434 / 519
434.北白川サナの父方の祖父は、逃げ出すつもりがない俺に、俺以外の意思で逃げる場合を考えさせる。裏切ったと感じるような人間関係は、まだ。
しおりを挟む
「戦いが始まると、逃げることも命がけになる。」
と北白川サナの父方の祖父。
「成功させるので、逃げる予定は俺にはありません。」
俺は、俺の人生を負け戦で終わらせない。
「今は、逃げる予定がない金剛くんだが、この先を考えなさい。
金剛くんの逃がしたい人や、一緒に逃げたい人が出来てから、逃げ出し方を調べていては、足元を見られるか、足を引っ張られて失敗する。
予定はなくとも、逃げ方を調べて準備は進めておくといい。」
と北白川サナの父方の祖父。
「逃げ出すことになると考えて勧めてくれているのですか?」
「戦いが始まってしまったら、逃げ出すことさえも、自分の意思で決められるとは限らない。」
と北白川サナの父方の祖父。
「逃げることが、撤退に追い込まれることだからですか?」
「金剛くんは、一人ではなく、誰かと協力して戦っていこうとしているだろう?」
と北白川サナの父方の祖父。
「俺がしたいことは、一人ですることではないので。」
「追い込まれていてもいなくても、逃げる選択をせざるを得ないということも考えなさい。
金剛くんに撤退を迫る可能性がある者は、敵だけではないんだ。」
と北白川サナの父方の祖父。
「身内といっても、家族とはろくに会話もしていませんが。」
「相手は家族と限らない。
協力関係から良好な仲に発展した人達に頼まれたり、周りの人が勝手に外堀を埋めて逃げるしかない状態になったとき。
自分の逃げ方を自分で選べるようにしておくと、後々、立て直しやすい。」
と北白川サナの父方の祖父。
「逃げる手段と逃げ出す先を押さえられた上で逃がされても、俺のやりたいようにやれなくなるからですか。」
「金剛くんのしようとしていることを始めたら、金剛くんの思考とは異なる人達との接点が増えていくだろう。」
と北白川サナの父方の祖父。
「正義が勝たないデスゲームに参加する前に接点があった人達にも、同じ思考の人がいたとは言いかねます。」
「仕事を通じて知り合い、仕事を頼んでくる人達は、金剛くんや金剛くんの仕事ぶりを承知した上で、金剛くんに依頼しているだろう?」
と北白川サナの父方の祖父。
「話が通じない相手とは、仕事をしないので。俺の仕事ぶりと仕事の成果が分からない相手と仕事の話をすることはしません。」
「これまで、話が通じない相手と関わらないことが徹底できたのは、金剛くんが金剛くんの生活のためだけに生きてきたからだ。」
と北白川サナの父方の祖父。
「それは、そうです。」
「金剛くんがこれから始めることは、金剛くんを直接知っている人達だけで回せるかな?」
と北白川サナの父方の祖父。
「一人で回す規模感ではありません。」
「金剛くんの人となりを知らない人達も金剛くんの始めることに関わっていくことは想像できたかな?」
と北白川サナの父方の祖父。
俺には、未知の世界だ。
「人間関係は、増えていくものだったのですか。
切っていくものだと思って生きてきました。」
「金剛くんの周りにいる何人かだけで回すには人手が足りない、となったとき、関係性の裾野は広がっていく。」
と北白川サナの父方の祖父。
支援団体にのせられて、支援団体と敵対する人達に嫌がらせをするやつらに仕事の提案をするシステムを作った。
支援団体に踊らされて踊り狂いたがるやつらを利用者に組み込んだシステムを作り運用を開始したときに、そのシステムに携わる人達ができた。
これは、俺の関係性の裾野の広がりと言っていい、か。
「実感は、これからだと思います。」
「先に、聞きなさい。
他の人には関係ないから他の人のことは気にしなくていいという割り切りは、金剛くんの心の中にあるものにすぎないんだ。」
と北白川サナの父方の祖父。
「関係ない他人という発想は、他の人を気にするのが嫌だからと割り切ろうとしたのが、発端だったかもしれません。
気にしたところで、思うようにはならないと知って。」
「金剛くんが何かを割り切っていようがいまいが、他の人には預かり知らぬことだ。」
と北白川サナの父方の祖父。
それは、否定しない。
「俺の生き方を他の人が知らないのは、俺に話す気がないからです。俺の意図の理解者はいました。一人ですが。」
「佐竹ハヤトくんか。」
と北白川サナの父方の祖父。
表に出てこない秘密を抱えることになりながら、今日まで漏らすことなく、支援団体の関係者を続けた、北白川サナの父方の祖父。
「今、もう一人いるかもしれないと思っています。」
北白川サナの父方の祖父は、俺の気付かなかった視点の話しをし、俺の理解度を確認しながら俺に諭すように教えていると感じるのは、気のせいではない。
