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第3章 結婚しました。公爵閣下と。オレ、歓迎、されてます?
21.オレに、教育係がつきました。公爵の伴侶として、振る舞うために。
公爵の伴侶になったオレは、毎日、伴侶のための教育を受けている。
公爵は、オレと結婚した日に、屋敷の使用人を集めて、結婚したと宣言して、出ていこうとした。
ふざけんな、と思ったオレは。
『話は何も終わっていない。出ていく前に、オレと話をしていけ。』
と公爵を追いかけた。
「仲睦まじいご夫婦で。」
と宰相補佐。
「新婚だから、当然だ。」
と公爵。
六人は、オレを置いて、公爵邸から出ていった。
本気で、意味がわからないオレを公爵の屋敷に残して。
その日から。
オレは、公爵の伴侶としての生活することになった。
この国の歴史から、王侯貴族と、作法や文化について習得しなくてはいけないらしい、オレが。
公爵の伴侶だから、知っていて当然だとさ。
なんでだよ?
オレは、いつか、日本に帰るためだと、自分で、自分をなだめながら、覚えた。
「公爵の伴侶たるもの。
このくらいは、出来て当然です。」
「物を知らなすぎです。
よく、今まで、恥もかかずに生きてきましたね。」
オレの教育係とやらが、とにかくうるさい。
「私が来たからには、公爵の伴侶として、心ゆくまで、公爵を支える人間に生まれ変えさせます。」
オレは、そんな人生、望んでいないんだけど。
「なんで、そんなに、公爵のことが皆好きなんだ?」
めちゃくちゃ不思議。
「好きにならない人はいません。」
と教育係。
「いるわ、ここに。」
オレのツッコミは、スルー。
何でだよ。
「公爵の偉大さを理解しない人が我が国にいたとは。」
やれやれ、と頭を振る教育係。
「知らんもんは、知らん。」
「仕方ありません。公爵の伴侶が、無知をさらせば、公爵が恥をかきます。
私が教えます。」
と教育係。
あをたは、教育係と違うのか?
一言居士か?
教えてもらうのは、シャクだけど、知らないままも困る。
日本に帰るまで、この世界で生きていかないと。
「公爵は、何をしたんだよ。」
「この国は、公爵に救われたんです。」
と教育係。
「国の財政が悪化して、私財でも投じたのか?」
「違います。」
と教育係。
「じゃあ、何?」
「本当に知らないんですか?魔王を倒したんですよ。」
と教育係。
魔王?
シューベルトの魔王?
あの魔王?
あだ名が魔王じゃなく。
公爵は、オレと結婚した日に、屋敷の使用人を集めて、結婚したと宣言して、出ていこうとした。
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