてこなかったのは、理由があるの。

職責上、ボクが、第2王子派閥と第3王子派閥に協力を要請することは当然できるけども。

第2王子派閥と第3王子派閥には、近衛別働隊に協力する気がないことが分かっていたもの。

近衛別働隊の質を落とさないために、協力を要請しなかったの、ボク。

やる気がない派閥も、色々足りない隊員も、近衛別働隊には必要ないの。

だから。
ボクは、近衛別働隊を、少数精鋭でやってきたの。

でも。

コーハ王国の貴族が、緊張感がない第2王子派閥と第3王子派閥を食い物にして暗躍し、コーハ王国内に混乱を招き、ガラン家のボクに楯突くようになるなんて。

急いで、デヒルお兄様とハーマルお兄様、マーゴットと一緒に、引き締めに入らないとなの。
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