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157.目の前で、秘密を話してくれた人が殺されようとしている場面で、見殺しにできるかどうか、が生死を分ける。メグたんが、俺を見ている。
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俺は、とっさに避けた。
避けてから、ハッとした。
俺が避けたら、振りかざされた一輪車は?
床に横たわるモエカに直撃する。
俺は、自分の顔が強張っていくのを自覚した。
見殺しにするのか?
俺の脳裏によぎったのは、俺自身の行動を咎める一言だった。
さっきまで、会話していたモエカが、一輪車で殴り殺されるのを、無傷の俺は、横で見ているのか?
俺は、躊躇してしまった。
足が動かなかった。
安全圏に逃げないといけないと、巻き込まれて死ぬから、モエカを助けないと、モエカに告げたのは、俺自身。
頭の中では、どう動くのがベストか、理解している。
だが。
モエカの側から離れるか、離れるまいか、と逡巡する俺を見て、モエカは、笑った。
「私、恋人の友達には親切にする女だから。」
とモエカ。
俺にあてこする気力もあるモエカは、一輪車を避けようとも、逃げようともしなかった。
なぜだ?
まだ、動ける。
まだ、避けられる。
まだ、逃げられる。
モエカの意識は、はっきりしている。
俺は、避けろ、とモエカに言いたかったが、口に出せずにいた。
一輪車の一撃目を避けても、二撃目以降をモエカが躱し続けるには。
俺が、モエカを助けないと始まらない。
俺の理性は、最初から、状況を正確に把握している。
俺が、全力で、抗っても、モエカを助けることは、不可能。
俺が、モエカを助けようとすると、俺自身も攻撃対象になり、このデスゲームで俺は再起不能に陥ることになる。
全く勝ち目がない。
なぜなら。
モエカを殺すことが、今回のデスゲームの到達点。
モエカを殺さない限り、デスゲームは終わらない。
モエカは、抵抗すればするほど、物理的に痛い思いをする時間が長引く。
俺が、モエカを助けないと決めた理由に、不合理な点は一つもない。
俺が、モエカを見殺しにして、逃げ出すことは。
正義が勝たないデスゲームから生きて脱出することを希望している俺の行動としては、なんら矛盾していない。
俺は、俺の目的の実現のための最適解を知っている。
俺の最適解は、何も難しくない。
今、この瞬間に頭を使う必要はない。
ただ、逃げ出せばいい。
逃げ出さないモエカを見捨てて。
今日殺されることを運命づけられたモエカを見殺しにすればいい。
どうせ助からないモエカを。
何も打つ手がない俺が、モエカを助けるためにできることは、何もない。
分かっている。
骨の髄まで、理解している。
それでも、俺は、その場を動けないでいた。
モエカは、振り下ろされる一輪車と、横にいる俺を視界に入れながら、迫ってくる一輪車に微動だにせず、話し続けた。
「私が佐竹くんにできなかったことを、佐竹くんとはできなかったことを、金剛くんは、しに来たの。
金剛くんは、これからの人だから、長生きしてね。
もう一つ、覚えて帰って。
長生きのコツは、見殺しに慣れることよ。」
とモエカ。
一輪車が俺の鼻先を通って振り下ろされていく。
止めろ、止めろ、止めろ。
制止する言葉は、俺の頭の中で渦巻いている。
何の言葉も紡ぎ出そうとしない、俺の口。
俺の声帯は、機能低下したかのように、言葉を発することを拒否している。
歩き出そうとしても、動かない、俺の足。
俺は、鼻先を通る一輪車がモエカに叩きつけられるのを棒立ちになって見ているだけか?
俺が、モエカを生かすためにできることは、何もないと俺の理性は告げている。
俺の感情が、モエカを見殺しにしたくない、と体の内側に渦巻いていて、俺は、モエカを見殺しにすることに躊躇してしまい、動けなくなっていた。
モエカは、一輪車が振り下ろされる直前まで、俺に話し続けた。
「どんなに仲良くなっても、参加者は、殺すか、殺されるかの二択しかないの。
弱い者同士で、力を合わせて、生き抜こうなどという綺麗事を真に受けたら、絶望しながら死ぬ羽目になるわ。
正義が勝たないデスゲームが始まった日から今日まで。
私、誰かを救ったことはないの。
一度も。
金剛くんは、特別に助けてあげる。
私の最初で最後をあげるわ。」
と話すとモエカは、口を閉じた。
それが、モエカから聞けた最後の台詞になった。
台詞の最後の方、モエカの声は、かろうじて聞こえるくらいに小さくなっていった。
涙まじりの声で。
モエカのまなじりからは、涙がこぼれて、血と一緒になって、床に広がる髪の毛を濡らしていた。
死にたくないのに、死を受け入れて、無抵抗で殺されるモエカは、モエカに聞いた佐竹ハヤトの最期と似ていた。
佐竹ハヤトの自死に手を貸したのは、恋人のモエカだった。
無抵抗のモエカを一輪車で殴打して、死を早めようてするタケハヤプロジェクトの学生は、佐竹ハヤトやモエカとは親しかったのか?
