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33.脱落者を出さないための一人一刺しは、ラキちゃんのため?ラキちゃんは、紅一点、オーちゃんが死なせた人の最期に納得していない?
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テニス経験者っぽい男は、床に散らばるサバイバルナイフの数を数えた。
「人数分あるから。一人くらい、サボったらとか考えないように。
心当たりがある人は、自発的に拾って、刺しにいくと安心。」
とテニス経験者っぽい男。
床にばらまかれたサバイバルナイフを見て、びくつくのは、男リーダーチームのチームメンバー。
女リーダーチームは、外野にいた美人枠が、難しそうな顔をしている。
テニス経験者っぽい男は、運営側の人に見える。
紅一点、オーちゃんは、デスゲーム内での働きが、売上に繋がらないと判断されて、クビ宣告されたってことか。
テニス経験者っぽい男の話では。
デスゲームには、視聴者向けの投げ銭機能があるのか?
投げ銭機能は、コメントするアプリには入っていなかった。
参加者一人一人に対し、投げ銭がゼロなら、退場する仕組みなのか?
デスゲーム内にいる限り、投げ銭だけが、参加者の売上になる。
売上がゼロになったら、参加者にかかる経費をまかなえない。
デスゲームの参加者にかかった経費を回収して、最終的にトントン以上にするために、ソロ出演を用意した?
俺が受注したリアルのデスゲームにコメントを入れるような仕事は珍しい。
でも、似たような仕事は、世の中に少なくない。
アンケートに答えたり、コメントをしたりする仕事。
報酬はポイントだったり、現金だったり。
デスゲームにコメントを入れる仕事をしていて、仕事の不便さは感じなかった。
デスゲームの運営は、デスゲームだけで稼いでいるわけじゃないと思う。
俺への対応を含めて、対外的な対応に手慣れているところから察するに。
デスゲームの運営は、デスゲームを手掛けているけれど、デスゲーム以外も手掛けている。
似たような形態の商売で、テーマをデスゲームから変えて、いくつも抱えていそう。
企業が、デスゲームを運営しているなら。
デスゲーム部門を大々的に宣伝するつもりがないなら。
赤字にならないようにしたいだろうけれど、大きな黒字にもしたくないのでは?
赤字にも黒字にもならないようにすれば、デスゲーム部門が目立たない。
殺人未経験者には、運営から監視を出して、人殺しに加担させる。
一人だけ刺すのが怖いなら、皆で刺せば?
殺されたくなければ、人殺しになることから逃げるな。
人殺しの経験を活かし、活躍して見せ場を作れ、というのが、デスゲーム運営から参加者へのメッセージなのか?
俺が、デスゲーム内で、人殺しになるのを回避しようとしても、強制的に、人殺しにさせられる可能性がある。
見た目で、俺に投げ銭する人がいるとは思えない。
見せ場を作らないと、投げ銭がなくて、死ぬ仕組み。
俺に生き抜けるか?
「ラキちゃん。ラキちゃんは、一人一刺しと聞いて、何か思いつかない?
脱落者を出さないように皆で一人を刺すんだよ。」
とテニス経験者っぽい男。
テニス経験者っぽい男は、仕掛けたいたずらに、ラキちゃんがネタバラシをして、ツッコミを入れるのを待ち望んでいるかのようにワクワクとしている。
対するラキちゃんは、素っ気ない。
「知らない。」
とラキちゃん。
「ラキちゃんみたいなタイプは、こういうの、好きだと思ったんだけど、違った?」
とテニス経験者っぽい男は残念そうには見えない表情で、残念、と言った。
テニス経験者っぽい男の中のラキちゃんは、元気な女の子ってだけじゃないのか。
「今回は、ラキちゃんにサービス。
本家の劣化版コピーを見たい視聴者はいないからね、ラキちゃん。」
とテニス経験者っぽい男。
テニス経験者っぽい男は、デスゲームのビジネスについて、ラキちゃんに話をしている。
信じられないけれど、ラキちゃんも、運営側なのか?
ラキちゃんには、運営と無関係でいてほしい。
「古典好きは原典そのものが好きだよね。」
とテニス経験者っぽい男。
「古典?いつの時代?」
とラキちゃん。
「ラキちゃんが、やっと俺の話に食いついた。
こんなに話しかけているのに、なかなか気を許さないなんて、ラキちゃんは手強い。
近代化以降。
ラキちゃん、推理小説は読まない?」
とテニス経験者っぽい男。
「推理小説の山場を殺人にオマージュするのは、好きじゃない。」
とラキちゃんは、眉をひそめる。
デスゲームは、どんな殺り方で、どうやって死に至らしめるかを売り物にしている。
オマージュに頼って、人類への挑戦を諦めたら、客離れが起きるだろう。
「ラキちゃんは、ロジックが、苦手そうだから、トリックを解き明かす本格推理より、謎解き物から採用したのに。」
とテニス経験者っぽい男。
「私のため、みたいに言う理由は何?」
とラキちゃんは不服そう。
「ラキちゃんは、オウカが死なせた人を死なせたくなかった。
ラキちゃんは、オウカが、その人を死なせたことに納得がいっていない。」
とテニス経験者っぽい男は指摘した。
「調べてきた?」
ラキちゃんの表情が、一気に欠落した。
「勿論。舞台設定としては、ばっちり整えてある。
ラキちゃんは、オウカへのとどめの一刺しをどうぞ。
全員に刺されても、素人が適当に刺すだけ。
なぶる程度にしかならない。
ラキちゃんがとどめを刺すまで、オウカは余裕で持ちこたえるよ。」
とテニス経験者っぽい男。
ラキちゃんが、デスゲームに参加しているのは、復讐のためだと、テニス経験者っぽい男は、言っていないか?
「人数分あるから。一人くらい、サボったらとか考えないように。
心当たりがある人は、自発的に拾って、刺しにいくと安心。」
とテニス経験者っぽい男。
床にばらまかれたサバイバルナイフを見て、びくつくのは、男リーダーチームのチームメンバー。
女リーダーチームは、外野にいた美人枠が、難しそうな顔をしている。
テニス経験者っぽい男は、運営側の人に見える。
紅一点、オーちゃんは、デスゲーム内での働きが、売上に繋がらないと判断されて、クビ宣告されたってことか。
テニス経験者っぽい男の話では。
デスゲームには、視聴者向けの投げ銭機能があるのか?
投げ銭機能は、コメントするアプリには入っていなかった。
参加者一人一人に対し、投げ銭がゼロなら、退場する仕組みなのか?
デスゲーム内にいる限り、投げ銭だけが、参加者の売上になる。
売上がゼロになったら、参加者にかかる経費をまかなえない。
デスゲームの参加者にかかった経費を回収して、最終的にトントン以上にするために、ソロ出演を用意した?
俺が受注したリアルのデスゲームにコメントを入れるような仕事は珍しい。
でも、似たような仕事は、世の中に少なくない。
アンケートに答えたり、コメントをしたりする仕事。
報酬はポイントだったり、現金だったり。
デスゲームにコメントを入れる仕事をしていて、仕事の不便さは感じなかった。
デスゲームの運営は、デスゲームだけで稼いでいるわけじゃないと思う。
俺への対応を含めて、対外的な対応に手慣れているところから察するに。
デスゲームの運営は、デスゲームを手掛けているけれど、デスゲーム以外も手掛けている。
似たような形態の商売で、テーマをデスゲームから変えて、いくつも抱えていそう。
企業が、デスゲームを運営しているなら。
デスゲーム部門を大々的に宣伝するつもりがないなら。
赤字にならないようにしたいだろうけれど、大きな黒字にもしたくないのでは?
赤字にも黒字にもならないようにすれば、デスゲーム部門が目立たない。
殺人未経験者には、運営から監視を出して、人殺しに加担させる。
一人だけ刺すのが怖いなら、皆で刺せば?
殺されたくなければ、人殺しになることから逃げるな。
人殺しの経験を活かし、活躍して見せ場を作れ、というのが、デスゲーム運営から参加者へのメッセージなのか?
俺が、デスゲーム内で、人殺しになるのを回避しようとしても、強制的に、人殺しにさせられる可能性がある。
見た目で、俺に投げ銭する人がいるとは思えない。
見せ場を作らないと、投げ銭がなくて、死ぬ仕組み。
俺に生き抜けるか?
「ラキちゃん。ラキちゃんは、一人一刺しと聞いて、何か思いつかない?
脱落者を出さないように皆で一人を刺すんだよ。」
とテニス経験者っぽい男。
テニス経験者っぽい男は、仕掛けたいたずらに、ラキちゃんがネタバラシをして、ツッコミを入れるのを待ち望んでいるかのようにワクワクとしている。
対するラキちゃんは、素っ気ない。
「知らない。」
とラキちゃん。
「ラキちゃんみたいなタイプは、こういうの、好きだと思ったんだけど、違った?」
とテニス経験者っぽい男は残念そうには見えない表情で、残念、と言った。
テニス経験者っぽい男の中のラキちゃんは、元気な女の子ってだけじゃないのか。
「今回は、ラキちゃんにサービス。
本家の劣化版コピーを見たい視聴者はいないからね、ラキちゃん。」
とテニス経験者っぽい男。
テニス経験者っぽい男は、デスゲームのビジネスについて、ラキちゃんに話をしている。
信じられないけれど、ラキちゃんも、運営側なのか?
ラキちゃんには、運営と無関係でいてほしい。
「古典好きは原典そのものが好きだよね。」
とテニス経験者っぽい男。
「古典?いつの時代?」
とラキちゃん。
「ラキちゃんが、やっと俺の話に食いついた。
こんなに話しかけているのに、なかなか気を許さないなんて、ラキちゃんは手強い。
近代化以降。
ラキちゃん、推理小説は読まない?」
とテニス経験者っぽい男。
「推理小説の山場を殺人にオマージュするのは、好きじゃない。」
とラキちゃんは、眉をひそめる。
デスゲームは、どんな殺り方で、どうやって死に至らしめるかを売り物にしている。
オマージュに頼って、人類への挑戦を諦めたら、客離れが起きるだろう。
「ラキちゃんは、ロジックが、苦手そうだから、トリックを解き明かす本格推理より、謎解き物から採用したのに。」
とテニス経験者っぽい男。
「私のため、みたいに言う理由は何?」
とラキちゃんは不服そう。
「ラキちゃんは、オウカが死なせた人を死なせたくなかった。
ラキちゃんは、オウカが、その人を死なせたことに納得がいっていない。」
とテニス経験者っぽい男は指摘した。
「調べてきた?」
ラキちゃんの表情が、一気に欠落した。
「勿論。舞台設定としては、ばっちり整えてある。
ラキちゃんは、オウカへのとどめの一刺しをどうぞ。
全員に刺されても、素人が適当に刺すだけ。
なぶる程度にしかならない。
ラキちゃんがとどめを刺すまで、オウカは余裕で持ちこたえるよ。」
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