「俺の示す金剛くんへの理解は、経験から語れることであって、金剛くんと同じ思考で物事を理解して語っているわけではない。」
と北白川サナの父方の祖父。
「俺は、俺の立ち位置からの話が通じると思っていました。」
北白川サナの父方の祖父のように、上でも下でも横でもない、斜め前の位置から、俺に手を伸ばして教えようとする人は、希少だ。
「話を合わせることや、話を通じさせることが出来きなかった失敗を経験して、今までやってこられたからな。」
と北白川サナの父方の祖父。
「失敗の経験も。
別の方向を見ている人から俺の見方を尊重する意見も。
聞くことはこれまでありませんでした。」
隣にいる北白川サナの父方の祖父の話しぶりは、ずっと調子が変わらない。
「金剛くんは、正義が勝たないデスゲームを脱出して人間関係を広げていく過程にいるのかな。
無関係な人より、関係性があった人が明確な敵にまわって与えてくるダメージの方が、的確で大きくなることは伝えておこう。」
と北白川サナの父方の祖父。
「信用している相手が敵になれば、手の内を知られているだけに、やり辛いと思います。」
「裏切られた、という精神的な苦しみが与える影響も大きい。」
と北白川サナの父方の祖父。
「裏切る、裏切らないというほど距離を詰めた付き合いをするかどうか、ですか。」
俺にそんな経験はない。
近くにいる誰かに、何の契約もなく俺の何かを任せる発想はなかった。
「最初は違っていても、いつの間にか、そんな関係性になっていることもある。」
と北白川サナの父方の祖父。
「関係性が出来上がった後から、一方的に壊されたら、奔走することになりそうです。」
推測の域を出ないのに、俺が想像して話すことは、苦渋を舐めて生きてきた人に対して失礼な気がする。
「裏切り者の処遇を甘くしないことは、組織を守り、組織の一員を守ることに繋がる。
支援団体のやり口のいくつかは、金剛くんの目と耳にも入っているだろう?」
と北白川サナの父方の祖父。
と北白川サナの父方の祖父。
「成功させるので、逃げる予定は俺にはありません。」
俺は、俺の人生を負け戦で終わらせない。
「今は、逃げる予定がない金剛くんだが、この先を考えなさい。
金剛くんの逃がしたい人や、一緒に逃げたい人が出来てから、逃げ出し方を調べていては、足元を見られるか、足を引っ張られて失敗する。
予定はなくとも、逃げ方を調べて準備は進めておくといい。」
と北白川サナの父方の祖父。
「逃げ出すことになると考えて勧めてくれているのですか?」
「戦いが始まってしまったら、逃げ出すことさえも、自分の意思で決められるとは限らない。」
と北白川サナの父方の祖父。
「逃げることが、撤退に追い込まれることだからですか?」
「金剛くんは、一人ではなく、誰かと協力して戦っていこうとしているだろう?」
と北白川サナの父方の祖父。
「俺がしたいことは、一人ですることではないので。」
「追い込まれていてもいなくても、逃げる選択をせざるを得ないということも考えなさい。
金剛くんに撤退を迫る可能性がある者は、敵だけではないんだ。」
と北白川サナの父方の祖父。
「身内といっても、家族とはろくに会話もしていませんが。」
「相手は家族と限らない。
協力関係から良好な仲に発展した人達に頼まれたり、周りの人が勝手に外堀を埋めて逃げるしかない状態になったとき。
自分の逃げ方を自分で選べるようにしておくと、後々、立て直しやすい。」
と北白川サナの父方の祖父。
「逃げる手段と逃げ出す先を押さえられた上で逃がされても、俺のやりたいようにやれなくなるからですか。」
「金剛くんのしようとしていることを始めたら、金剛くんの思考とは異なる人達との接点が増えていくだろう。」
と北白川サナの父方の祖父。
「正義が勝たないデスゲームに参加する前に接点があった人達にも、同じ思考の人がいたとは言いかねます。」
「仕事を通じて知り合い、仕事を頼んでくる人達は、金剛くんや金剛くんの仕事ぶりを承知した上で、金剛くんに依頼しているだろう?」
と北白川サナの父方の祖父。
「話が通じない相手とは、仕事をしないので。俺の仕事ぶりと仕事の成果が分からない相手と仕事の話をすることはしません。」
「これまで、話が通じない相手と関わらないことが徹底できたのは、金剛くんが金剛くんの生活のためだけに生きてきたからだ。」
と北白川サナの父方の祖父。
「それは、そうです。」
「金剛くんがこれから始めることは、金剛くんを直接知っている人達だけで回せるかな?」
と北白川サナの父方の祖父。
「一人で回す規模感ではありません。」
「金剛くんの人となりを知らない人達も金剛くんの始めることに関わっていくことは想像できたかな?」
と北白川サナの父方の祖父。
俺には、未知の世界だ。
「人間関係は、増えていくものだったのですか。
切っていくものだと思って生きてきました。」
