フィリス・ガランの近衛生活

かざみはら まなか

文字の大きさ
1,342 / 1,496
第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!

1323.血判状を騎士学校に保管した者の意図。血判状を持ち歩いたシノ教官の意図。

しおりを挟む
ボク、シノ教官の言動からシノ教官の性格と行動を照らし合わせてみたの。

貴族の名前が書いてある血判状は、騎士学校に保管されていたものだから、シノ教官は、血判状がどのように作られたとか、どのようにシノ教官の手に渡ったかについて、語ることができないんじゃないか、とボクは考えたの。

血判状を騎士学校に保管した者は、血判状に名前を書いていない貴族に血判状が見つからないようにしたのではないかしら。

血判状の関係者以外が、血判状を見ることがないようにしたんだと思うの。

血判状に名前を書いた者が血判状によって、取り沙汰される機会がこないように。

騎士学校に貴族が来るには、相応の理由がないとダメなの。

相応の理由がない場合。

貴族は、理由を作るの。

騎士学校の校長は、長年、特定の貴族から、貴族にまつわる情報を提供されていた。

ボクに関する誤った情報を騎士学校の教職員に流布させた貴族なの。

この貴族は、騎士学校に来る理由を作って、騎士学校の教職員に信用されていたの。

もう一つ。

貴族が、騎士学校に影響を与えることが可能な立ち場に立つ方法があるの。

貴族の血を引く平民の子どもを騎士学校に通わせることなの。

貴族の血を引く平民の子どもが騎士学校に通っている期間。

当該貴族は、騎士学校の環境を良くするために、寄付をするの。

寄付を口実に、騎士学校に出入りすることは勿論可能なの。

直近で、該当する貴族は、ナーレーン伯爵家。

ナーレーン伯爵家は、ナーレーン伯爵家の血を引く子どもを頑なに騎士学校に通わせようとしていたの。

ナーレーン伯爵家の血を引く子ども本人には騎士の適性が皆無で、子どもが卒業できる見込みがなかったにもかかわらず、伯爵家は子どもを騎士学校に通わせることを強行したの。

誰のためかしら?
何のためかしら?

騎士学校への出入りにかける労力を減らし、騎士学校の情報を収集しやすくするためじゃないかしら。

騎士学校には、血判状があることを確かめるために出入りしたかった可能性もあるの。

シノ教官が、血判状が自分の身を守ることになると考えていたのは、血判状に名前が書かれていたから、使い道があると考えたのじゃないかしら。

血判状に価値を見出したシノ教官は、騎士学校に保管された血判状を、黙って保管場所から持ち出し、勝手に持ち歩いていたんじゃないかしら?

血判状を作った者に、シノ教官に渡す予定はなかったと思うの。

戦って血判状を守る気概もないシノ教官は、戦わずに、血判状をあっさり手放したんだもの。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

ヒーロー組織のサポートメンバーになりました!

はちのす
BL
朝起きたら、街はゾンビだらけ!生き残りたい俺は、敵に立ち向かうヒーロー組織<ビジランテ>に出逢った。 ******** 癖の強いヒーロー達の"心と胃の拠り所"になるストーリー! ※ちょっとイチャつきます。

氷の婚約者様に破談を申し出たら号泣された

楽矢
BL
目が覚めると、レースの牢獄のような天蓋付きベッドの上だった。 何も覚えていない出来損ない下級貴族ミラ。無能だクズだと冷酷な罵詈雑言を浴びせてくる氷の騎士セティアス。 記憶喪失から始まる、2人のファンタジー貴族ラブコメディ。 ---------- ※注) かっこいい攻はいません。 タイトル通りそのうち号泣しますのでご注意! 貴族描写は緩い目で雰囲気だけお読みいただけると幸いです。 ハッピーエンドです。 激重感情をこじらせた攻→受な関係がお好きな同志の方、どうぞよろしくお願いします! 全16話 完結済み/現在毎日更新予定 他サイトにも同作品を投稿しています。 様子を見ながらそのうち統合するかもしれません。 初めての一次創作でまだよく分かっておらず、何かおかしなことをしでかしていたら申し訳ないです!

【柳原学園】いやいや、俺は『俺様生徒会長』だから

西園 斎
BL
家の都合で『俺様』を演じてる生徒会長が、生徒会やら風紀やら教師やらから好かれるお話。 演技俺様会長総受け(愛され)/後固定CP *10年以上前の作品を、やや加筆修正していきます

身代わりにされた少年は、冷徹騎士に溺愛される

秋津むぎ
BL
第13回BL大賞奨励賞頂きました! 最終17位でした!応援ありがとうございます! あらすじ 魔力がなく、義母達に疎まれながらも必死に生きる少年アシェ。 ある日、義兄が騎士団長ヴァルドの徽章を盗んだ罪をアシェに押し付け、身代わりにされてしまう。 死を覚悟した彼の姿を見て、冷徹な騎士ヴァルドは――? 傷ついた少年と騎士の、温かい溺愛物語。

【完結】Restartー僕は異世界で人生をやり直すー

エウラ
BL
───僕の人生、最悪だった。 生まれた家は名家で資産家。でも跡取りが僕だけだったから厳しく育てられ、教育係という名の監視がついて一日中気が休まることはない。 それでも唯々諾々と家のために従った。 そんなある日、母が病気で亡くなって直ぐに父が後妻と子供を連れて来た。僕より一つ下の少年だった。 父はその子を跡取りに決め、僕は捨てられた。 ヤケになって家を飛び出した先に知らない森が見えて・・・。 僕はこの世界で人生を再始動(リスタート)する事にした。 不定期更新です。 以前少し投稿したものを設定変更しました。 ジャンルを恋愛からBLに変更しました。 また後で変更とかあるかも。 完結しました。

光る穴に落ちたら、そこは異世界でした。

みぃ
BL
自宅マンションへ帰る途中の道に淡い光を見つけ、なに? と確かめるために近づいてみると気付けば落ちていて、ぽん、と異世界に放り出された大学生が、年下の騎士に拾われる話。 生活脳力のある主人公が、生活能力のない年下騎士の抜けてるとこや、美しく格好いいのにかわいいってなんだ!? とギャップにもだえながら、ゆるく仲良く暮らしていきます。 何もかも、ふわふわゆるゆる。ですが、描写はなくても主人公は受け、騎士は攻めです。

拾われた後は

なか
BL
気づいたら森の中にいました。 そして拾われました。 僕と狼の人のこと。 ※完結しました その後の番外編をアップ中です

不遇な死を迎えた召喚勇者、二度目の人生では魔王退治をスルーして、元の世界で気ままに生きる

六志麻あさ
ファンタジー
異世界に召喚され、魔王を倒して世界を救った少年、夏瀬彼方(なつせ・かなた)。 強大な力を持つ彼方を恐れた異世界の人々は、彼を追い立てる。彼方は不遇のうちに数十年を過ごし、老人となって死のうとしていた。 死の直前、現れた女神によって、彼方は二度目の人生を与えられる。異世界で得たチートはそのままに、現実世界の高校生として人生をやり直す彼方。 再び魔王に襲われる異世界を見捨て、彼方は勇者としてのチート能力を存分に使い、快適な生活を始める──。 ※小説家になろうからの転載です。なろう版の方が先行しています。 ※HOTランキング最高4位まで上がりました。ありがとうございます!

処理中です...