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第3章 結婚しました。公爵閣下と。オレ、歓迎、されてます?
35.『公爵は、婚約者候補を結婚相手に格上げしなかった事実を見つめろ。今日は帰れ。出禁にするが、相談くらいはのってやる。』
オレが、言って聞かせる話でもないんだが、こいつらには、誰も言ってくれる人がいないんだろうなあ。
こいつらの人望のなさ、のせいか?
こいつらの立ち位置が問題か?
こいつらの周囲が、毒なのか?
引き返せるうちに、引き返したらいい。
傷は浅ければ、浅いほど、次に進みやすいだろうよ。
「あんた達、結婚したい気持ちがあるなら、振り向かない男にいつまでもしがみつかずに、次の男を探せ。
公爵との結婚する未来は、どれだけ待っても、あんた達には来ない。」
「愚かな伴侶との婚姻が、続くとでもいうのか。」
と国王陛下の姉。
「あんた達が、結婚したいくらいのいい男が公爵なら。
あんた達が、他の男との結婚を決めて。
『ずっと好きだったけど、公爵が好きになってくれるのを待つのは止めた。
お互いを見つめ合える相手と結婚することにした。
青春の思い出をありがとう。』
と言って、付き合い方を変えた方が、関係が良くなるんじゃないか?
公爵は、あんた達を不幸にしないで済む。
あんた達は、幸せになる。
公爵も、あんた達も不幸にならない。」
司祭の従兄弟は、じっと考え込んでいる。
一番、年下の彼は、同じ10代の恋人達の姿を見ているだろうしな。
追いかける恋が楽しいうちは、実る見込みがなくても充実しているだろう。
想い人の眼中に無いままでいるのが、苦しくなってきたら、その恋は、潮時かもしれない。
心の整理がついたら、別の恋を探してもいい。
国王陛下の姉は、立場の変化に気持ちがついていけてないんだろうな。
彼女が王女だった時代は、魔王が先代国王陛下を消失させて、弟が国王陛下に即位した時点で、終わった。
国王陛下の姉となったからには、王女と同じ振る舞いでは足りない。
でも、それを教えるのが、間に合わなかったかもしれない。
他の点では、国王陛下の姉として振る舞うけれど、王女時代に戻りたい気持ちが、公爵への拗らせに繋がっている気もする。
本人も周りも、状況の変化についていく方を優先していくうちに、国王陛下の姉の心は、置いてけぼりになったんだろうなあ。
「結婚する気持ちがないなら、いつまでも、公爵、好き好き、と言っていればいい。
言えば言うほど、婚期を遅らせるからな。
独身希望なら。
公爵を好き、と言っている間は、誰にも相手にされない。」
「相手にされない?わたくしが?」
と侯爵のご令嬢。
「結婚できる見込みがない相手との夢に生きているような娘と、結婚したがる男がいるか?」
「夢に生きている、ですって。」
宰相の娘は、反発しつつも、最初ほど強気じゃなくなった。
「いずれにしても、あんた達4人は、公爵家には、出入り禁止だ。
あんた達が、公爵以外と結婚して、新しい家庭が、円満にいけば、過去に素敵だと思っていた男なんか、虚構だ。
公爵に、あんた達と結婚する意思はない。
公爵の伴侶のオレは、公爵に見向きもされなかったあんた達を公爵家には入れない。
あんた達が、公爵とオレにとって、安全で有益な関係を築けるようになったら、公爵家の外で、話をする。
あんた達、オレが公爵の伴侶に決まった時点で、公爵以外に目を向けておけば、公爵家の敷地を出入り禁止にならずに済んだんだ。
さあ、次を探しに行け。」
「次に、なんて、簡単に言うな。」
と近衛騎士団長の甥は、顔をしかめている。
「簡単じゃない。
そもそも、公爵の伴侶のオレが、あんた達に言わなきゃならん状況が異常だ。
脈なしの男を追いかけていても、逃げられ続ける。
あんた達が、次の男を探すのは、自分で決めることか、周りが決めることか、オレは知らない。
婚約者候補のまま相手にされずに終わった現実は、自分自身で受けとめろ。」
全員、静かになった。
「相談に乗ってほしけりゃ、日を改めて、公爵の伴侶のオレに約束をとりつけにこい。
場所は、あんた達のうち、か、公爵家の敷地ではない場所だ。
あんた達、公爵家には、もう来るな。
公爵は、なんとも思っていないのに、片思いで、未練ばかり募らせたら、苦しくなるだけだ。
今日は、もう帰れ。」
司祭の従兄弟を皮切りに、近衛騎士団長の甥が退出していく。
国王陛下の姉が退出すると、宰相の娘もすぐ退出した。
本日のお茶会は、これにて終了。
お疲れ様でした、オレ。
こいつらの人望のなさ、のせいか?
