フィリス・ガランの近衛生活

かざみはら まなか

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第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!

1379.ユージュアルの婚約者とサブリーの婚約者は、フィリスの婚約者の皇弟の側近として、皇帝から、婚約者との顔合わせ前に呼び出されていた。

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ユージュアルの婚約者は、隣に座るユージュアルが、頭を使って悩んでいるのを見守っている。

ユージュアルとユージュアルの妹と引き合わされたとき。

婚約者は、大人で、ユージュアルとユージュアルの妹は子どもだった。

皇弟殿下と当代ガラン家当主の唯一の姫マーゴットとの婚約を何年もかけて成立させる。
皇弟殿下の側近2人は、皇帝から直々に命令を下されていた。

『この婚約は、皇国から申し入れたものだ。

ガランは、渋ったが、なんとか了承した。

ガラン家当主の子どもに皇弟がやらかしたら、皇弟の首をガランへ送らねばならなくなる。

それを肝に銘じて動くように。』
と皇帝。

『皇弟の首をガランへ送れば、皇国とガランの関係は悪化しませんか?』
とサブリーの婚約者。

『過去に一度、悪化したことはあったが、今回の婚約がこじれた場合は、その比ではない。』
と皇帝は、断じた。

『以前は、属国を落とされました。』
とユージュアルの婚約者。

サブリーとユージュアルの婚約者は、結婚を急ぐ理由がなかったので、婚約者を作らずに独身貴族を貫くつもりだった。

家を継ぐわけでもないから、結婚は気が向いたらしようと、2人とも深く考えていなかった。

皇弟殿下の側近として、これから俗世で生きていかれる皇弟殿下を支えることに忙しくなるから、自身の婚約や結婚について考える時間などないだろう、と思っていた。

だが。

肝心の皇弟殿下が結婚したいと言い出したのだ。

皇弟のご希望のお相手を聞いた皇帝はガラン家当主に婚約を持ちかけ、婚約する運びになったとは聞かされていた。

『落とされたのが属国で済んだのは、以前の相手がガランの傍流だったからだ。

今回は、当代ガラン家当主の唯一の姫が相手だ。

皇弟がしでかせば、ガランは皇国を落としにくる。』
と皇帝。

『そこまでしますか?』
とサブリーの婚約者は、皇帝が大げさに話していると思っていた。

『皇国相手に攻め込んでくるなら、たいした気概ですが。』
とユージュアルの婚約者も、サブリーの婚約者と同じ気持になっていた。

『ガランの姫で世継ぎの妃にならなかった姫は、歴史上、1人もいない。』
と皇帝。

『そんなことがありますか?』
とサブリーの婚約者。

『ガランの姫の相手が、国を継がぬ皇弟では、皇弟の方の格が足りない。』
と皇帝。

サブリーとユージュアルの婚約者は、皇帝に直々に呼ばれた理由を理解した。

この婚約、失敗は許されない。

『2人の婚約は、ガランの姫の側近となるガランの右と左、ベイモンとノアの娘を本命とする。

スペアは、それぞれの兄だ。

ガランと皇国が戦争すれば、潰し合いになり、どちらも何も残らなくなる。

皇弟にも言い聞かすが、まだ皇弟としての教育が足りていない。

心して行ってこい。』
と皇帝。
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