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第2章 憶測で語らない。可能性は否定しない。
10.中学校の校門に監視カメラ設置を受け付けない通行人、中学校、中学校に通う生徒とその保護者は、どういう関係か手記から読み解くのが良いか?
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「引き取らなかった親による連れ去りについて、意見は?」
と君下。
「もう一人の親が迎えに来たなら、もう一人の親のところにいると分かっているのに、消息不明?」
と奈美。
「消息不明という表現を使う人の立場によっては、消息不明になる。」
と君下。
「え、ややこしい。」
と玲。
「迎えに来た親は、自分と一緒にいることが分かる。
ただし、もう一人の親には、子どもの行方が分からなくなっている。」
と君下。
「家庭関係の事件なら、消息を絶ったとされる子どもの消息を伏せてもおかしくない。」
と補足する磨白。
「手記に書いてある事件が、家庭関係の案件だと分かった時点で手記に関わるのは止めよう。
いいね?」
と君下。
「他所の家庭について、あーだこーだ言ったら、我が家はどうなんだと叩かれること間違いなし。」
と総。
「他所の家庭の話なら、私には無害。
私に無害な内容が書いてあると分かった時点で、謎を解き明かす必要はなくなる。」
と奈美。
「他所の家庭関係の案件だと分かったら、速やかに撤収する、と。このスタンスでいい?」
と磨白。
「「「いい。」」」
と総、奈美、玲。
「家庭関係以外の原因について意見を出していこう。」
と君下。
「手記には、保護者と生徒は、学校がある地域の住民とのトラブルを抱えていることを示唆している。」
と磨白。
「学校というよりも、生徒とその保護者が、地域住民と対立しているように読み取れる。
学校のスタンスが書かれていないのは、長いものに巻かれたいから?」
と総。
「監視カメラをつけることを住民から拒否されていたと手記には書いてある。
でも、私の学校には監視カメラがついている。
地域差?学校による対応の違い?」
と奈美。
「地域差でもあり、学校による違いでもあり、時代差もあるかもしれない。
この手記を書いた人物は、いつの事件のことを書いたのかも不明だ。」
と君下。
「監視カメラが出回る前の時代?」
と玲。
「監視カメラがあることを安心だととらえる人もいれば、設置された監視カメラに写されることを拒否する人もいる。」
と君下。
「時代よりも、その人それぞれの考え方による?」
と奈美。
「考え方には、地域差に根差したものもあるかもしれない。
地域住民の種類は二種類。
通り過ぎることはあっても、中学校周辺に住んでいない人か?
中学校周辺に住んでいる人か。」
と総。
「中学校周辺に住んでいたら、生活スタイルを把握されるように感じる?」
と奈美。
「通り過ぎるだけだったら、一瞬映るくらい、まあいいか、と受け入れられる?」
と玲。
「車を使った事件では、事件に使用されたナンバープレートや車両情報を監視カメラから得たりする。」
と君下。
「校門に監視カメラがあると安心。
生徒と保護者がそう思うようなことが、その中学校の校門で既に起きていた?」
と総。
「住民と生徒または生徒の保護者との間では、既にトラブルが起きていた。
監視カメラをつけたい生徒と保護者側の要望を中学校の校門が面している道を通行する人が拒否した。」
と奈美
「監視カメラが校門から学校の内側を写すんじゃなくて、校門から外側を写すための用途だったから、通行する人は監視カメラの設置を拒否した?」
と総。
「校門に設置する監視カメラは、校門にいる生徒や保護者の姿じゃなく、校門に近づく通行人を写すためのものものだった?」
と玲。
「通行する人と保護者や生徒の関係が中学校の校門に監視カメラをつけるか否かで揉めるほど拗れているなら。
監視カメラを拒否する通行する人と、監視カメラを望む生徒や保護者とは、中学校の校門以外に、トラブルを抱えていたりは?」
と総。
「学校に通う年齢層の子どもがいる家庭じゃなければ、学校に関わることは少なくなる。」
と君下。
「卒業してから、小学校に遊びに行く誘いもきたけれど、新しい生活に慣れたいからと断ったなあ。」
と総。
総は、中高一貫校に進学している。
「地域で子育てとも言うけれど、同じ学校に通う保護者同士でさえ、親子の顔と名前が一致しないこともある。」
と君下。
「叔父さんは、私、総、奈美、玲の学校に保護者として毎年、学校に通ってくれているから事情通になった。」
と磨白。
「監視カメラを校門につけたいと要望を出した保護者と生徒というのは、くだんの中学校の全学年の保護者と生徒をさして書かれていたのか。
監視カメラを要望として出すような事件が通行する人との間に起きた生徒と保護者がいて、監視カメラ設置の要望を出したのか。
保護者目線では、そういう考え方も持てる。」
と君下。
「通行する人が、元卒業生や、卒業生の家族だったら、中学校内での生徒同士のトラブルから発展したことになる?」
と奈美。
「子どもが卒業したり、成人してしまえば、わざわざ学校に行く用事はない。