『見殺しに慣れることよ。』
モエカの台詞が、耳に残っている。
モエカは、俺に見殺しを経験させたかったのか?
モエカは、まなじりから流れる涙で、まなじりからこめかみに向けての顔の血を洗い流していた。
涙の止まらない無抵抗なモエカが、一輪車で殴打され続けるのを、俺は、モエカの横で見ていた。
タケハヤプロジェクトの学生もメグたんも、俺を排除しようとはしなかった。
涙を流していたモエカの、一度閉じた口は、二度と開かなかった。
「アスレチックは、終了です。
お疲れ様でした。
各自、スマホの指示に従って退出してください。」
機械音声が、今日のデスゲームの終わりを告げる。
タケハヤプロジェクトの学生は、一斉に、一輪車や竹馬を手放した。
俺のスマホが、ズボンのポケットで震えている。
俺は、スマホに手を伸ばしながらも、スマホを見る気になれなかった。
モエカの変わり果てた姿の隣で、俺は立ち尽くしている。
もう、何も聞こえず、意識がないとしても、声をかけてから、モエカの側を離れると俺は決めていた。
最初に、モエカが、俺を警戒していた通りになった。
今日は、モエカを殺すためのデスゲーム。
友達の彼女だったモエカは、俺を生き延びさせるために、俺に助けを求めなかった。
俺は、友達の彼女を見殺しにして、生き延びた。
かつて、恋い焦がれていた女を見殺しにして、俺は、アスレチックのデスゲームを生き延びた。
俺は、変わり果てたモエカの側に、もう一度しゃがんだ。
今度は、誰にも気兼ねすることなく。
「佐竹ハヤトと生きてくれてありがとう。
モエカは、今まで、一人でよく頑張った。
モエカが、命を賭けてくれた教訓を元に、正義が勝たないデスゲームから、俺は生きて脱出する。
佐竹ハヤトの人生も、モエカの頑張りも、無駄にはしない。」
モエカのまなじりから、最後の涙の残りが、流れていった。
立ち上がって、顔を上げると。
タケハヤプロジェクトの学生は、部屋からいなくなっていた。
出入り口に、メグたんが立っている。
メグたんと俺の視線がぶつかった。
避けてから、ハッとした。
俺が避けたら、振りかざされた一輪車は?
床に横たわるモエカに直撃する。
俺は、自分の顔が強張っていくのを自覚した。
見殺しにするのか?
俺の脳裏によぎったのは、俺自身の行動を咎める一言だった。
さっきまで、会話していたモエカが、一輪車で殴り殺されるのを、無傷の俺は、横で見ているのか?
俺は、躊躇してしまった。
足が動かなかった。
安全圏に逃げないといけないと、巻き込まれて死ぬから、モエカを助けないと、モエカに告げたのは、俺自身。
頭の中では、どう動くのがベストか、理解している。
だが。
モエカの側から離れるか、離れるまいか、と逡巡する俺を見て、モエカは、笑った。
「私、恋人の友達には親切にする女だから。」
とモエカ。
俺にあてこする気力もあるモエカは、一輪車を避けようとも、逃げようともしなかった。
なぜだ?
まだ、動ける。
まだ、避けられる。
まだ、逃げられる。
モエカの意識は、はっきりしている。
俺は、避けろ、とモエカに言いたかったが、口に出せずにいた。
一輪車の一撃目を避けても、二撃目以降をモエカが躱し続けるには。
俺が、モエカを助けないと始まらない。
俺の理性は、最初から、状況を正確に把握している。
俺が、全力で、抗っても、モエカを助けることは、不可能。
俺が、モエカを助けようとすると、俺自身も攻撃対象になり、このデスゲームで俺は再起不能に陥ることになる。
全く勝ち目がない。
なぜなら。
モエカを殺すことが、今回のデスゲームの到達点。
モエカを殺さない限り、デスゲームは終わらない。
モエカは、抵抗すればするほど、物理的に痛い思いをする時間が長引く。
俺が、モエカを助けないと決めた理由に、不合理な点は一つもない。
俺が、モエカを見殺しにして、逃げ出すことは。
正義が勝たないデスゲームから生きて脱出することを希望している俺の行動としては、なんら矛盾していない。
俺は、俺の目的の実現のための最適解を知っている。
俺の最適解は、何も難しくない。
今、この瞬間に頭を使う必要はない。
ただ、逃げ出せばいい。
逃げ出さないモエカを見捨てて。
今日殺されることを運命づけられたモエカを見殺しにすればいい。
どうせ助からないモエカを。
何も打つ手がない俺が、モエカを助けるためにできることは、何もない。
分かっている。
骨の髄まで、理解している。
それでも、俺は、その場を動けないでいた。
モエカは、振り下ろされる一輪車と、横にいる俺を視界に入れながら、迫ってくる一輪車に微動だにせず、話し続けた。
「私が佐竹くんにできなかったことを、佐竹くんとはできなかったことを、金剛くんは、しに来たの。
金剛くんは、これからの人だから、長生きしてね。
もう一つ、覚えて帰って。
長生きのコツは、見殺しに慣れることよ。」
とモエカ。
一輪車が俺の鼻先を通って振り下ろされていく。
止めろ、止めろ、止めろ。
制止する言葉は、俺の頭の中で渦巻いている。
何の言葉も紡ぎ出そうとしない、俺の口。
俺の声帯は、機能低下したかのように、言葉を発することを拒否している。
歩き出そうとしても、動かない、俺の足。
俺は、鼻先を通る一輪車がモエカに叩きつけられるのを棒立ちになって見ているだけか?
