フィリス・ガランの近衛生活

かざみはら まなか

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第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!

1268.ナーレーン伯爵家の血を引く女子学生と、女子学生に従っていた男子学生の関係は、ある慣例によりつくられていたのだけど、女子学生自身は?

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「うるさい!
もう、誤魔化しは必要ない!
騎士になれないなら、騙されてやる必要もない!」
と一人の男子学生が激昂したの。

激昂した男子学生を皮切りに、ナーレーン伯爵家の血を引く女子学生に対して、男子学生達は、鬱憤を吐き出し始めたの。

「誤魔化し?騙されてやるって言った?何様のつもり!」
とナーレーン伯爵家の血を引く女子学生は、激昂する男子学生に言い返したの。

「黙れ!お前が、本物の伯爵令嬢なんかじゃないことなんか、俺達皆、分かっていたんだよ!」
と男子学生。

「は?私が伯爵令嬢じゃないなんて嘘つかないで!」
とナーレーン伯爵家の血を引く女子学生。

「今さら嘘をつくか!お前のご機嫌取りなんかしても、何の意味もないと分かった後だぞ!」
と激昂する男子学生。

「いきなり、意味不明なことでキレ出すとか、意味がわからないんだけど?」
とナーレーン伯爵家の血を引く女子学生。

「お前が自分で言ったんだろう!ナーレーン伯爵家の名前を使えば何でも叶うと。」
と男子学生。

「そんなの、子どもなら、親をあてにしているネタなんて、冗談で言うに決まっているじゃない。」
とナーレーン伯爵家の血を引く女子学生。

「冗談だと?
言っていい冗談と悪い冗談の違いが分からないのか!」
と激昂する男子学生。

「え?まさか、真に受けたの?
全員?」
とナーレーン伯爵家の血を引く女子学生は、周りを見回したの。

「本気にしていた?
嘘でしょ!
今さら、本気にしていた、とか言わないでくれる?
勘違いも甚だしい。

だいたい、
私がナーレーン伯爵家の力で、と言うたび、全員、私と一緒にニコニコしながら聞いていたじゃない!」
とナーレーン伯爵家の血を引く女子学生。

「冗談だと?冗談で、真面目に生きている平民の人生を潰すとはとんだお貴族様だ!」
と男子学生。

「人聞きの悪いことを言わないで。
私は誰の人生も潰していないわよ!
私は最初から、伯爵子息以上の騎士が欲しいと言っていたんだから!
誰にも嘘をついていないわ!
思い込みが激しすぎるのは、私のせいじゃない!」
とナーレーン伯爵家の血を引く女子学生。

「お前は、貴族に養われているから、平民を騙す冗談を気軽に吐ける。」
と男子学生。

「私は騙していないと言っているじゃない!
勝手に悪者に仕立て上げないで!
私の言葉に、勝手に期待して勝手に失望したくせに、私のせいにするな!」
とナーレーン伯爵家の血を引く女子学生。

「冗談で済ます気なら、悪質だ!
貴族の血を引く子どもが、騎士学校を卒業して騎士になるときは、家の名前を出して、補佐役や側近の交渉をするなんて、騎士学校が始まって以来の慣例なんだぞ!」
と男子学生。
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