校内への関係者以外の立ち入りを禁止する学校が大半。
卒業しても通行する人として学校の前を通ることはある。
中学校内でのトラブルが中学校を起点に続いているという見方も確保しておこう。」
と君下。
と君下。
「もう一人の親が迎えに来たなら、もう一人の親のところにいると分かっているのに、消息不明?」
と奈美。
「消息不明という表現を使う人の立場によっては、消息不明になる。」
と君下。
「え、ややこしい。」
と玲。
「迎えに来た親は、自分と一緒にいることが分かる。
ただし、もう一人の親には、子どもの行方が分からなくなっている。」
と君下。
「家庭関係の事件なら、消息を絶ったとされる子どもの消息を伏せてもおかしくない。」
と補足する磨白。
「手記に書いてある事件が、家庭関係の案件だと分かった時点で手記に関わるのは止めよう。
いいね?」
と君下。
「他所の家庭について、あーだこーだ言ったら、我が家はどうなんだと叩かれること間違いなし。」
と総。
「他所の家庭の話なら、私には無害。
私に無害な内容が書いてあると分かった時点で、謎を解き明かす必要はなくなる。」
と奈美。
「他所の家庭関係の案件だと分かったら、速やかに撤収する、と。このスタンスでいい?」
と磨白。
「「「いい。」」」
と総、奈美、玲。
「家庭関係以外の原因について意見を出していこう。」
と君下。
「手記には、保護者と生徒は、学校がある地域の住民とのトラブルを抱えていることを示唆している。」
と磨白。
「学校というよりも、生徒とその保護者が、地域住民と対立しているように読み取れる。
学校のスタンスが書かれていないのは、長いものに巻かれたいから?」
と総。
「監視カメラをつけることを住民から拒否されていたと手記には書いてある。
でも、私の学校には監視カメラがついている。
地域差?学校による対応の違い?」
と奈美。
「地域差でもあり、学校による違いでもあり、時代差もあるかもしれない。
この手記を書いた人物は、いつの事件のことを書いたのかも不明だ。」
と君下。
「監視カメラが出回る前の時代?」
と玲。
「監視カメラがあることを安心だととらえる人もいれば、設置された監視カメラに写されることを拒否する人もいる。」
と君下。
「時代よりも、その人それぞれの考え方による?」
と奈美。
「考え方には、地域差に根差したものもあるかもしれない。
地域住民の種類は二種類。
通り過ぎることはあっても、中学校周辺に住んでいない人か?
中学校周辺に住んでいる人か。」
と総。
「中学校周辺に住んでいたら、生活スタイルを把握されるように感じる?」
と奈美。
「通り過ぎるだけだったら、一瞬映るくらい、まあいいか、と受け入れられる?」
と玲。
「車を使った事件では、事件に使用されたナンバープレートや車両情報を監視カメラから得たりする。」
と君下。
「校門に監視カメラがあると安心。
生徒と保護者がそう思うようなことが、その中学校の校門で既に起きていた?」
と総。
「住民と生徒または生徒の保護者との間では、既にトラブルが起きていた。
監視カメラをつけたい生徒と保護者側の要望を中学校の校門が面している道を通行する人が拒否した。」
と奈美
「監視カメラが校門から学校の内側を写すんじゃなくて、校門から外側を写すための用途だったから、通行する人は監視カメラの設置を拒否した?」
と総。
「校門に設置する監視カメラは、校門にいる生徒や保護者の姿じゃなく、校門に近づく通行人を写すためのものものだった?」
と玲。
「通行する人と保護者や生徒の関係が中学校の校門に監視カメラをつけるか否かで揉めるほど拗れているなら。
監視カメラを拒否する通行する人と、監視カメラを望む生徒や保護者とは、中学校の校門以外に、トラブルを抱えていたりは?」
と総。
「学校に通う年齢層の子どもがいる家庭じゃなければ、学校に関わることは少なくなる。」
と君下。
「卒業してから、小学校に遊びに行く誘いもきたけれど、新しい生活に慣れたいからと断ったなあ。」
と総。
総は、中高一貫校に進学している。
「地域で子育てとも言うけれど、同じ学校に通う保護者同士でさえ、親子の顔と名前が一致しないこともある。」
と君下。
「叔父さんは、私、総、奈美、玲の学校に保護者として毎年、学校に通ってくれているから事情通になった。」
と磨白。
「監視カメラを校門につけたいと要望を出した保護者と生徒というのは、くだんの中学校の全学年の保護者と生徒をさして書かれていたのか。
監視カメラを要望として出すような事件が通行する人との間に起きた生徒と保護者がいて、監視カメラ設置の要望を出したのか。
保護者目線では、そういう考え方も持てる。」
と君下。
「通行する人が、元卒業生や、卒業生の家族だったら、中学校内での生徒同士のトラブルから発展したことになる?」
と奈美。
「子どもが卒業したり、成人してしまえば、わざわざ学校に行く用事はない。
校内への関係者以外の立ち入りを禁止する学校が大半。
卒業しても通行する人として学校の前を通ることはある。
中学校内でのトラブルが中学校を起点に続いているという見方も確保しておこう。」
と君下。
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