俺が、モエカを生かすためにできることは、何もないと俺の理性は告げている。
俺の感情が、モエカを見殺しにしたくない、と体の内側に渦巻いていて、俺は、モエカを見殺しにすることに躊躇してしまい、動けなくなっていた。
モエカは、一輪車が振り下ろされる直前まで、俺に話し続けた。
「どんなに仲良くなっても、参加者は、殺すか、殺されるかの二択しかないの。
弱い者同士で、力を合わせて、生き抜こうなどという綺麗事を真に受けたら、絶望しながら死ぬ羽目になるわ。
正義が勝たないデスゲームが始まった日から今日まで。
私、誰かを救ったことはないの。
一度も。
金剛くんは、特別に助けてあげる。
私の最初で最後をあげるわ。」
と話すとモエカは、口を閉じた。
それが、モエカから聞けた最後の台詞になった。
台詞の最後の方、モエカの声は、かろうじて聞こえるくらいに小さくなっていった。
涙まじりの声で。
モエカのまなじりからは、涙がこぼれて、血と一緒になって、床に広がる髪の毛を濡らしていた。
死にたくないのに、死を受け入れて、無抵抗で殺されるモエカは、モエカに聞いた佐竹ハヤトの最期と似ていた。
佐竹ハヤトの自死に手を貸したのは、恋人のモエカだった。
無抵抗のモエカを一輪車で殴打して、死を早めようてするタケハヤプロジェクトの学生は、佐竹ハヤトやモエカとは親しかったのか?
『見殺しに慣れることよ。』
モエカの台詞が、耳に残っている。
モエカは、俺に見殺しを経験させたかったのか?
モエカは、まなじりから流れる涙で、まなじりからこめかみに向けての顔の血を洗い流していた。
涙の止まらない無抵抗なモエカが、一輪車で殴打され続けるのを、俺は、モエカの横で見ていた。
タケハヤプロジェクトの学生もメグたんも、俺を排除しようとはしなかった。
涙を流していたモエカの、一度閉じた口は、二度と開かなかった。
「アスレチックは、終了です。
お疲れ様でした。
各自、スマホの指示に従って退出してください。」
機械音声が、今日のデスゲームの終わりを告げる。
タケハヤプロジェクトの学生は、一斉に、一輪車や竹馬を手放した。
俺のスマホが、ズボンのポケットで震えている。
俺は、スマホに手を伸ばしながらも、スマホを見る気になれなかった。
モエカの変わり果てた姿の隣で、俺は立ち尽くしている。
もう、何も聞こえず、意識がないとしても、声をかけてから、モエカの側を離れると俺は決めていた。
最初に、モエカが、俺を警戒していた通りになった。
今日は、モエカを殺すためのデスゲーム。
友達の彼女だったモエカは、俺を生き延びさせるために、俺に助けを求めなかった。
俺は、友達の彼女を見殺しにして、生き延びた。
かつて、恋い焦がれていた女を見殺しにして、俺は、アスレチックのデスゲームを生き延びた。
俺は、変わり果てたモエカの側に、もう一度しゃがんだ。
今度は、誰にも気兼ねすることなく。
「佐竹ハヤトと生きてくれてありがとう。
モエカは、今まで、一人でよく頑張った。
モエカが、命を賭けてくれた教訓を元に、正義が勝たないデスゲームから、俺は生きて脱出する。
佐竹ハヤトの人生も、モエカの頑張りも、無駄にはしない。」
モエカのまなじりから、最後の涙の残りが、流れていった。
立ち上がって、顔を上げると。
タケハヤプロジェクトの学生は、部屋からいなくなっていた。
出入り口に、メグたんが立っている。
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