こいつらの立ち位置が問題か?
こいつらの周囲が、毒なのか?
引き返せるうちに、引き返したらいい。
傷は浅ければ、浅いほど、次に進みやすいだろうよ。
「あんた達、結婚したい気持ちがあるなら、振り向かない男にいつまでもしがみつかずに、次の男を探せ。
公爵との結婚する未来は、どれだけ待っても、あんた達には来ない。」
「愚かな伴侶との婚姻が、続くとでもいうのか。」
と国王陛下の姉。
「あんた達が、結婚したいくらいのいい男が公爵なら。
あんた達が、他の男との結婚を決めて。
『ずっと好きだったけど、公爵が好きになってくれるのを待つのは止めた。
お互いを見つめ合える相手と結婚することにした。
青春の思い出をありがとう。』
と言って、付き合い方を変えた方が、関係が良くなるんじゃないか?
公爵は、あんた達を不幸にしないで済む。
あんた達は、幸せになる。
公爵も、あんた達も不幸にならない。」
司祭の従兄弟は、じっと考え込んでいる。
一番、年下の彼は、同じ10代の恋人達の姿を見ているだろうしな。
追いかける恋が楽しいうちは、実る見込みがなくても充実しているだろう。
想い人の眼中に無いままでいるのが、苦しくなってきたら、その恋は、潮時かもしれない。
心の整理がついたら、別の恋を探してもいい。
国王陛下の姉は、立場の変化に気持ちがついていけてないんだろうな。
彼女が王女だった時代は、魔王が先代国王陛下を消失させて、弟が国王陛下に即位した時点で、終わった。
国王陛下の姉となったからには、王女と同じ振る舞いでは足りない。
でも、それを教えるのが、間に合わなかったかもしれない。
他の点では、国王陛下の姉として振る舞うけれど、王女時代に戻りたい気持ちが、公爵への拗らせに繋がっている気もする。
本人も周りも、状況の変化についていく方を優先していくうちに、国王陛下の姉の心は、置いてけぼりになったんだろうなあ。
「結婚する気持ちがないなら、いつまでも、公爵、好き好き、と言っていればいい。
言えば言うほど、婚期を遅らせるからな。
独身希望なら。
公爵を好き、と言っている間は、誰にも相手にされない。」
「相手にされない?わたくしが?」
と侯爵のご令嬢。
「結婚できる見込みがない相手との夢に生きているような娘と、結婚したがる男がいるか?」
「夢に生きている、ですって。」
宰相の娘は、反発しつつも、最初ほど強気じゃなくなった。
「いずれにしても、あんた達4人は、公爵家には、出入り禁止だ。
あんた達が、公爵以外と結婚して、新しい家庭が、円満にいけば、過去に素敵だと思っていた男なんか、虚構だ。
公爵に、あんた達と結婚する意思はない。
公爵の伴侶のオレは、公爵に見向きもされなかったあんた達を公爵家には入れない。
あんた達が、公爵とオレにとって、安全で有益な関係を築けるようになったら、公爵家の外で、話をする。
あんた達、オレが公爵の伴侶に決まった時点で、公爵以外に目を向けておけば、公爵家の敷地を出入り禁止にならずに済んだんだ。
さあ、次を探しに行け。」
「次に、なんて、簡単に言うな。」
と近衛騎士団長の甥は、顔をしかめている。
「簡単じゃない。
そもそも、公爵の伴侶のオレが、あんた達に言わなきゃならん状況が異常だ。
脈なしの男を追いかけていても、逃げられ続ける。
あんた達が、次の男を探すのは、自分で決めることか、周りが決めることか、オレは知らない。
婚約者候補のまま相手にされずに終わった現実は、自分自身で受けとめろ。」
全員、静かになった。
「相談に乗ってほしけりゃ、日を改めて、公爵の伴侶のオレに約束をとりつけにこい。
場所は、あんた達のうち、か、公爵家の敷地ではない場所だ。
あんた達、公爵家には、もう来るな。
公爵は、なんとも思っていないのに、片思いで、未練ばかり募らせたら、苦しくなるだけだ。
今日は、もう帰れ。」
司祭の従兄弟を皮切りに、近衛騎士団長の甥が退出していく。
国王陛下の姉が退出すると、宰相の娘もすぐ退出した。
本日のお茶会は、これにて終了。
お疲れ様でした、オレ。
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