フィリス・ガランの近衛生活

かざみはら まなか

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第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!

1247.ダンシェルとロウウェルは、怨霊に、姫とお付きと護衛について説明しているの。怨霊。『姫』について、深く考えないようにするの。

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怨霊は、姫、お付き、と言いながら、ボクとユージュアルを見た後、ダンシェルとロウウェルに尋ねたの。

「俺の目には、男に見えているんだけど。」
と困惑する怨霊。

怨霊。
ボク、キミの気持ちが分かると思うの。

ボクも困惑したいの。

ダンシェルとロウウェルがボクの部下でなければ。

声を大にして言いたいの。

『おふざけは、そのへんでよすの。』

でも。

ダンシェルとロウウェルは、ボクの部下だから、2人のやる気をそぎたくないボクは、葛藤しているの。

ダンシェルもロウウェルも、姫とお付きの護衛という役回りを喜んでいるのだもの。

部下の成長を見守りたいボクは、余計なことを言わないの。

「見た通りだ。」
とダンシェル。

ダンシェル?

どういう意味かしら?

あー、うーん、とうなった怨霊は、一瞬で、姫とお付きについて考えることを放棄したの。

「後ろは?」
と怨霊。

「姫とお付きが、危ない目にあうことがないようにしている。」
とダンシェル。

ダンシェルとロウウェルの護衛の仕事を護衛という言葉を使わないで説明すると、そうなるかしら。

「そうなのか?」
と怨霊が、ボクに聞いてきたの。

ダンシェル、ロウウェル、レイモンドは、ボク、ユージュアル、サブリーの護衛として、騎士学校に来ているから、その通りなんだけど、正面切って確認されることになるとは思わなかったの、ボク。

「ボクは、危ないことはしないの。
ボクの部下にも、危ないことはさせないの、ボク。」

戦う練習をする前に、騎士学校に来てしまったことが悔やまれるの、ボク。

騎士学校が、危ない場所だなんて、想像もしなかったの。

ボクは、戦いには向かないけれど、近衛別働隊総司令なの。

「大丈夫なの。ボク、権力者だから、権力でなんとかするもの。」

怨霊は、温かい目でボクを見ているの。

「権力が必要な場面がきたら、総司令には頑張ってもらう。

総司令は、危ないことをしないで、後ろの強いのに、守ってもらって、怪我しないで帰るんだ。

怪我は、痛いから。」
と怨霊。

怨霊は5歳児の外見をしていることを忘れていないかしら。

5歳児の男児姿の怨霊に、19歳の後輩から離れないようにと言われる23歳のボク。

台詞がおかしくないかしら?

おかしいと思うの。

怨霊の台詞は、ボクが、言った方がしっくりくるの。

「怪我しないで。怪我しないで。」
と傘妖怪。

「怪我はしない。させない。」
とロウウェル。

「その意気なの。」

「騎士学校の腕っぷし自慢とは、どんな学生かなあ?」
とユージュアル。

ボクも気になるの。
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