「金剛くんの周りにいる何人かだけで回すには人手が足りない、となったとき、関係性の裾野は広がっていく。」
と北白川サナの父方の祖父。
支援団体にのせられて、支援団体と敵対する人達に嫌がらせをするやつらに仕事の提案をするシステムを作った。
支援団体に踊らされて踊り狂いたがるやつらを利用者に組み込んだシステムを作り運用を開始したときに、そのシステムに携わる人達ができた。
これは、俺の関係性の裾野の広がりと言っていい、か。
「実感は、これからだと思います。」
「先に、聞きなさい。
他の人には関係ないから他の人のことは気にしなくていいという割り切りは、金剛くんの心の中にあるものにすぎないんだ。」
と北白川サナの父方の祖父。
「関係ない他人という発想は、他の人を気にするのが嫌だからと割り切ろうとしたのが、発端だったかもしれません。
気にしたところで、思うようにはならないと知って。」
「金剛くんが何かを割り切っていようがいまいが、他の人には預かり知らぬことだ。」
と北白川サナの父方の祖父。
それは、否定しない。
「俺の生き方を他の人が知らないのは、俺に話す気がないからです。俺の意図の理解者はいました。一人ですが。」
「佐竹ハヤトくんか。」
と北白川サナの父方の祖父。
表に出てこない秘密を抱えることになりながら、今日まで漏らすことなく、支援団体の関係者を続けた、北白川サナの父方の祖父。
「今、もう一人いるかもしれないと思っています。」
北白川サナの父方の祖父は、俺の気付かなかった視点の話しをし、俺の理解度を確認しながら俺に諭すように教えていると感じるのは、気のせいではない。
「俺の示す金剛くんへの理解は、経験から語れることであって、金剛くんと同じ思考で物事を理解して語っているわけではない。」
と北白川サナの父方の祖父。
「俺は、俺の立ち位置からの話が通じると思っていました。」
北白川サナの父方の祖父のように、上でも下でも横でもない、斜め前の位置から、俺に手を伸ばして教えようとする人は、希少だ。
「話を合わせることや、話を通じさせることが出来きなかった失敗を経験して、今までやってこられたからな。」
と北白川サナの父方の祖父。
「失敗の経験も。
別の方向を見ている人から俺の見方を尊重する意見も。
聞くことはこれまでありませんでした。」
隣にいる北白川サナの父方の祖父の話しぶりは、ずっと調子が変わらない。
「金剛くんは、正義が勝たないデスゲームを脱出して人間関係を広げていく過程にいるのかな。
無関係な人より、関係性があった人が明確な敵にまわって与えてくるダメージの方が、的確で大きくなることは伝えておこう。」
と北白川サナの父方の祖父。
「信用している相手が敵になれば、手の内を知られているだけに、やり辛いと思います。」
「裏切られた、という精神的な苦しみが与える影響も大きい。」
と北白川サナの父方の祖父。
「裏切る、裏切らないというほど距離を詰めた付き合いをするかどうか、ですか。」
俺にそんな経験はない。
近くにいる誰かに、何の契約もなく俺の何かを任せる発想はなかった。
「最初は違っていても、いつの間にか、そんな関係性になっていることもある。」
と北白川サナの父方の祖父。
「関係性が出来上がった後から、一方的に壊されたら、奔走することになりそうです。」
推測の域を出ないのに、俺が想像して話すことは、苦渋を舐めて生きてきた人に対して失礼な気がする。
「裏切り者の処遇を甘くしないことは、組織を守り、組織の一員を守ることに繋がる。
支援団体のやり口のいくつかは、金剛くんの目と耳にも入っているだろう?」
と北白川サナの父方の祖父。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語
jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ
★作品はマリーの語り、一人称で進行します。
隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする
夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】
主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。
そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。
「え?私たち、付き合ってますよね?」
なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。
「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる