1,459 / 1,464
第6章 コーハ王家の第4王子と高位貴族子弟の近衛は、同じ近衛である地味平凡の子爵子息の魅了で逆ハーレムを作っている、との情報が!
1441.ボクは、金髪碧眼の鬼に言ったの。『キミ、ボクがキミに愛されたくなるくらいの誠実さと真摯さをもって、ボクを口説き落とすの。』
しおりを挟む
「口説くとは何だ?」
と金髪碧眼の鬼。
ボクは、驚愕のあまり、言葉を失ったの。
「口説くという言葉の意味を問うているのかしら?」
「口説くという言葉の意味は知っている。
だが、何をするかは知らない。」
と金髪碧眼の鬼。
まさか。
ボクは、ボクを開きたいと言っている男に、ボクの口説き方を指導しなくてはいけないのかしら?
浪漫も何もないの。
興醒めもいいところなの。
童貞の手解きなら、理想や希望に燃えている熱意を育てようと思えるものじゃないかしら。
金髪碧眼の鬼は、ボクのことを一度襲って、二度目を狙っているというのに、ボク尽くす言葉もないというの。
あんまりじゃないかしら?
「キミの内からは、ボクに捧げる愛の言葉や、ボクを讃えるための歌が生まれてこないのかしら?」
ボクが、嫌味を言いたくなっても仕方がないと思うの。
「フィリスの内側を解すのに言葉がいるのか?」
と金髪碧眼の鬼。
金髪碧眼の鬼が、即物的過ぎるの。
金髪碧眼の鬼とは、どんなロマンスが生まれない予感がするの。
「キミ。
愛を交わすときに必要なのは、体の準備だけではないの。」
「狭すぎる穴では入れられない。」
と金髪碧眼の鬼。
この金髪碧眼の鬼は、ボクへのデリカシーが皆無なの。
本気でボクを抱こうとしているのに、ボクへの愛が感じられなさすぎて。
ボクを抱きたい理由を話すように言いたいの。
ボクを抱きたい理由を聞いたら墓穴を掘りそうだから、聞かないように我慢しているの、ボク。
「穴があるから、入れるという発想しかないのなら、地面に挿入する用の穴を掘ったらいいの。
ボクじゃなくてもいいの。
ボクがいいのなら、言葉でボクをときめかせにくるの。
ボクは、胸の高鳴りを期待したいの。」
「胸が高鳴るのか?」
と金髪碧眼の鬼は、ボクの胸に掌を乗せたの。
「何も変わった音はしていないが。」
と金髪碧眼の鬼。
当然なの。
「キミは、まだ、言葉を尽くしてボクへの愛を伝えたり、ボクの素晴らしさを称えたりしていないの。」
何もないのに、急に胸がドキドキしたら、怖いの。
体の不調を疑うところだと思うの、ボク。
「フィリスの胸が高なる言葉か。」
と金髪碧眼の鬼。
「鬼。
欲望を吐き出させるために、体だけの関係を持つのは、ボクの趣味じゃないの。
キミが、ボクの体を開きたいのなら、ボクがキミのキミを中に迎えてもいいと思うくらい、言葉を尽くすの。
今から。」
金髪碧眼の鬼は、真剣に考えているの。
金髪碧眼の鬼は、挿入する相手の変更を認めなかったの。
金髪碧眼の鬼が、愛を伝えられないなら、ボクも覚悟を決められないの。
金髪碧眼の鬼は、ちゃんとボクを口説きおとさないとダメなの。
と金髪碧眼の鬼。
ボクは、驚愕のあまり、言葉を失ったの。
「口説くという言葉の意味を問うているのかしら?」
「口説くという言葉の意味は知っている。
だが、何をするかは知らない。」
と金髪碧眼の鬼。
まさか。
ボクは、ボクを開きたいと言っている男に、ボクの口説き方を指導しなくてはいけないのかしら?
浪漫も何もないの。
興醒めもいいところなの。
童貞の手解きなら、理想や希望に燃えている熱意を育てようと思えるものじゃないかしら。
金髪碧眼の鬼は、ボクのことを一度襲って、二度目を狙っているというのに、ボク尽くす言葉もないというの。
あんまりじゃないかしら?
「キミの内からは、ボクに捧げる愛の言葉や、ボクを讃えるための歌が生まれてこないのかしら?」
ボクが、嫌味を言いたくなっても仕方がないと思うの。
「フィリスの内側を解すのに言葉がいるのか?」
と金髪碧眼の鬼。
金髪碧眼の鬼が、即物的過ぎるの。
金髪碧眼の鬼とは、どんなロマンスが生まれない予感がするの。
「キミ。
愛を交わすときに必要なのは、体の準備だけではないの。」
「狭すぎる穴では入れられない。」
と金髪碧眼の鬼。
この金髪碧眼の鬼は、ボクへのデリカシーが皆無なの。
本気でボクを抱こうとしているのに、ボクへの愛が感じられなさすぎて。
ボクを抱きたい理由を話すように言いたいの。
ボクを抱きたい理由を聞いたら墓穴を掘りそうだから、聞かないように我慢しているの、ボク。
「穴があるから、入れるという発想しかないのなら、地面に挿入する用の穴を掘ったらいいの。
ボクじゃなくてもいいの。
ボクがいいのなら、言葉でボクをときめかせにくるの。
ボクは、胸の高鳴りを期待したいの。」
「胸が高鳴るのか?」
と金髪碧眼の鬼は、ボクの胸に掌を乗せたの。
「何も変わった音はしていないが。」
と金髪碧眼の鬼。
当然なの。
「キミは、まだ、言葉を尽くしてボクへの愛を伝えたり、ボクの素晴らしさを称えたりしていないの。」
何もないのに、急に胸がドキドキしたら、怖いの。
体の不調を疑うところだと思うの、ボク。
「フィリスの胸が高なる言葉か。」
と金髪碧眼の鬼。
「鬼。
欲望を吐き出させるために、体だけの関係を持つのは、ボクの趣味じゃないの。
キミが、ボクの体を開きたいのなら、ボクがキミのキミを中に迎えてもいいと思うくらい、言葉を尽くすの。
今から。」
金髪碧眼の鬼は、真剣に考えているの。
金髪碧眼の鬼は、挿入する相手の変更を認めなかったの。
金髪碧眼の鬼が、愛を伝えられないなら、ボクも覚悟を決められないの。
金髪碧眼の鬼は、ちゃんとボクを口説きおとさないとダメなの。
10
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
白いもふもふ好きの僕が転生したらフェンリルになっていた!!
ろき
ファンタジー
ブラック企業で消耗する社畜・白瀬陸空(しらせりくう)の唯一の癒し。それは「白いもふもふ」だった。 ある日、白い子犬を助けて命を落とした彼は、異世界で目を覚ます。
ふと水面を覗き込むと、そこに映っていたのは―― 伝説の神獣【フェンリル】になった自分自身!?
「どうせ転生するなら、テイマーになって、もふもふパラダイスを作りたかった!」 「なんで俺自身がもふもふの神獣になってるんだよ!」
理想と真逆の姿に絶望する陸空。 だが、彼には規格外の魔力と、前世の異常なまでの「もふもふへの執着」が変化した、とある謎のスキルが備わっていた。
これは、最強の神獣になってしまった男が、ただひたすらに「もふもふ」を愛でようとした結果、周囲の人間(とくにエルフ)に崇拝され、勘違いが勘違いを呼んで国を動かしてしまう、予測不能な異世界もふもふライフ!
その捕虜は牢屋から離れたくない
さいはて旅行社
BL
敵国の牢獄看守や軍人たちが大好きなのは、鍛え上げられた筋肉だった。
というわけで、剣や体術の訓練なんか大嫌いな魔導士で細身の主人公は、同僚の脳筋騎士たちとは違い、敵国の捕虜となっても平穏無事な牢屋生活を満喫するのであった。
Take On Me
マン太
BL
親父の借金を返済するため、ヤクザの若頭、岳(たける)の元でハウスキーパーとして働く事になった大和(やまと)。
初めは乗り気でなかったが、持ち前の前向きな性格により、次第に力を発揮していく。
岳とも次第に打ち解ける様になり…。
軽いノリのお話しを目指しています。
※BLに分類していますが軽めです。
※他サイトへも掲載しています。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる