正義が勝たないデスゲームから脱出しよう。【R15】

かざみはら まなか

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80.北白川サナによる一人目。倒れている女のスカートに手を伸ばした北白川サナは、鎌を。

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北白川サナは、俺と繋いでいた手を離し、前かがみになると、倒れている女のスカートをめくった。

スカートの中を見せるのはセーフなのか?

見せてくれるなら、見るが。

「これなら、問題ないです。」
と北白川サナ。

北白川サナは、風呂椅子の爆発で粉塵を浴びたせいか、蚊に刺されていない。

めくられたスカートに隠されていた、女の太ももから下があらわになる。

蚊に刺されておらず、赤くボコボコしていない肌が新鮮だ。

見るのはいいのか?

触るのはアリか、ナシか?

俺は、一瞬、悩んだ。

どこまでがセーフで、どこからがアウトなのか。

悩んだのは一瞬。

北白川サナ以外を触りにいったら、北白川サナに鎌で指を落とされる、と思い直した。

命も指も、俺は惜しい。

北白川サナには、鼠径部を見せないようにスカートをめくる技術があった。

ギリギリショット。

フレアのスカートから下着が見えないギリギリに、めくられているスカート。

俺は、スカートから出てきてツヤっと光る二本の足を見ていた。

ご褒美になるのか。

ご褒美だと思っておく。

視聴者は、画面越し。

俺は、生。

生のスカートめくり。

スカートは、めくられっぱなし。

リアルな一時停止。

デスゲーム参加者の俺に、おいしい思いをするチャンスが巡ってきたと思うことにした。

「ストッキングは先に破きます。」

北白川サナは、宣言通り、鎌の刃で、女のストッキングを破く。

ストッキングを破く?

ストッキングを破いても、デスゲームではセーフなのか。

俺は、ストッキングに隠れていない、素足の太ももを見ている。

俺の趣味としては、ストッキングは、ない方がいい。

北白川サナは、太もも部分のストッキングを破いただけで、ストッキングを破くのを止めた。

そして。

北白川サナは、倒れて動けないが、意識はある女の足と足の間に片足を入れて、片足を跨いだ。

動かない女の太ももと太ももの内側に鎌を入れる北白川サナ。

北白川サナは、自身が跨いでいる方の女の足の内ももに鎌の刃を向けた。

そのまま。

北白川サナは、予告なく、鎌を動かした。

太ももを草に見立てて、刈り取るように、鎌を手前にひく北白川サナ。

草ならザッと刈れた。

女の太ももに刃が入る瞬間は見えなかった。

聞いたことがない音がした。

俺の耳は、音をとらえた。

北白川サナの動かす鎌の刃により、皮が破け、肉が切り裂かれていく。

「いやあ、痛い、ぎゃあああ。」
女の叫びは合いの手のよう。

北白川サナの手の動きに迷いはない。

「痛い、痛い、痛い!」

北白川サナは、狙っている場所がある。

そこを切るまで、鎌を進める気だ。

溢れる血の勢いが急に増した。

鎌の刃は、太ももを通る大動脈を切っていた。

「ぎゃあああ。」

耳をふさぎたくなるほどの女の絶叫が響く。

北白川サナは、無言で移動し、まだ切りつけていない方の、女の太ももに、鎌の刃を当てた。

「もう一回あります。」
と北白川サナ。

「ぎゃあああ。いやああ。」
女は、北白川サナに鎌で太ももを切られる前から叫んでいる。

「嫌、痛いのはもういらない。」
と女。

「あの女の断末魔を聞くまで、頑張るといいです。」
と北白川サナは、鎌を動かした。

「ぎゃあああ。うぐあ、痛い。」

女の切りつけられた両足の太ももから流れてくる血は血溜まりにとどまらず、スカートも下着も赤く染めていく。

「私の仲良しは、脚線美が好きです?」
北白川サナは、鎌についた血を振って落とした。

北白川サナは、俺の視線が、女の太ももに集中していたと気づいていたのか。

目の前に、スカートをめくられた足があったら、見る。

怪我で身動きできない女のスカートをめくりにいったりはしないが。

とはいえ。

北白川サナが、わざわざ俺に聞いてきたということは。

『見てもいいけど、私のために見ないでほしかった』んだろう。

北白川サナを刺激しないように返すには?

「隠れていたものが見えたから、気になって、つい。」

「出すまでは、隠れていました。」
と北白川サナ。

見えたからと見続けたのは、目をそらす選択肢が、俺の頭になかっただけだが、そこには触れない。

俺は、命が惜しい。

俺と北白川サナが、通りすがりの女に目移りした男を責める彼女と彼氏のような会話をしている間。

両足の太ももを深く切られた女は、痛みを訴える声を上げ続けている。

まだ流せる血があったのか、と思えるほど血を流している女に、北白川サナは告げた。

「あなたを、私の仲良しの暇つぶしにちょうど良くしておきました。

私の仲良しですよ?」

太ももを切られた女は、立ち去る北白川サナに返事をしなかった。

俺は、北白川サナによって両足の太ももを切られた女の元に、取り残された。

致命傷を与えられた人が、声が出なくなるまで痛みを訴える声を聞き続けるのか。

暇つぶしになるのか?

暇つぶしの提案を承諾したことを後悔し始めた俺に。

両足の太ももを切られた女は悲鳴をあげるのを止めた。

「あなたを見込んで話したいことがあるわ。」
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